アウトプット

創作意欲については,色んな人やモノ,出来事によって引き出される.僕の場合,高校生の時は自分の内面や伝えたいこと(理不尽への怒りとかそういった類)を詩というか歌詞にしていたけれど,今はそのフェーズは通り越して,「こういった構成の曲を作りたい」「こういった雰囲気の曲を作りたい」という曲の完成形を目指してせっせと音を探すやり方になっている.まあこれは人によるんだろうけれど,僕の中では答えがあって(自分では見えていないけれど)その答えを探すために毎日言葉を探したり,鼻歌をうたったりギターを弾いたり文字を起こしたりしている.

曲の構想は明確なものがあって,ものすごくわかりやすくいうと「シューゲイザーの曲が作りたい!」とか「マス・ポスト感の強い曲が作りたい!」とか,「サビでぶち上がる歌もの曲を作りたい!」とかそういうの.その目標に向けて曲を組み立てていく感じ.だからある意味戦略的と言えるのかもしれない.今はシューゲイザーの曲が作りたい.

音作りに苦戦していて,さらに宅録なので望む音が見当たらなくて試行錯誤している.スタジオとかで鳴らす生のアンプとアンプシュミレーター違いすぎる.でも原因がエフェクターなのかパソコン側なのか,中間機材のせいなのかわからない.時間がかかる.

シューゲイザーの曲のトレブル成分をかなり尖らせてリバーブをかければ,僕にとっては光のイメージが有る.夕方の太陽が沈みかけるときの光の海みたいな感覚は,まるで光に包まれているようでとても好きだ.なので光の中に包まれている感覚になる曲が作りたいとずっと悩んでいる.曲を聞けば,そのたびに夕方のあの雰囲気を味わえるようなそんな曲がずっと作りたい.(その曲を作るために色々試作してはTwitterに出しているけれど,結果ボツ曲になるものが多い気がしている.)

本題の曲を作る傍ら,全然その曲には合わないフレーズとかがぴょっと飛び出してくることがあって,それが別曲になったりする.だから意図はなくても同時並行で曲ができることが多い.
「文字盤並びの人々」では,透過する光を作る傍らでWonder fallができた.そんな感じ.

残響系というくくりに僕は入っているような気もしているけれど,僕は残響キッズというよりかはただのPeople in the box,ポスト・ロック好きというだけで,完全なポストロックを同期バンドが作っているとものすごい劣等感がある.作ろう作ろうとしても作りきれなくてうーんという時間が多い.その悩みながら作った曲だからこそ,僕の作った曲というふうにも言えるけれども,「僕もこんなのつくれるんだぜ!」って見せてやりたいし,驚かせたい.そのポテンシャルはあると思っている.あってほしい.

次の曲があるんだけれど,それは完全に宅録なので,それがどこまで通用するかものすごく怖い.
通用してくれないと困る.今の方法がだめということなので,またやり方を考えないといけないから.

コロナのおかげで自分のための曲として作ることができていて,大変精神的に良い感じ.早く発表したいのに,曲の本録りができなくて発表できない.早くライブハウスでライブしたい.

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