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「性格診断はスナップショットに過ぎない」と語るUNICORNが採用に適性検査を使う理由

Jobgram(ジョブグラム)を導入いただいている企業の方に、採用の課題や導入してから感じた変化、組織を作る上で大切にしていることなど、採用にまつわるさまざまなお話をご紹介いただきます。

今回お話を伺ったのは、UNICORN株式会社CEO & Founderの山田 翔さん(以下、山田さん)と、組織開発・採用を担当している取締役の井上 孝仁さん(以下、井上さん)です。

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会社紹介|UNICORN株式会社
2013年アドウェイズの100%子会社として、アドテク領域における新サービスの開発をミッションに設立。既存サービスやステークホルダーに捉われない、自由な発想で時代をリードする開発を行っている。

マーケティングプラットフォームであるUNICORNは、2021年時点で月間買い付け可能トラフィック6,000億impを突破。SSPとのRTB取引の中でリアルタイムにインプレッションの価値を予測し、UNICORN上で展開される各キャンペーンにとって最適な価格での自動入札を実現している。

●以前の課題
・本格的な採用をした経験があまりない
・カルチャーマッチの言語化ができていない

・社員数:30名
・売上規模:37億円 / 年

現在の採用フロー
グループディスカッション+Webテスト→Jobgram→一次面接(取締役)→二次面接(リーダー職)→最終面接(CEO)
Jobgram適性検査の利用回数 :23回 /月

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初めての本格的な採用活動、UNICORNらしく定量・定性で進めたい

ー適性検査を導入しようと思われた理由は何だったんでしょうか?​

井上さん
UNICORNは当初、アドウェイズグループ内の人材メインで作られた組織でした。しかし事業を大きく拡大していくにあたって、新たに採用していこうというフェーズを迎えました。

ただ、これまで積極的に採用活動をしていないためノウハウもあまりなく、また事業の進め方的にも会社のカルチャー的にも「感覚」だけに頼るのではなく、「データ」を取り入れた方法で採用活動をしたいという思いがあって、色々なサービスを見ていた時期に代表の山田がJobgramの性格診断を受けていて。
山田さん
Jobgramの診断結果がTwitterで流れてきて、個人的に試しました。そこから適性検査サービスを知って、手軽に使えそうだったのですぐにやってみようという話になった感じです。
山田さん
過去に別の性格診断を受けたとき「こういう診断を使ってメンバーや自分の特性を理解するのはいいな」と、もともと考えていたのもあって、すぐに決断しました。

ー採用についての課題はありましたか?

山田さん
過去に、自分の先入観によって正しく判断できなかったことが何度かありました。

例えば、テンションが高くて社交的な雰囲気で、いわゆるイケイケなキャラクターな方に対して、何となく営業が得意なタイプだろうと思ってしまった。でも、実際に性格診断を受けてみるとサポーター適性(※)がすごく高かったり、そこには大きなギャップがあったんです。

そういった経験から、主観によるバイアスをなくすべきだと思うようになりました。

※ サポーター適性
仕事をする上での思考パターンを4つの因子に分類したうちの1つ。内包する性質は「他者志向」「勤勉」で、この数値が高いと、自分よりも他人を優先する。

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ー貴社は、検討から導入までかなり早いスピード感だったのですが、Jobgramの導入を決めた理由は何だったんでしょう?

井上さん
以前は、性格診断的なサービスについて、正直少し懐疑的でした。
しかしJobgramを受けてみたときに診断結果を見て、「これはめちゃめちゃ当たってそう」と感じたのが大きかったです。「メンバー一人ひとりの特性をこんな風に可視化できるなら採用にも絶対使える!」と。
山田さん
そういった診断の精度が高さはもちろんなんですが、「さくっと試せる&少額から使える」っていうのもかなり大きかったです!

何か新しいサービスやツールを試してみたいときに「では、まず契約書を……」っていう展開になると重たいなって感じてしまうんですよね。Jobgramはそこが簡単だったのと少額から使えたので、すぐに導入しました。使いやすかったので、そのまま継続している感じです。

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候補者のことを知る、会社のことを知ってもらうために必ずチェックする「仕事に対する価値観」

ー採用フローの中でJobgramをどのように使っていたか詳しくお聞きしたいのですが、面接ではどのように活用されていたんですか?

井上さん
面接時に、「面接ガイドライン」を見て、候補者の特性に合わせて質問しています。
面接前に細かいところまですべてチェックしてしまうと、バイアスがかかりそうだと思ったので、最初の頃はあえて「活躍可能性判定」などは見ずに面接をしていました。そして、面接後に見て「やっぱりそうだよね」と答え合わせをするような使い方をしていましたね。

ー面接ガイドラインを含め、診断結果の中でどの情報に注目していますか?

井上さん
いくつかあるんですが、候補者が会社選びで重要視しているポイントがわかる「仕事に対する価値観」の項目は特にチェックしています。

▼仕事に対する価値観

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(※ 「仕事に対する価値観」は、性格診断による予測ではなくサーベイの結果を反映しています)

井上さん
UNICORNは、世間にまだまだ知られていない会社だと思っているので、こちら側から一方的に候補者の方を掘り下げるのではなく、候補者の方にも我々のことをよく知ってもらうことが大事だと考えています。「仕事に対する価値観」をチェックすることで候補者が重要視しているポイントを把握できるので、面接時にそこを重点的に説明するなど、コミュニケーションの部分で助かっています。

あとは、「面接で聞くべき質問」の項目も参考にしていて、書かれている質問は必ず聞くようにしていますね。

▼面接で聞くべき質問

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山田さん
あと、最近のアップデートで追加された【攻撃型】【防御型】のラベルは、すごくいいと思いました。

自分を含めて、UNICORNは攻撃型のメンバーがすごく多いんですが、このラベルのおかげでお互いの特性を理解したコミュニケーションを取れるようになりました。リーダー陣でのMTGでも、「防御型の人にそういう話し方は合ってないよ」のように、実際に活用しています。

▼攻撃型・防御型ラベル

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採用における「絶対にズレてはいけないポイント」をアラインさせる、そのためのJobgram

ーJobgramをどんな会社におすすめしたいと思いますか?

山田さん
これだけ手軽に無料で使えるんだし、みんな使ってみたらいいと思います(笑)

あと強いて言うなら、Jobgramに関して「これを導入した場合の費用対効果はどうだろう?」をメインに考える会社には合わないかもしれない。

ーそれはどういうことでしょうか?

山田さん
あくまで僕の個人的な考えですが、「性格診断はスナップショットに過ぎない」と思っているんです。実際に、長く一緒に働く中で、外の影響を受けて性格傾向が変化した印象があるメンバーたちがいて、例えば過度にストレスフルだった人が今は全くそうじゃなくなったり、その逆もいたり。

そもそも変化し得るものだし、性格傾向以外にも色々な要素があるから「この性格傾向だから活躍する」というのは間違った発想で、重要なのは、素養のある人がどう組織に適応していけるかだと思います。採用の段階では、絶対にズレてはいけないポイントをアラインさせるべきで、そこに活用できるのがJobgramの価値だろうなと。

だから、「適性検査に毎月何万円払ったら、リターンがこれくらいにある」のような使われ方だと、Jobgramの良さは死ぬんじゃないかなと僕は思いますね。

ー仰る通り、性格傾向の一部は環境によって変わりますし、それだけで活躍するかどうかは決まりません。
採用は、突き詰めていくと「相互理解」でしかないので、Jobgramは「個」への理解を深めていくツールだと思っています。

良い採用、良い組織を作っていくためには、必然的に定量的な性格傾向データは必要になってくるので、ぜひ導入いただきたいですね。無料で始められますし(笑)

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ーでは最後に、今後UNICORNをどんな組織にしていきたいですか?

山田さん
事業に対してというより、「会社の課題に対してどうアプローチできるか」というのがUNICORNのスタンスです。

だから、メンバー全員が会社の課題に対して、しっかり取り組める組織を作っていきたいと思っています。

ーありがとうございました!

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お話を聞いた人

UNICORN株式会社
CEO & Founder 山田 翔さん
 思考パターン:行動超人タイプ(ER型)_強
 行動パターン:挑戦重視

取締役 井上 孝仁さん
 思考パターン:行動超人タイプ(ER型)_強
 行動パターン:友好重視

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