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日本リビングラボネットワーク(JNoLL):公式noteアカウント開設のお知らせ

はじめまして。
地域創生Coデザイン研究所木村篤信です。

この1年間、人と人とのつながりの中で活動をしてきた日本リビングラボネットワーク(Japanese Network of Living Labs:JNoLL)ですが、来週、横浜市のイベント(※下記)に登壇するにあたり、これまでの活動内容をイベントに参加される方々にお伝えする場として、公式noteアカウントを開設することになりました。

初回となるこの記事では、日本リビングラボネットワークの活動趣旨について簡単にご紹介します。


リビングラボとは?

社会や地域としての問題の解決を、もはや一組織だけで担うのは難しい時代になっています。そこで、住民や自治体、企業が共創する取り組みが増えてきました。そのような状況の中で、欧州を中心に、住民も主体的に関わる共創の手法「リビングラボ(Living Labs)」が注目されています。
日本でも、最近では、2017 年には経済産業省が、2020 年には厚生労働省がリビングラボの事業を開始し、2025 年大阪・関西万博のコンセプトが「未来社会の実験場“People’s Living Lab”」とされるなど、概念の普及と活動の拡大が始まっています。
しかし、具体的にリビングラボを実践することの難しさや、そんなときに参照できる体系的な知見がまとまっていないこと、知見や悩みを持つ実践者同士がつながる機会がないことなどが課題となっています。

日本リビングラボネットワーク

そこで、わたしたちは、日本でリビングラボを実践している人や研究をしている人同士が集まり、実践者のためのコミュニティ「日本リビングラボネットワーク」を立ち上げ、2022年より活動をしています。
詳しくは、追々このnoteの記事にしていきたいと思いますが、それぞれが抱えているさきほどの課題を解決するために、
①コミュニティ運営:定期的にリビングラボについて対話できるコミュニティを月一で行い、
②知見の共有:そこで共有された悩みやノウハウを元に実践知の体系化(リビングラボ曼荼羅というフレームワークを学会発表予定)や人材育成/組織開発プログラムの構築、
③事例の整理:日本のリビングラボの全体像を把握するためのマップデータベース構築などに取り組んできました。

6/4イベント:第5回全国リビングラボネットワーク会議に向けて

横浜市主催の「明日をひらくYOKOHAMAセンター(仮称)」キックオフイベントの中で、6/4(日)「持続可能なリビングラボの展開を目指して」と題するセッションが開催されます。
その一部で「第5回全国リビングラボネットワーク会議に向けて」と題して、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスの河原さんともに、10月開催予定の「第5回全国リビングラボネットワーク会議」に向けた対話を行います。(第4回については以下に記事があります)

リビングラボというキーワードが気になっている方、既に実践されていて仲間と出会いたい方、具体的なリビングラボ運営や住民との共創に悩まれている方、ぜひご参加いただき、これからの日本のリビングラボについて考えていけたらと思います。

次の記事では、今回さらっと触れた全国リビングラボネットワーク会議や、6/4(日)のセッション「持続可能なリビングラボの展開を目指して」の中身について触れる予定です。

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