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【読書記録#16】浅倉 秋成 (著)『六人の噓つきな大学生』
伏線が次々と回収されていく気持ちよさを味わうことができた小説であり、就職活動時のグループディスカッションを懐かしむことができた。
人が人を評価するシステムは完璧ではない。特に、就職活動時の僅かな面接時間では相手の本質を見極めることは困難であると思う。そんな駆け引きを小説に仕上げてしまうのは素晴らしいと思った。読み始めると展開が気になり、どんどんと読み進めてしまった。
「就職活動」や「採用」に関して、印象的な言葉がいくつか登場してきて、感慨深い気持ちにさせてくれた。本書を通して「働く」ことを見つめ直すことができたように思う。素敵な作品をありがとうございました。
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