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精神症状の本当の意味

潔癖症、強迫行動、過食症、うつ症状、、、人によって精神症状も多種多様です。こうした精神的な症状は、それ自体が厄介なものと捉えられていますが、その実態は、風邪を引いた時の発熱と同じで、免疫機能や防衛機能に属するものです。


むやみに解熱剤をのめば、免疫機能を発揮することができずに、風邪が長期化するのと同じように、目についた精神症状をただ取り払ってしまうだけでは、苦しみは軽快するどころか、より深いものになってしまいます。


精神的な症状が出た時に検討すべきは、現在の生活の見直しです。「どこか無理をしているところはないか」「本当は嫌なことなのに、嫌と言えず平然さを装っていないか」「現在の生活に充実感や楽しさが感じられているか」等、生活全般の質について、あらためて振り返る必要があります。


日本人の場合、現実がどれだけ辛くても、つまらなくても、自分は楽しくやれていると言い聞かせようとする人が多いので、精神症状だけが一人歩きするという事態につながりやすいのかもしれません。


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