じざいやさくらこ

横浜元町の小さなきものセレクトショップ、やってます。木綿着物と紬の専門店です。犬猫大好…

じざいやさくらこ

横浜元町の小さなきものセレクトショップ、やってます。木綿着物と紬の専門店です。犬猫大好き。現在猫14匹、犬2匹と暮らしています。お店のサイトは https://jizaiya.yokohama/  ブログは毎日更新中。https://jizaiya.stars.ne.jp/

ストア

  • 商品の画像

    琉球絣

    手紡ぎの細い真綿糸を使った 諸紬の琉球絣。 少し節のある糸の表情と 薄くて軽い風合いがとても良いです。 絣も綺麗。 ほんの僅かに透け感があるので 単衣で初夏からや 長い夏の終わりからにお勧めです
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • 商品の画像

    チャンチン名古屋帯

    紬地にチャンチン染の九寸名古屋帯です。 花の中で戯れる鳥さんが可愛いです。 地色は 落ち着いた灰緑。前には鳥さん1羽。
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • 商品の画像

    ゆらぎ織 

    紅花と泥染を使い 緯糸を二色のランダムな絣糸で織り 経糸と緯糸の織り色がゆらいでいるように見えます。 画像では 美しさが十分の一も伝わらない・・・ しなやかで美しい布です・単衣でも袷でも。
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • 商品の画像

    琉球絣

    手紡ぎの細い真綿糸を使った 諸紬の琉球絣。 少し節のある糸の表情と 薄くて軽い風合いがとても良いです。 絣も綺麗。 ほんの僅かに透け感があるので 単衣で初夏からや 長い夏の終わりからにお勧めです
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • 商品の画像

    チャンチン名古屋帯

    紬地にチャンチン染の九寸名古屋帯です。 花の中で戯れる鳥さんが可愛いです。 地色は 落ち着いた灰緑。前には鳥さん1羽。
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • 商品の画像

    ゆらぎ織 

    紅花と泥染を使い 緯糸を二色のランダムな絣糸で織り 経糸と緯糸の織り色がゆらいでいるように見えます。 画像では 美しさが十分の一も伝わらない・・・ しなやかで美しい布です・単衣でも袷でも。
    275,000円
    jizaiya じざいや 横浜元町 ふだん着物
  • もっとみる

最近の記事

帯の力

noteに投稿は久しぶりになります。 先ほど ずっと下書きにいれたままのをアップしましたけど。 近頃 note のフォローしてくださる方が増えたので こちらにもポツポツあげていこうと思います。 先日のブログにいいね!を沢山頂けましたので ブログで好評だったものも こちらに残そうと思います。 2024/2/2のブログの転送になります。 毎日のようにコーディネイトの画像を撮っていて思うのは 帯の力、ということです。 着物と帯の相乗効果が大切ということも勿論なにですが 帯を替え

    • 裄とお襦袢の裄のお話。

       この頃は 同じ腕の長さでも  昔より長めに着たい、とおっしゃる方が増えました。  洋服の感覚だと 手首が出てるのが  気恥ずかしい、と。  お見合いの席で じっと座ってるだけなら  それでもいいのですが  袖口が手首に近いと  着物には 振り がありますので  動いた時に 振りが邪魔になったり  いらない汚れをつけ易くなります。   だけど 身長が170センチを越える方だと  手首に掛からなくても   裄が1尺8寸5分(70センチ)程度は  良くあることです。  今の反物は

      • 着物と洋服の違いはどこに

        緊急事態宣言の下、 着物を着て出かける機会が減ってしまい この1年 着物の着用回数が激減している方が多いかと思います。 着ないと 購買意欲も下がってしまいますねー・・・ 着物って、高いから・・・と良く言われます。 それは「洋服と比べて」高い、ということですね。 でも 洋服と着物を値段だけで単純に 比較できないと思うのです。 例えば洋服では 下着やシャツは消耗品で 着ていてくたびれて来たたら 気軽に買い替えます。 でも 着物の下着はそうそう買い換えることがありません。 私は

        • 背の高い方の着物

          ずいぶん久し振りの投稿になってしまいました。 今日、来られたお客様とお話していて お嬢様のご身長が175cmだという。。 お嬢様のご希望で無地の振袖をお誂えになられたとき、 無地の反物を2反用意してお仕立になったとのこと。 振袖だとそうなりますね・・・ うちのお客さまで180越えの方がいらっしゃいました。 その方のお着物のお仕立で試行錯誤した時のことを 思い出しまして その時の覚書?を書いてみます。 **** 背が高い方が着物をお召しになりたい時 まず 反物を選ぶ段階で選

          減り続ける

          緊急事態宣言が再発令されてしまいました。 成人式も中止の自治体が増えていて どうなるきもの業界? どこへ行っても不況・高齢化です。 倒産、廃業する業者も相次いでいます。 産地崩壊と言われていますが  実際に生産数は年々減少していて 戦後の最盛期には1500万反と言われていた白生地も 丹後だけでみても昭和48年 966万反で 平成28が31万反、かつての3.4%です。 それでも30万反もあるのか・・・という気もしますが。 各地の紬も 昭和の40年後半から50年前半あたりを ピ

          着物の記号。

          お正月に柔らかものが着たくなります。 今年は 寸法が合う小紋がなくて断念しました。 コロナですっかり肥えてしまいまして💦 お客様も 訪問着で華やかにご来店くださる方が多かったです。 お正月らしい気分になりますね。 着物は柔らかものも 紬も 基本の型は同じですから カテゴリーを区別するための記号があります。 昔は 着る側の人間にも明確な区別、というか差別がありましたが 今は どんな人が どんな着物を着ても許される時代になりました。 もちろんTPOはありますけど・・・ カテゴ

          着物初心者にお勧めの着物とは?

          お客様が時々、「私は着物初心者ですから・・・」と言われます。  その後に続くのは 「そんな高い着物は・・・」や 「高級なものはまだ判りません」という言葉だったりします。 着物初心者。 日常に着物を着なくなった現代は 生活の中で自然と着物が身に付く機会はほとんどなく 「着てみよう!」と思い立った時はみんな初心者ですね。 着てみよう、のきっかけは  どこかで素敵な着物姿を見かけたからかもしれないし、 どなたかに着物を頂いたからかもしれません。 きっかけはどうであれ、着てみたい、

          着物初心者にお勧めの着物とは?

          草履職人さんが語るには。

          コロナでなかなか呼べないのですが じざいやでは ほぼ毎年、草履職人さんを招いて 店で その場で足に合わせてすげ上げる実演をしています。 職人さんの話は いつ聞いても面白いし プロの技の凄さを感じ入ります。 そんなお話の中から 草履にまつわる あれこれを。。 @草履のツボはツボ。  草履の履きやすさのポイントはツボのすげ方1つ。  ツボの調節を 1ミリ変えただけで  足への負担が全く変わってくると言います。  歩き辛くで疲れる草履でも  ツボを足に合わせて1ミリ調整すれば  

          草履職人さんが語るには。

          草木染~植物の力。

          京都で平安時代の色を復元しようとしている藤原益男さん。 久し振りにお電話したらお留守のようでした。 もう、10年位お会いしていないかも・・・ 平安王朝の色を再現するべく 染料も出来る限り当時の産地から採取し 媒染剤も 鉄漿はお歯黒を自作されるなど 染色家、というより研究者のような方でした。 藤原さんとお話した時の覚書が出てきましたので 残しておく意味も兼ねて ここに記しておきます。      ↑ 日本産の紫根だけで糸を染めた反物がありました。 しっとりと深い紫の無地です。

          草木染~植物の力。

          着物界の二極化。

          今、着物業界では二極化が進んでいます。 着物だけではないですね、 ユ〇クロとブランド服、B級グルメと高級レストラン、 世の中全体の流れのようです。 様々なSNSやインスタグラム、ネットの影響もあり 着物の裾野人口はとても増えていることは実感できます。 コロナ自粛で一時は激減していましたが 着物姿の方は確実に多くなっています。 街を歩いていても 電車に乗っていても着物の方をお見掛けします。 そんな中で 着物の楽しみ方が多様化していくのは当然のことでしょう。 私はきもの屋です

          着物界の二極化。

          みちのくは道の奥。雪深い産地のこと。

          米沢から大雪・・・というか豪雪の便りが。 みちのくは道の奥。 開けた平野ではなく険しい山の間で 冬ともなれば雪に埋もれてしまう土地です。 米沢。 江戸時代の藩主、上杉鷹山(うえすぎようざん)によって 養蚕,織物が推奨されたこの土地は 織物の町として栄えました。 最上川の紅花のように華やかな色もありますが 刺子や白鷹お召の板締め絣など 実直で細かな作業を強いるものがほとんどです。 絣の北限、といわれる白鷹の板締め絣は 大らかな沖縄の絣の対極にあるような精緻な絣です。 そうか

          みちのくは道の奥。雪深い産地のこと。

          プチお誂えのススメ

          お誂え・・・ なんだか とっても高そう?  着物を極めた人のためのものみたい?? お誂えは如何ですか。?と問えば 尻込みなさる方が多いかと思います。 でも まず着物は ご自分の寸法に仕立てるところから お誂えですよね。 八卦を選ぶのも1つのお誂え。 八卦の見本帳から選ぶのを止めて 着物に合わせて別染めにするのは良くあることですね  そうやって ご自分だけの着物が出来上がっていきます。    それを ほんのちょっと進めて 八卦に お好きな柄を入れてみる。 表の着物の中の柄から

          プチお誂えのススメ

          藍はなぜ色落ちするのか?

          寒くなってこの冬初のダウンコートを出しました。 着物の下には ユニクロのヒートテックババシャツです。 毎日犬の散歩で1万歩以上は歩くのですが 本当は冬眠してしまいたい・・・ 寒いといろんなものが不活性になります。 夏は元気に発酵している藍も冬にはお休みです。 藍染めの着物は色落ちするから・・・と言われます。 化学染料のものはあまり色落ちすることはありませんが  (色やけはします。) 天然染料、特に藍と泥は色落ち、色移りのしやすいものです。 大抵の天然染料は植物にしても 貝

          藍はなぜ色落ちするのか?

          季節柄について考えてみる。

          じざいやのある元町はクリスマスイルミネーションで華やかです。 着物にもクリスマス柄がありますね。 ↑ じざいやのクリスマス限定?帯。トナカイとポインセチア クリスマスに限らず 季節限定の柄、というものがあります。 人気のあるのは桜。 私も欲しくて欲しくて 桜の小紋を1枚持っています。 人気があるだけに とやかく議論の的になるのも桜柄が多いです。 曰く、地域や品種によって桜の咲く時期は長いのだから お正月から初夏まで着て良い。 曰く、本物の桜が咲いている時期には どんな

          季節柄について考えてみる。

          白鷹お召

          昨日のnoteは お召のお話をしましたけれど お召の中でも 変わり種の白鷹お召について お話しておきます。  白鷹お召は山形の白鷹という地区で織られています。 米沢藩主であった上杉鷹山によって 米沢は織物産業が盛んになり また染料の紅花の産地でもあります。 米沢よりずっと奥にある白鷹で織られる白鷹お召は 独特のシボがある紬のお召で 絣の北限と言われています。 時には熊も下りてくる、という佐藤さんのお宅は 広い畑もありますが(おばーちゃんのお漬物が美味しい!) 一階に染めば、

          お召いろいろ。縮緬との違いなど。

          仕立上がりのお召のお着物をお預かりしました。 お召しは 柔らかものと紬の中間のような着物で 戦後の一時期 大流行したものです。 縮緬とも似ていて全体にシボがあります。 このシボの正体ですが 縮緬も御召も縮みも 強撚糸という 強い撚りを掛けた糸を使って織られてます。 糸に撚りを強くかけると チリチリにちぢれてしまって 織ることが出来ません。 それを濡らして引き伸ばし、糊で固めて緯糸とします。 織り上がったものを 湯のしにかけ 糊を落とすと 強撚糸の性質が蘇って縮み、 生地に皺

          お召いろいろ。縮緬との違いなど。