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国産ワクチン開発について

国産ワクチンの必要性

日本のワクチン接種もものすごい遅いペースで少しづつ進んでいますが、はたしてオリンピックはどうなるのか、緊急事態制限は今回が最後なのか、マスクはいつ外せるのかと日々気になっております。

そんな中、遅々として実用化ができない国産ワクチン開発ですが、今回の件を教訓に国はワクチン開発について新たな政策を打ち出し支援していく方針を固めたようです。

コロナワクチンに対しては、今回アメリカやイギリスの製薬会社にお願いするしかなく、供給量に関しても各国との競争となっています。今はどちらの国とも関係性は良好ですが、パンデミックや戦争など世界的な変化があった場合には供給が約束されません。今後のことを考えれば自国生産の道も確立しておかなければ、有事には備えられないと思います。

思い出したこと

日本は基礎研究分野が衰退していくことが危惧されている、と聞いたことがあります。基礎研究は成果が出るまでにものすごく時間とお金がかかり、研究費も少なく、研究者も成果を求められるため短期的な成果を出しやすい応用研究に流れてしまうと。また、研究費を出す先も防衛省などの場合は研究成果の軍事転用などの恐れがある為、拒否をしている大学もあると聞きます。敗戦国である日本は戦争の放棄と恒久的な平和を掲げているので、その考えはよく理解できますが、文部省でも防衛省でもお金の出どころは元を正せば同じなので、研究費は多いに越したことはないのではないかとも思います。アメリカの大学もDARPAから研究費をたくさんもらっているという話も聞きました。すこし調べてみたら2017年の日経ビジネスで日本学術会議の会長がインタビューに答えた中で、ウイルスの変異によるパンデミックの話題も出ていて、まさに今回現実のものになったことが少し驚きました。

がんばれニッポン

今回を機にまた基礎研究の分野から世界をリードし、産業全体を盛り上げていくようなビジョンが描けるといいですね。日本はまだまだ経済も生活も上向いていませんが、研究分野に限らず、ビジネスや政治の世界でも就労環境の改善や所得の増加、就労人口の増加(出生率の増加)などの施策を打って、日本全体としての力を取り戻してほしいと願っています。

それでは。





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