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やさしいぶどう〜ちろりん村〜


満開の菜の花が、畑にさらさらふりそそぎ、たくさんの種を結びはじめるころ、わたしのちいさな畑ガーデンは、オルレアのやさしい白色に染まります。

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オルレアさん

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そんな4月のなかばのこと。

オルレアのやわらかいお花を感じながら、すっかり草でおおわれた畑をゆっくり歩いていたとき.......

ち、、、ちろちゃん!


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(↑2022年4月16日撮影📸)


ちいさなちいさな ぶどうがひとつ、めぶいていたのです。


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(じゆうな木)「ついに......🥺🙏😭」
(ぶどう)「♡✨」
(じゆうな木)「ちろちゃん、カタバミさんとおともだち😶? たのしそうね😁」
(ぶどう)「かたばみ、ともだち。さみしくない♡」


5年ほど前の秋、信州の森のなかに住んでいたころのこと。畑仕事にでかけた大好きな友から、お土産に「ぶどうのつる」をもらいました。

なんという うつくしさ.....🥺

わたしはしばらく言葉を失い、生まれて初めてぶどうの葉っぱに見惚みとれました。

なんともいえない美しい秋色をあますところなく、ぶあつい葉っぱに染めぬいて、ぶどうの葉っぱは かがやいていました。凛々りりしくて、ちからづよくて、ほれぼれするほど美しくて、、、ぶどうが秘めているそのひかりと色に、とても深く胸を打たれながら、そのときわたしは心に誓ったのです。

わたしのつくるお庭には、絶対ぶどうをむかえよう🥺🍇

そしてそれから毎年のようにぶどうの種をまきましたが、失敗の連続(😂)。ぶどうの殻はとてもかたく、なかなか芽吹きません。そのうえ、無農薬育ちでちゃんと「種がある」ぶどうも昨今、なかなかいないのです。

そんな去年のこと。よく通うようになった地元の自然食品店『ちろりん村』さんのぶどうに出逢ったのです。街中のコンクリートに囲まれた住宅街のその一角に、ちいさな無農薬の畑とお店があります。そしてなんとそこで、ぶどうも育っているのです。

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あまくてやさしいぶどう。

その種を、わたしは去年の9月、新月の日にまきました。

気候も合っていたのでしょう。種をまいて7ヶ月後、初めてぶどうがめぶいてくれたのです。


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(じゆうな木)「ほんとにうれしい☺️♡」

芽吹いたのは全部で5つ。そのうちのふたつは大地に還りましたが、3つが他の草たちとともになんとか成長中✨  本葉もようやく出てきてほっとしました😌 
(じゆうな木)「なんだかおどっているみたいですね😄♡」
(ぶどう)「🎶♡✨」


「ちろりん村」さんは、もうすぐ創業40年。

「自然食品」なんて言葉すらほとんど浸透していなかった時代にお店をはじめられ、「ほんとうにからだによいものを」、、、それをとても感じるお店です。そして、個人経営のお店では通常、考えられない品ぞろえなのです。

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しょうゆも、塩も、さとうも、やさいも、ひとつひとつの商品が力強くて、生産者さんの「想い」みたいなものを感じます。だからでしょうか。プレハブのちいさなお店なのに、店内は独特のエネルギーで満ちているようです。

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取り扱う商品も、調味料、野菜、くだもの、冷凍食品、おかし、お茶類から、日用品(洗剤、くつした、クレヨンなど)、おすすめの本など多岐にわたります。

毎年、つい手にとってしまうのが、、、

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職人さんがつくる、芸術作品のような線香花火(筒井時正玩具花火製造所)。

日本ではもうわずかしかのこっていない、自然素材にこだわった国産花火です。燃えつきるまで、1本の花火が「4つの火の花」をみせてくれます。

牡丹(ぼたん)→  松葉 →  やなぎ → 散り菊

ほんとうに、豊かなきもちになります。

また、「ちろりん村」さんでは素材にこだわったお惣菜やサンドイッチ、生菓子も週替わりで店頭にならびます。わたしは木曜日のスイーツの日(たまにお休みの日もあります)が大好きなのですが、原材料を考えると信じられないくらい良心的な値段で 手づくりの美味しい生菓子が2-3種類、お店にあらわれます。どれもとってもやさしい味😋。

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「米粉のロールケーキ(プレーン)」240円✨
原材料:(生地)平飼卵(愛媛or香川)/米粉(香川:とんぎりやま農園自然栽培)/甜菜糖(リトアニア:有機栽培)/豆乳(海外有機原料)/プレミアムココナッツオイル(ココウェル:フィリピン/有機栽培)/アガペシロップ(海外有機原料)/最進の塩(山口)    (クリーム)よつ葉生クリーム(北海道)/甜菜糖(リトアニア:有機栽培)

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ちろりんさんのスイーツのなかで1番すきな
「(米粉)レーズンサンドクッキー」ふたつで390円✨
今まで食べたレーズンサンドクッキーのなかで1番(!)おいしい🥺
原材料:大分産米粉/島根産木次バター/種子島産甘蔗分蜜糖/愛媛or香川産平飼卵/海外有機アーモンドパウダー/海外有機レーズン/海外有機アーモンドスライス/沖縄産ラム酒


そしてやっぱり「ひと」なんだろうなとおもうのです。その場所をつくるのは、やっぱり「ひと」。店員さんもみんな、とても誠実な雰囲気であふれています。

ちろりん村さんのホームページ(https://www.niji.or.jp/chirorin/)は、手づくり感満載なのですが、中身を見ていくと、いわゆる“現代的”で“豪華な”ホームページとは一線を画す、素朴であたたかなものを感じます。創業された大西光明さんの後を継いで、現在はその子どもたちが中心となってお店を支えているようですが、「スタッフ紹介」のところには光明さんが自分の家族をひとりひとり紹介しています。亡くなられる前に書かれただろうから、もうずいぶん前の内容だと思いますが、ホームページもお父さまがつくったそのままにしてあるのは、そこにお父さまの息吹が今も感じられるからじゃないかな、とわたしは勝手におもっています。そんな愛にあふれている「ちろりん村」さんがほんとうにすてきだな、と感じるのです。

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ちろりん村さんのショップカード↑✨

さらにとても共感したのは、自然食品というカテゴリーだけでなく「ゆくゆくは自然食品店がなくなればいい」と店長さんがおっしゃっていたことです。それは、自分がヨガを教えているときも感じます。いつか、ヨガも自然食品店も必要なくなるとき、それはみんながほんとうの意味で、健やかさと調和をとりもどしたときなんだろうなと思うから。そのときはきっと、地球はもっともっと美しい星になっているようなそんな気がします。

そんな地球に生きたい.....😌🙏

そしてなるべく、食べ物も自分でつくりたい。

植物たちは、育てるひとに反応するようで、自分でつくると、そのひとの体にぴったりの野菜や果物に育つようです。何よりも自分で育てる野菜やお花は格別に可愛いですし、畑でそのまま もぎたての野菜や果物を味わう美味しさにはかなわないといつもおもいます。そして、自然農の畑は年々、土も豊かになっていく。ちょっとずつでも空気や水がきれいになる。それはほんとうにすばらしいこと。

かわいいぶどうの新芽たちを愛でながら、そんなことも想ったりします。

やさしいぶどう。

あなたのところにもおひとつ、いかがでしょうか😁?

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(じゆうな木)「それにしても ちろちゃん、かわいすぎ😆♡ 実ができるまで、何年かかるかな?🥺」
(ぶどう)「5ねんくらい?!✨」
(じゆうな木)「がんばる......😂」


【おまけ】

先日、うちの玄関の植木鉢でさなぎになったナミアゲハちゃん。シロダエギクのかなり上の方でさなぎになったのですが、、、

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やっぱり風にかなりあおられ(😂)、ある日、南天の葉っぱにシロダエギクがからまり、さなぎの下にしっかりと固定してあった糸がはずれていました(さなぎの糸はかなり強力なので、滅多に はずれないのですが)。

それでも、さなぎは胸のまわりにかけていた糸で どうにかシロダエギクには くっついたまま。羽化するときは、上の方の殻をやぶってでてくるので、下の外れた部分を、目立たない色のマスキングテープで固定。笑

おてんばナミ、、、😂♡

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マスキングテープで固定した翌日に、さなぎは透明色になりました(写真上)。そして、、、

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羽化☺️✨

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(じゆうな木)「やっぱり蝶がすき☺️♡✨」
(なみ)「♡✨」

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(じゆうな木)「なみちゃんも、ちろりんさんにいっしょに行く?」
(ナミアゲハ)「いく♡✨」
(じゆうな木)「畑に無農薬の柑橘の木もあるから、たのもしいね😁✨」
(ナミアゲハ)「たのもしい✨」
 ※ナミアゲハの青虫🐛の食草は、ミカン科の木です😁

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ちろりん村ホームページ🏠↓
https://www.niji.or.jp/chirorin/

珍妙畑さんのブログ✏️↓
https://hazamamakoto.blogspot.com/2019/08/chirorinmura.html?m=1
「ちろりん村」の存在を知ったのは珍妙畑さんのブログがきっかけでした😌🙏🏻
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