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我々は”木”ではない

”If you don’t like where you are, change it. You’re not a tree.”
今いる場所が嫌なら変えた方が良い。あなたは木ではないのだから。
ジム・ローン(アメリカの起業家、講演家、作家)

本日、上司との1対1の面談がありました。
上司から「最近の調子や業務量について聞かせてほしい」と申し出があったのです。

面談では、出社時の吐き気がなくなったことや業務量・サポート体制に感謝していることを伝えました。
上司からは、今後体調を見ながら徐々に慣れていってもらえれば、と言われました。
良い上司、良い部署だな、と思いました。

今日、自分がこのような環境に身をおけているのは、
①休職と家族や彼女の支えによってうつ状態が大きく軽減されたこと
②「異動か退職か」を人事本部長に直訴したこと

が大きな理由です。
①に関してはもう本当に感謝しかありません。
②に関してですが、これは自分で振り返ってもかなり勇気のある行動であったかと思うのです。

私は、4月下旬に復職に向けて会社と話し合いを進め、4月末に営業部に復職しました。
しかし復職後3日で出社時の吐き気と不眠が再発し、すぐに当時の上司にSOSを出しました。
その後GWをはさんで人事本部長との交渉を行い、
散々悩みぬいた挙句、「退社:異動=8:2」くらいの覚悟で、「異動かさもなければ退職します」と伝えたのです。

当初会社側は異動に難色を示していましたが、
意志伝達後は速やかに受け入れ可能な部署の選定と提案を行ってくれたあたり、「あ、効いたのだな」と思っています。
でも、あくまで当時は辞める気でいましたし、転職活動もしていました。

そのあとはするすると今の部署への異動が決まり、
配属されてみると居心地の良い部署だしやりたいこともできそうということで、現状は満足しています。
転職活動もストップしました。

この経験から言えることは、「環境は自分で変えられる」ということです。
冒頭の名言にもあるとおり、我々は”木”ではない。
辛くて嫌な環境に甘んじるのではなく、自らの意志で行動すれば、環境は変えられます。

私の場合は本当に悩みましたし、苦しかった。
誰彼構わず意見を聞きましたし、鬱々としていました。
本当に出口の見えないトンネルに迷い込んだみたいでした。
でも、最後は自分なりの覚悟を決めて、不安だけれど自らの意志を会社にぶつけた。
そうすると、今の部署への異動という道が拓けたのです。

まだまだ現在進行形で、美談にするにはあまりにも新鮮な出来事ですが、
これも一種の成功体験かもと思い、noteに残すことにしました。
冒頭の名言と共に、このエピソードがどこかの誰かの何かに届けばいいなと思います。

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