シェアハウスを運営する社会学者が描く、結婚・家族関係を超えた「新しい人生のモデル」とは?
「自由市場化」していく人間関係に疲弊していませんか。
SNSやマッチングアプリが「出会いのきっかけ」として当然のように使われる社会。今までの生活では巡り会えなかったような出会いがある一方で、「出会い候補者」の中から抜きん出るためのステータスを作ることや、候補者の中から自分に適した人物のステータスを見抜くことに精神を使い、多くの人が疲弊しているようにも感じる。
これらの行き着く先は、「自分にとってメリットが大きいかどうか」だけで人間関係を考え、付き合う人を選別していくという生き方かもしれない。
著者はこの現状を「人間関係が自由市場に近づいている」と表現する。
だが、私たちは本当に「自由市場」のなかで勝ち残りたいのだろうか。
本心はそうではないという人も多いはずだ。
そういう人たちのための、新しい関係のあり方が必要なのではないか。
そんな問題提起から本稿は始まる。
社会学者であり、長年、京都でシェアハウスを実際に運営してきた著者は、新たな生き方の解をシェアハウスという空間に求める。
一般的にはシェアハウスというと「コミュニケーション能力が高く、他人と積極的につながりたい人」が住む場所、というイメージが強いかもしれない。
だが、著者が見出したシェアハウスの定義はかなり違う。そこで営まれる関係性には「人生の中間地点」「避難場所」「試行錯誤の場」としての役割があるというのだが……。
人間関係において「こうあるべき」という理想像に苦しめられているすべての人に届けたい。
シェアハウスは、あなたを救う一つのカギかもしれない。
その詳細はぜひ、本編で。
*
『妄想講義 明るい未来の描き方と作り方』は絶賛発売中です!
*
金風舎のネット書店「金風舎DCH」にて、この記事だけを読むこともできます。
*
金風舎のインディペンデントなネット書店
「金風舎DCH」とはどんなものなのかは、以下の記事をご覧ください!
『妄想講義』の企画編集をした「次世代の教科書」編集部もよろしくお願いします!