「次世代の教科書」編集部

「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど…

「次世代の教科書」編集部

「面白くて役に立つ本を次世代へ」をコンセプトに、まだ世の中であまり知られていないけれど、面白くて重要な気づきを与えてくれる内容に光を当てていきます。編集部員が発信中!お問い合わせはこちらかhttps://kimpusha.co.jp/contact/ 運営会社:株式会社金風舎

マガジン

  • 2024年9月30日発売『妄想講義』

    【新刊案内】 『妄想講義 「自分」からはじめる明るい未来の作り方』 300ページ、2500円(税込) 9/30発売予定 「妄想」をテーマに、明るい未来の可能性を20人の若手著者と共に探る本です。仕事や人生に行き詰まりを感じる人に勇気を与えたくて作りました。 詳細はこちら https://dch-kimpusha.com/project/mousou-kougi/

  • 編集部の偏愛日記

    編集部員が気になっているもの、おもしろいと思うこと、興味のあること、などなど「偏愛」を語ります。週1回くらい更新したい。編集部の裏側が気になる方はぜひ!

  • 既刊本紹介

    これまで「次世代の教科書」で出版した書籍の紹介記事です。

最近の記事

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【新刊案内】9月30日発刊『妄想講義』

24人の「妄想」が、まったく新しい未来の可能性を開く!・新進気鋭の哲学者永井玲衣による哲学対話を掲載! ・youtubeチャンネル登録者45万人!若者に圧倒的な人気のyoutuber「もののけ」氏が寄稿! ・ほか、ファンからの支持が厚い若手著者が続々参加 SNSやニュースを通してネガティブな情報が溢れ、常に「正解」を求められがちな現代社会。 でも、本当に「正解」なんてあるのでしょうか? 私たちに今必要なのは、分かりやすい正解にとらわれない自由な発想です。 それは世間的には「

    • 【地に足をつけて飛べ】安達茉莉子

       作家の安達茉莉子さんが書く文章は、まるで生姜のよく効いたチキンスープのように心に染み渡り、日常の細やかな幸福の大切さを思い出させてくれる。  私が安達さんに企画への参加をぜひお願いしたいと思ったのは、日々の仕事にあまりにも忙殺されて、半ばパニック状態のようになっていたときだった。  そんな折、noteの彼女の文章に触れて「人間としての素直な日々の幸福」に改めて気づかされたような気持ちになった。  効率主義的で情報過多な現代生活のなかで、「何が本来の自分にとって素直に大

      • 【文化人類学とビジネスの融合】 松薗美帆

        文化人類学とビジネスの融合 人類学とは、「人間とは何か」という根源的な問いに向き合う学問である。ストラテジックデザイナーである松薗美帆氏はそう語る。 大学で文化人類学専攻した後、メーカーで新規事業立ち上げやUXリサーチの仕組みづくりなどに取り組み、大学院での研究も並行して行ないながら、文化人類学とビジネスの融合を目指している。多岐にわたる活躍をする著者は『妄想講義』で何を語るのだろうか。 人類学の民族誌や研究にインスパイア 本書は「ビジネス書の皮を被った人文書」という

        • 【泥沼のような日本社会の本領発揮とは何か?】 倉本圭造

          新刊『妄想講義』9月30日発売!|「次世代の教科書」編集部 (note.com) 経営コンサルタント兼思想家 倉本さんは、「経営コンサルタント」と「思想家」という二つの肩書きを持っています。 その経歴は華々しく、県内屈指の名門神戸高校から京都大学、マッキンゼーとエリート街道を進みます。そこで直面したのが、「グローバリズム的思考法」と「日本社会の現実」の矛盾。両者を相乗効果に持ち込む「新しい経済思想」の必要性を実感し、ブラック企業、肉体現場、カルト宗教、ホストクラブ、「社会

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        【新刊案内】9月30日発刊『妄想講義』

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        • 2024年9月30日発売『妄想講義』
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          11本
        • 既刊本紹介
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        記事

          「妄想講義」とは何なのか?

          金風舎は9月30日に『妄想講義』という新刊を発売します。 この本では、「妄想」にまつわる10,000〜15,000字の論考、エッセイ等を24人の著者に寄稿していただきました。さまざまな方が語る「妄想」の存在意義、いま頭の中にある「妄想」が縦横無尽に展開されています。 金風舎はこれまで、電子書籍を中心にビジネス書や実用書を扱ってきました。ですが、今回は違います。人文的な内容の文章を、単行本+自社サイト掲載のWEB記事(金風舎DCH)の二段構えで世に出そうとしているのです。こ

          「妄想講義」とは何なのか?

          【次世代を担う障害者運動のリーダー】 油田優衣

          障害者運動を担う「次世代」のリーダー 油田さんは、脊髄性筋萎縮症(SMA)という筋力低下と筋萎縮が発症する進行性の難病を持つ障害当事者です。京都大学に在籍しながら、現在は障害をもった当事者が中心となって地域の障害者の自立生活をサポートする「自立生活センター(CIL)」で活動されています。 論文執筆や、介助を使いながら暮らす障害当事者の生き方に迫る「当事者の語りプロジェクト」(一般社団法人わをん)での記事執筆、福祉に携わる人々でつくるZINE『潜福』などへの寄稿、多様な視点

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          【「革命的」になりませんか?】小峰ひずみ

          臨床哲学運動と社会運動を橋渡しする“活動家 ” 小峰さんは、SEALDsの活動を総括し、鷲田清一、谷川雁らを引いて話題を読んだ「平成転向論 鷲田清一をめぐって」が2021年第65回群像新人評論賞優秀作に選ばれた、新進気鋭の批評家です。そこでは「エッセイスト」という、新たな活動家のあり方を定義し、その視座からSEALDsを捉えることからはじめて平成の「転向」を大胆に論じました。自身も大学時代から哲学カフェのファシリテーターや、シェアハウスの運営、カウンター活動やデモの主催など

          【「革命的」になりませんか?】小峰ひずみ

          how to beat the usa ドットコム

          物騒なタイトルで申し訳ないです、この文章を執筆している編集部員(鈴木)はそれほど強い政治志向を持っておりません。 このアドレスは、今度の『妄想講義』にご参加頂いた著者の方の1人、倉本圭造さんの個人ブログのURL アドレスです。後述しますが倉本さん自身はすごく冷静で客観的な視点を意識していらっしゃって、なぜこんなに尖ったURLを???と不思議に思っています笑 倉本さんは経営コンサルタントとしても活躍しつつ、思想家としても発信されています。主な活動場所はnoteやXでもしかす

          how to beat the usa ドットコム

          もっと本が読まれる未来へ「金風舎DCH」リリース

          企画段階からのコンテンツ販売とPRで、本が売れる未来へ。 インターネットが広まり膨大な情報が手に入る一方、街の書店は減少し、多くの人にとって新しい価値ある本との出会いの機会が少なくなっています。 一部の話題性のある本を除き単行本が書店でなかなか売れなくなり、「本を出したい」と思っても踏み出せずにいる人も多いと考えます。 金風舎では、このような書店減少の危機的状況を受け、これまでに培ったデジタル出版の技術を活かした出版プラットフォーム「DCH - Digital Cont

          もっと本が読まれる未来へ「金風舎DCH」リリース

          「次世代の教科書」は、出版の未来を明るくし、売れる本を作るための取り組みでもあります。

          本当に価値ある文章は、どんな時代でもどんな形でも読まれると思います。現状の問題は、本以外のあらゆるメディアで個人が自由に発信できるようになり、膨大な情報の中で「文章としての価値ある学び」が見えづらくなっていること。たくさんの情報を取捨選択するとき、どうしても気骨のある文章は「重たい」情報として後回しになってしまう。 そんな中でも本を書きたい人は必ずいます。 書ける内容は持っている。けど、やり方がわからない。わかっていても忙しくて執筆する暇がない。それに、書いたとして、単に自

          「次世代の教科書」は、出版の未来を明るくし、売れる本を作るための取り組みでもあります。

          あなたと、みんなと、いっしょに考えたい

          「次世代の教科書」シリーズの単行本企画として、2024年9月30日(月)に新刊を発売します。タイトルは… 『妄想講義 「自分」からはじめる明るい未来の作り方』 22名の多様な著者が、「妄想」を切り口に不透明で混沌とした現代を明るく前向きに生きていく術を考え、文章をよせてくれています。 編集部員がそれぞれ、テーマに合っている活動をされているから、とか、この人の思考や文章で「妄想」を開いてみたい、とか、極私的に「ファンだから」「好きだから」という浮かれた理由も一部ありながら

          あなたと、みんなと、いっしょに考えたい

          新刊『妄想講義』9月30日発売!

          「次世代の教科書」シリーズの単行本企画が動き出します。 その名も… 妄想講義 「自分」から始める明るい未来の作り方  本書は、悲観的な未来予測があふれ、唯一の正解を求めて自分を縛る現実から抜け出し、明るい未来へ向かうためには、自分にとっての希望を思い描く瞬間=「妄想」が必要だと始まった企画。 だが、妄想は刺激的で楽しい反面、社会とのつながりを失くす危険性も帯ている。そこで、多様な生き方、価値観を持った著者20人それぞれの「妄想」のあつかい方やとらえ方を知ることで、自分

          新刊『妄想講義』9月30日発売!

          新刊『妄想講義』9月30日発売!

          「次世代の教科書」シリーズの単行本企画が動き出します。 その名も… 妄想講義 「自分」から始める明るい未来の作り方  本書は、悲観的な未来予測があふれ、唯一の正解を求めて自分を縛る現実から抜け出し、明るい未来へ向かうためには、自分にとっての希望を思い描く瞬間=「妄想」が必要だと始まった企画。 だが、妄想は刺激的で楽しい反面、社会とのつながりを失くす危険性も帯ている。そこで、多様な生き方、価値観を持った著者20人それぞれの「妄想」のあつかい方やとらえ方を知ることで、自分

          新刊『妄想講義』9月30日発売!

          ポジティブ、ネガティブ。そしてオルタナティブ・フィードバック。

          来る11月5日のアメリカ大統領選挙において、ドナルド・トランプが再選を果たしたとして。 「オルタナ右翼(alt-right)」と呼ばれる人々──彼の絶大な支持層だ──は狂喜するだろう。週末はBBQだ。いつも以上にデカい肉を焼く。あるいはハンティングに出かける。鹿にライフルをぶっ放し、銃と自由の国を讃える。Make America Great Again! Welcome back Trump!! トランプは「ディープステート」、すなわち世界を陰で支配する恐るべき陰謀中枢と戦

          ポジティブ、ネガティブ。そしてオルタナティブ・フィードバック。

          まだお前は子供だから笑

          先日ある方と話している時に、自分が子供の頃ずっと二十歳になりたいと思っていた事を思い出した。今はもう大学生になったからだろうか、みんなが自分の話を聞いてくれる。でも裏を返せば、みんなは「自分」の話を聞いているのではなく、「大学生の話」を聞いているのかもしれない。 「自分」は小学生ぐらいから考えていることは大して変わっていない気がする。もちろん中学校、高校、部活、受験、大学の講義、恋愛、サークル、えとせとら。確かに今と小学生の時の自分を比べれば、小学生の時には経験していない事

          まだお前は子供だから笑

          自意識の再発見

          武田砂鉄さんの『べつに怒ってない』というエッセイ集がおもしろい。 ・向こうから知り合いっぽい人が歩いてきたときに声をかけるタイミング ・「寝てない自慢」をする人にどう対処するか ・なぜこんなにも科学技術が発展しているのに「まわりが濡れないコップ」がメジャーにならないのか? といったような、とても些細かつ「そうきたか」と思わせてくる着眼点。そのなかに常識をくるっとひっくり返されるような、ハッとする瞬間があったりする。帯には著者のことを「考えすぎのプロ」と書いてある。納得せざ