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クラフトジンと飲めるアート

こんにちは、コトコです。
先日推しアーティストさんとしておすすめしたオオタキヨオさんが飲めるアートを作ったということで、先日個展のレセプションに駆けつけ、他の作品とともに頂いてきました。
それがこちらのクラフトジン「飲めるアート『3が3である自由』」です!
ジンのボトルの中にチタンでできたオオタキヨオさんの作品が入っていて、ボトルと合わせてアートな作品に仕上がっています。

もともと、こちらの「ベースになるクラフトジン「9148」は、北海道自由ウヰスキー株式会社の紅桜蒸留所が、ジョージ・オーウェルの代表作『1984』への」オマージュとして作られていて、すでにそれだけでも販売されています。
今回このベースジンにオオタキヨオさんの彫刻をボトルに入れた3333本の限定生産版を出し、33である自由」という飲めるアートになりました。
そのコンセプトは「3が3であることは当然ではない。ある世界では、4を5であると表明し同時に真にそう思わないと殺されることもある。」というものです。社名に込められた「自由」への標ぼうがこちらのコンセプトにも表れていると言えるでしょう。
ボトルの中に入っているチタンの作品は、「ジンのレシピの調合比率と、直方体の辺の比率は、ともに美味しさ・美しさを決める重要な要素である。」ことに鑑み、「自由に動き積み重なる、1:(1+√2)の白銀比の直方体」が3つ入っていて、ジンを注ぐたび、3つの直方体の構成が変化し、飲むという行為の度にカタチが作られるのです。オオタさんの作品は作品に光を当てて影の変化を楽しんだり、色々な場所からの見え方を楽しむものなどがありますが、今回は液体のジンの中で彫刻がボトルの中で動くことでボトルと一体化したアートとなっています。
特に私が注目して気に入ったのはキャップです。キャップの部分もガラスできているのはとても珍しいのではないでしょうか。キャップが普通のものだったら魅力は半減してしまうでしょう。おかげでボトルのアート性が際立っていてとても美しいのです。こちらのおかげで、ジンを飲み終わってもお水を入れてアート性を継続することができます。レセプションでこちらの寺田社長にもその点を伺ってみましたが、その点についてはコストはかかったもののこだわって作成されたとおっしゃっておられました。
美を感じるポイントが同じなのはうれしいことですし、素晴らしい作品を作ってくださったことに感謝しました。

こちらは彫刻が入っていないものになります。

ちなみに、ジンのアルコール度数は69%!ジンのボタニカルはクラフトジンらしく、北海道産が13種類、合計で33種類となっています。北海道産のボタニカルは北海道産のブルーベリー、ラベンダー、フキノトウ、ニガヨモギ、ミントとともに、昆布、そば、切干大根といったものも使っているのが面白いです。
ストレートでちょっと飲んでみましたが、香りが強く美味しいのですが、やはり度数の関係できついので水割り、ソーダ割の方が飲みやすいかもしれません。
限定生産なのでシリアルナンバーが入っていまして、私が入手したのは53/3333です。


ちなみにレセプションでは、同じ北海道、十勝に出現した世界3位のチーズ職人(フロマジェ)である長原ちさとさんがいるTOYO Cheese Factoryからフロマジェ自ら出演され、Ageシリーズを堪能することができました。アルコール度数が高い飲料には濃厚なものが合うということで、大変美味しくいただき、後ほどこちらも購入してしまいました。



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