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君たちはポニョをどう観るか

セブ島に来てから早3ヶ月
ネトフリにてジブリが合法で観れるというのに、まだ全て観終わってません
ここに私の人間性が現れてます
お久しぶりです、じろっさむです

大分面白かったので、挑みます
対戦よろしくおねがいしまーーす👇

感想

騙されないぞっ!

子供向けに作ってる風なのがうまい 

というかせこい

小学生低学年で初めて見て、今回15年ぶりの鑑賞

当時は絵本の中に入り込んでしまったかのような作画とその世界観に魅了され、ぽかぽかするしてた

今になってわかる宮崎駿がそんな優しいだけのものを作るわけがねぇ
歌と映像の裏に隠された本当の顔があるのではないか、その違和感を抱いたのであれば探求しない理由はない

まずポニョという一つの作品に目を向けるのでなく、ジブリ全体を俯瞰する
今の私の考えとしては 「魔女」と「契約」が描かれることが多いである
そして契約を果たすのに愛が用いられる

トンネルやらを通り抜け、現実ではない世界に入り込み
(恋愛という名の)魔法がかかり、契約を結び、その後必ずと言うほどが風が吹く(めちゃ印象的な美しい絵で契約の怖さを表にださない)

これはなかなかバイアスがかかっていると自負しているが、とにかく私の中ではこのような法則が存在している

風立ちぬでは湖でお祈りしている菜穂子さんに会おうと二郎が森に入り込み、まるで二人が相合傘をするためだけに雨が降り、次の一瞬で晴れて乾き虹が出る

キキは魔法をかける側でもあるが、ウルスラという魔女に森で出会ってから(トンボを助けるという目的も重なり)再び風にのれるようになるし

湯婆婆との契約、水と人間は離れることのできない運命(愛)ってことでハクくんが助けてくれたり

駿さんじゃないけどマーニーも、湿っ地屋敷に入り込んでから、二人の関係は秘密で!でも忘れんじゃねぇよって

生きろそなたは美しいとかもはや命令だけどね

しれっと魔女というか魔法を持つ何かと契約してるんよ

今回でいうと、いきなり宗介が僕が守るからねって急に怖いわ
結局は世界を守るために、その契約を一生涯背負う羽目になるんだけど、5才の主人公にはそんなのわかるわけがない

使命やら難問を担がされて、友達や恋人、家族と共にもがいていく、決してハッピーエンドでは終わらない物語
それがジブリの裏の顔って思うのです(とくにポニョは子供向け感が否めないからこそ、騙されないぞっ!)


ここまでで私がマイナスイメージを持ってると思われてしまうかもしれないけど、全くそんなことはない


なぜならば、人生ってそんなもんだと思うから

意味はなくとも、罪はあるのかもしれない
家族がいても、目に見えない魔法の輪があるかもしれない
お前にサンは救えないかもしれない

でも、それでも共に生きるんだよね(たとえ人間じゃなくお魚だとしても)
だから美しいんだよ

街を飲み込む津波を起こしてでも、一緒にラーメンを食べるその一瞬こそが、生きる理由になる(ポニョ的にはハムかもしれん)

世間知らずな大学生はそう思うのです

物語のその先は相当大変だと思う
一生ポニョといないと世界終わるとか重すぎ、宗介に言い寄る女の子いたし、タタラ場と森とか何も解決してないし、風の谷とか普通に立ち直れないでしょレベルの崩壊、たぬきも人間社会で潰されてくだろうし、眞人だって現実世界に生きるんでしょ

けどそれを受け入れて生きるんだよね
そんでポーニョポーニョポニョ魚の子〜


おわりに

本当はなんでりさ呼びなのかとか、今回もまた七人のおばあちゃんですとか、もっと内容にふれたかったのに
書く能力、脳の整理が追いつかず、よくわからなくなりました!

とにかく!ポニョは見てるだけでも楽しいです!
手書きが千と千尋より全然多いらしい!
映像と世界観に、あと可愛さにぜひ騙されましょう!




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