見出し画像

【札幌駅前で健康づくり×まちづくり】人体改造カラダコラム vol.52

人体改造カブ式会社とは、札幌駅前通地区全体の健康=エリアヘルスマネジメントに取り組むプロジェクトです。52回目のコラムは人体改造カブ式会社事務局の芳村が札幌駅前通まちづくり会社社長として語りました。


皆さんは「ウェルビーイング」"well-being"という言葉を御存じでしょうか。

ウェルビーイングを私なりに定義すると、「身体だけではなく、精神面、社会面も含めて健康で幸せな状態」ということではないかと思います。
最近、企業・会社経営に関わって、にわかに「ウェルビーイング"well-being"経営」というものがクローズアップされています。

ちょっと自慢になりますが、人体改造カブ式会社の事務局である札幌駅前通まちづくり会社では、三年以上前の2020年10月から「正しいことを正しい方法でする会社」を会社理念として掲げ、それと並んで「経済合理性の追求は大切だが、みんなの幸せの追求をもっと大切にする会社(社員のウェルビーイングを大切にする会社)」になることを目指しています。

このことを会社経営の視点から、少し分かりやすく言うと、「目先の短期的な経済合理性(収益性や効率性)」を求めるよりも、「みんなの幸せ(働きやすさや心理的安全性)」を大切にすることで、社員のエンゲージメントを向上させ、離職率や欠勤率を低下させて、個々人はもとより、会社全体の生産性を上げて、長期的な収益性や効率性の向上につなげて、「社員も会社も幸せになる」ことを目指そうということです。

実は最近、エリアマネジメントの分野でも、ウェルビーイングが注目されています。

先日も、「Well-beingの視点からエリアマネジメントを考えよう」と題した全国フォーラムが開催され、札幌駅前通まちづくり会社の取締役が、人体改造カブ式会社の取組などを紹介しました。

その際に、「エリマネにおけるウェルビーイング(指標)は何か?」というような難問が話題となり、私になりに考えてみました。

ウェルビーイングに限らず、エリマネ(というか物事)の成果指標(大事にしたいこと)は、「不幸な人や辛い人がいなくなる(減る、生み出さない)」ということだと思います。

その場合に成果指標とすべきは、エリアにおける「シビックプライド、エリアプライド(地域への誇り、愛着)」、言い換えると「その地域にいて心地よい、幸せを感じる人の割合」というようなことではないでしょうか。

それを図る客観的データ(による検証)というのは難しいとは思いますが、将来、顔認証機能付きAIカメラなどにより、「エリア内の笑顔でいる人の割合」というようなものがデータ取得できると検証できるかもしれませんね。

今後も人体改造カブ式会社の活動などを通じて、札幌駅前通地区のエリアヘルスマネジメント(≒エリアウェルビーイング)の向上に取り組んで、一人でも多くの方が笑顔になれるまちづくりを進めていきたいと思います。

事務局 芳村直孝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?