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進撃の具体化思考性

こんにちは。人に興味の無い人事のワタナベと申します。
現職では採用のマーケティングをしています。
仕事柄、様々の人とお話させて頂く機会がありまして、その中で感じたことを少し書いていきたいと思います。
今回は具体化思考性の波が押し寄せて来ている!です。

思考性とは

私自身が多くの人とお話していく中で、思考(考え方)の傾向があるのではと感じ、
それを思考の性格=思考性と呼びながら分析しています。
もう少し詳細を書きますと、起点となるモノコトがあった時に無意識に考えることです。
(例)
起点となるモノコト:ケーキ
思考性①:美味しそう
思考性②:かわいい/きれい

思考性は様々な分類が出来ると思いますが、
ビジネスの場面において最近気になった下記2つの分類で少し書いていきたいと思います。
その分類が「具体化思考性」と「抽象化思考性」です。

具体化思考性とは

起点となるモノコトがあった時に、それを"どのように"解決するか、実現するかを考えたり、モノコトからどのような影響が発生するかをメインで考える思考性です。
モノコトをミクロにミクロに見ていきます。
「論理的思考」「how型思考」とも言われるかもしれません。

抽象化思考とは

起点となるモノコトがあった時に、そのモノコトの背景をメインで考える思考性です。
モノコトをマクロにマクロに見ていきます。
「多面的思考」「why型思考」とも言われるかもしれません。

図式化すると…

進撃の具体化思考

進撃の具体化思考性

思考性を思考の性格と定義していますが、感情面の性格とは異なり、時間をかけたトレーニングによって具体化思考性・抽象化思考性とも身に着けられると思っています。
ただ、教育の専門家ではないので恐縮ですが、日本の教育では具体化思考性にフォーカスされることがとても多いのではと感じています。
さらに論理的思考が効率的に鍛えられる「英語教育」や「プログラミング教育」が導入されることにより、
より具体化思考にフォーカスが向かれ、思考性のバランスに大きく偏りが出来るのではと感じています。

思考性のバランスとは

事業やビジョンによって異なることもありますが、組織をデザインしていくにあたり、思考性のバランスを考慮に入れることでより良い組織が作れるのでは…と感じています。
具体化思考性はその特性から、迅速な課題解決であったり、サービスの改良や運用に対して大きなバリューが出せるのではないかと感じる一方、
ゼロベースでの企画やマーケティング、質を重視した課題解決には抽象化思考性の方が大きなバリューが出せると感じます。
そのため、目指す事業やビジョンを達成するために思考性という観点から考えた、組織デザインが重要になってくるのではないかと思います。

具体化思考の進撃の要因

具体化思考性がここまでフォーカスされている背景としてはやはり、これまでの社会や組織がそのような人材を必要としてきたからではないでしょうか。
組織のなかで働くうちは、迅速な課題解決や効率的な改善といったことが重宝されるからです。
ただ、雇用の流動性が大きくなり、近隣諸国の台頭によって、求められる組織の形や働き方の形も変わってくる可能性があります。
その中でどのような思考性が必要になってくるか、深く考えていく必要があるのではないかと思っています。

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