【私の仕事】「不動産仲介」会社の倒産が急増【ニュースからの学び】
『 賃貸マンションやアパートの仲介・管理を手掛ける不動産屋の倒産が急増している。2023年に発生した不動産仲介業の倒産は前年から7割増と大幅に増加したほか、年間の倒産件数として過去最多を更新した。』
というニュースを読みました。
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今回も、納得で・当たり前と思えるようなニュースでした。
かなり悪く・キツイ言葉で言わせてもらうと、不動産業が今の業態のままであるのならば、現在行っている企業が半減したとしても困る人は少ない、と思います。
最近では、不動産の営業や内見などのシーンにおいて犯罪が発生するということもあり、ただ単に、物件の仲介などの業務しか行っていない不動産企業なのであれば、お客さん目線からすると、ネット検索で充分・むしろネット検索のほうが優秀で有能という認識をする方も増加しています。
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しかし、銀行業・不動産業は、歴史的には、企業所在地の発展のために必要な業種であったと言えます。
昔から、発展した地域には、その地域のために業務を行った銀行業・不動産業の有名な企業があり、地元の名士などと呼ばれることも多いです。
しかし、両業種の今の業務内容は、各企業が存続するためだけに行なっているだけで、地域の発展・貢献をしている会社というのはほとんど無いのではないでしょうか。
ニュースのように業績が悪化した不動産企業の中には、駐車場の運用に活路を見出そうとしている会社も増えましたが、この動きもそのうち頭打ちになるでしょう。
現状も先行きもあまりよろしくない両業種ですが、銀行と不動産業は、変化すれば有望な業種であるとも私は思っています。
例えば、
銀行業は、現在の業績に基づいて貸し付けをするだけでなく、将来的な事(プラン)に対する貸付を拡大する。
不動産業は、ただ単に不動産を売買したり、賃貸するだけではなく、その中に入るテナントについてもコンサルタントをするような形をする。
といった業態になるのであれば、時代のニーズに合い多くの方から必要とされるものになると思います。
つまり、お金・不動産をただ貸すだけ・貸しっぱなしにするだけという形ではなく、数年間のスパンできっちり寄り添う形にすることが必要です。
大企業はともかく、地域に根差している・根差さないと運営に支障が出るような中小企業であれば、儲けだけを考えて業務を行うのではなく、三方一両損ではありませんが、地域全体の発展・地域への貢献ということも考えなくてはいけない時代に入ったと思います。
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ニュースで後退・衰退を報じられている業種は、内容の全てが正しいという訳ではありませんが、何かしらの問題点があるのは間違い無いので、現在のニーズにあった業態への変化が必要だと思います。
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