人事部長その50〜講師編④〜新学期が始まったよ!
新学期の授業が始まった。
昨年に続き、今年度も非常勤講師として契約出来た。
そして先日からこの春に入学した一年生の授業がスタート。
午前140分Aクラス
午後140分Bクラス
それぞれ2クラスを同じ内容で進めていくというスケジュールだ。
僕が受け持つ内容は、主に就職活動を主題にしながら社会に出て必要なコミュニケーションを伝えていくことを目的にしている。
特に、社会に出るにあたって僕が学生時代にこれ先に知っておきたかったなーと思うところを学生に教えられたらと考えている。
就職活動の仕方もそうだ。
就職活動はひとりでやってはいけない。とか基本中の基本で、挨拶やお辞儀の仕方だったりする。
今後、メールの書き方や、封書の書き方などもやっていくつもりだ。
後は面接の仕方などは企業の現役の人事であることを活かして、面接官はここを見ているというポイントなども教えていくつもりだ。つまり、採用の裏側を詳らかに伝えていく事によって学校では教えられないことを学生に伝えていくことが最大のメリットとなる。
しかし課題も多い。
入学してすぐに就職活動に取り組んでくれるか問題だ。
入学した学生は18才〜19歳になったばかりだ。
そんな彼らにどうやって就活に取り組んでもらうかを考えた。
第一段階→目標、夢を見つけるワークをして学生に将来の目標、夢を発表してもらった。
ここでは、かなりの人数が将来、自分のお店を持ちたいと答えていた。販売職を目指したり、バイヤーになりたいみたいな具体的な職種を答えた人数がかなり少なかった。
第二段階ではその目標や夢を達成するためにどうしたらよいか。という問いに対して、すぐに店舗を持つためにどうしたら良いか?ではなく、就職することを講師として学生に勧めた。
とにかく就職活動に興味がなくても、どこかに所属して働く気のない学生に就職活動に目を向けるようにメリットを伝えた。
将来、お店を持ったり、経営者になりたい!という目標のために、必要なスキルを身に付けたり、必要な人脈、コネクションを構築したり、必要な社会経験を積めるということだ。
しかも給料を貰いながら。
その流れで授業でも、就職活動って自分に関係ない。ではなく、あくまでも選択肢のひとつだと思って興味を持ってほしい。ということを話をして見た。
という流れで、夢、目標を少し現実的に考えてもらえるように組み立てた。
これが正解か分からないが、これからやろうとしている自己分析ワークや企業研究について、前向きにやってもらう理由付けを行った。
今後の授業で、やらされている一方ではなくこの理由があるから、授業では前向きに取り組んでね!という大義名分を作ったということになる。
ともあれ、今年の一年生は今の2年生より、真面目で授業の取り組み姿勢が前向きでよかった。というのが感想で、教えがいのある学生が多いので、講師としてもいろいろ授業の工夫のしがいがある。
昨年は試行錯誤の連続でだったが、学生がどうあれ、興味を持ってもらえるような工夫を積み重ねて行きたい。
講師編つづく。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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