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2020年前半の人気書評ベスト6!~名著との出会いを振り返る

2月下旬からnoteを始め、はや4ヶ月となりました。その間、かなり高頻度で書評記事を書き続けてきましたが、予想していた何倍も何十倍も、みなさまにたくさん読んで頂き、スキ、コメントを沢山いただきました!確実に、ここまで続けてこれたモチベーションになっています。改めて、御礼申し上げます。

純粋な書評記事は88記事あるはずなのですが、上半期も終わったので、この区切りのタイミングで、過去の人気記事を以下の基準に沿って1位~6位まで紹介していきます。キリよくベスト5にしようと思ったけど、眺めてたらどうしても6位も外せなかった!

■順位決定ロジック
記事ごとの「総計PV数」「総計スキ数」「スキ/PV(※)」を総合的に勘案
※PVあたりのスキ頂いた数です。PV数小でもスキ数が多ければ浮上するもので、開始以降徐々にフォロー/閲覧頂く数が増えている中で昔の記事が埋もれないための調整指数です。
※上記3指標の合算度合いは何となくです。

それでは御覧ください!

第6位:『大人のための社会科 -- 未来を語るために』

今読み返すと、なぜかやたらとアツく社会の構造について長々語ってる記事です。ここまでスキいただけるとは実はけっこう意外でしたが、日々色々なものを読んだり考えたりしている中で、未だにここに立ち返ることが多いです。人は、自分が生きる社会と離れては思考も行為もしえないということを強く感じるし、だからこそ大人がこれらを学び直す意義がある。

第5位:『知的トレーニングの技術』

これはですねー。この本自体は(けっこう難解ですが)かなりオススメしたい一冊で、自身の知的生産スタイルの何割かはこれが基礎になっている、影響を強く受けた本です。なんですけど、今見ると、引用に頼ってあんまり噛み砕いて説明できてないですね・・・笑

個人的にあんまり記事化しないジャンルですが、みなさんやはりこの類の方法論には興味が強いのかもしれません。

第4位:『世界を変えた150の科学の本』

結構最近のものなのですが、これは手にとった時点での期待値を軽やかに飛び越えた良書だったので、そのテンションそのままに筆にも力が入っています。辞書のようなデカさがとても愛おしいので、この本がたくさんの方に注目していただけて良かったです。

第3位:『砂糖の世界史』

かなり初期に上げた記事ですが、まぁ言わずとしれた名著と言ってよいですね。だいぶ構成がガチャガチャしてる謎の書評ですし、なにより「面白い」しか言ってないという根本的な問題点がありますが、歴史がこうも鮮やかに紐解かれる様を追っていると、知的興奮が止まりません。閲覧数はそこまででもないのですが、かなり多くのスキを頂いており、筆者の謎の興奮だけは読者諸賢にうまく伝わっていたようです。

あれ、そういえば、『サピエンス全史』はどこいった・・・

第2位:『時間は存在しない』

いやーーーこれは過去最大の力作でした!評するまでもなく名著なので、書評ではなく、やたらと文字量を尽くして内容を概説した記事なのですが、書くのにめちゃくちゃ時間がかかった。現代物理学が解き明かした時間の不思議に天地がひっくり返るぐらいの衝撃を受けたので、単に「いい本だから読んでね」にはしたくなくて、内容を自分なりに噛み砕こうと思った次第ですが、記事自体が全4記事2万字弱の大作なので、本当に大変でした。本当に大変だったゆえ、全記事がそれぞれ(!)1,000人以上の方に目を通してもらえて、すごく報われた気持ちです。

第1位:『急に具合が悪くなる』

さて、もう第1位ですが、いやはや、これが1位はマジで嬉しい。PV数もかなり多いながら、スキもめっちゃ頂いていて、実際かなり圧倒的第一位でした。ただもうこれは、この本自体が奇跡的な巡り合わせで成り立っている神々しい1冊なので、完全に本のパワーがそうさせただけですね、うん。

実は妻からたまたま貸してもらって読んだんですが、2人の著者の軽妙でテンポの良いやりがどんどん生の深みに入り込んでいく展開が凄まじく、すぐにのめり込んでいきました。極限状況において自身の生を内側から睨み、この実存を喰い尽くさんとする迫力。生の実践と哲学の実践の境界が揺らぎ、読んでいる方も具合が悪くなる。鳥肌しか立ちません。

純粋に自分自身が選ぶ、上半期の良かった本ランキングでも、本書と2位の『時間は~』はTOP3に入るだろうなと思います。個人的にめちゃくちゃ良かったけど全然ランクインしていないものも幾つもありますが、本書が沢山読んでいただけたので、結果として満足感いっぱいで締めくくれるランキングとなりました。

番外編:PV数ぶっちぎり優勝は非書評記事orz...

さて、筆者のnoteはほとんど9割5部ぐらいが本にまつわる記事で埋め尽くされていますが、超珍しく、自身のプライベートに関して綴った記事があります。むしろ、まともな自己紹介もしてませんし、これが唯一じゃないだろうか。

そして、それがnote公式にpickされていて、ぶっちぎりで読まれている記事です。どんなにいい本をどんなに頑張って紹介しても、抜ける気がしません。嬉しい反面、モヤモヤがすごいので、下期のベンチマークとして置いておきます笑

これだけ書評記事しか書いてないのに「運営お気に入り」に拾われたのが唯一違うやつって、、、note運営さん、、、もっとこう、、、書評もpickしてくれよ!あ、でも最近なんか見たわ。。。読書感想文みたいなイベントで幾つも書評記事選ばれてたわ。。。自分の、どれ一つとして選ばれてなかったわ。。自分がもっとイケてるの書かなきゃダメなだけだったわ。。。でもなんか、選ばれてたやつ、限りなく読み物っぽい書評が多かったわ。。。なんかこう、、いわゆる普通の書評って、、、、クリエイション、、、大事なのはわかるけどさ、、別に普通の書評もクリエイションしてなくはないと思うけど。。。

あっ、、と、ちょっと最後にカジュアルに心の闇が出てしまいましたが、下半期も引き続き、たくさんの本を読んでドシドシご紹介できればな~と思います。みなさまが良き本とともにあらんことを。

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