プリオン病という難病になってしまったユウ

最後から2番目に
ユウに会ったのは
かわいい内装のカフェレストラン
　
一緒にパンケーキ食べたね

いつも優しくあたたかく
たくさん助けてくれた
手紙もたくさんくれた
わたしは感謝でいっぱいだった

　
ありがとうを伝えたくて
ネイビーのコートを買って
ユウの家まで届けたね

すごく喜んでくれて
そのあとリモートで
着ている姿を見せてくれた
照れている顔がすっごくかわいかったな

あの時、今日で会うのが最後になるなんて
まったく思ってなかったから
　
またね♡

そう言って別れた

ある日突然
ユウがプリオン病になったことを知った
わたしは初めてこの難病を知った
　
ユウはどんな気持ちだったんだろうって思ったら
とてつもなく胸が締めつけられた
死に至り治ることがない
自分のこともわからなくなるって聞いた

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ある日
知人が話しを聞いてほしいって来た
　
〝病気のせいでうまくいかない″
〝治したいけどなかなかできない″

とても辛そうだった

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それぞれの辛さと哀しみがある

病気なんてなければいいのに

ユウは治らない病気で苦しみの中
知人は治る病気で苦しみの中

ユウからしたら病気が治るということは
本当に羨ましいのだと想う
　
知人からしたら病気でない人が
ものすごく羨ましいのだと思う

死にたいと思っている人も
自分の大切な人が死ぬのは辛いと想う
　
大切な人からしたら
死にたいと思っている人に
ずっと生きていて欲しいと想う
　

人は同じ舌で
〝大好きだ″とも　
〝死ね″とも言える
使い方間違えたら
それだけで人を殺せてしまうんだもん
こわいよ
　


心から思う
人が人を傷つけることから受ける
苦しみや悲しみが　
なくなってほしい
病気がなくなってほしい
格差のない世界になってほしい
　

ユウ
あなたの笑顔を何度も何度も何度も
思い出して
生きるチカラに
わたしはしないとね(*´꒳`*)

✴︎ユウはYouからとらせていただきました。

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プリオン病には根治的な治療法がなくて、
自分自身のこともわからなくなり、
通常は症状が現れて数カ月から1～2年で死に至ると言われている。
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