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(短編小説)遠方星の受験生向けサポートサービス:月を拠点に余裕をもった大学受験を


準備次第の受験


 地球から遠く離れた地方星からの大学受験。たびたび受験に訪れる時間、費用を考えたらその労力は計り知れません。

ここ20年ほどで一般の方々の惑星間移動が頻繁になってきましたが、それでも地球の大学を受験するとなると、遠方星からの移動には手間と時間がかかります。複数大学を受ける際に、たびたび往復していてはなおのこと。

移動に貴重な勉強時間を取られてしまいます。受験直前の移動では宇宙酔いや睡眠不足などで実力を発揮できないかもしれませんし、到着後は食事や睡眠など慣れないままのホテルでは受験へのリスクが高いです。

そういった方々が地球での受験を首尾よく成功させる方法とはどんなものでしょう。なかには準備万端で落ち着いた受験をめざせる方法があります。ここで紹介しましょう。

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1,542字
ナンセンスなSFをこそこそ書いています。ひとつ5分。すきま時間にお読みください。

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