本日、今期最後の牛蒡・里芋納めとなりました。 いやはや、サト様、ゴボ様、約1年間、誠にありがとうございました。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 こうして栽培と収穫をしていると、各地で収穫祭がある意味が実感としてよく分かりますね。文化や習慣と共に失われた祭祀もたくさんあるのだろうけど。 無宗教でもナニモノかに祈り、感謝を申し上げたくなるもの。 信仰とは本来、ご利益や癒しを求めるものではなく、自然への畏怖と感謝から出るものであったとしみじみ思うものであります。 さて
実のところ、これまで小作品の制作にはそんなに乗り気ではなかった。 販売しました!と言いながらいきなりネガティブな出だしになるが(笑)、一人のアーティストを例としてカネとのスタンスの取り方に興味のある人は読んでもらいたい。 しかし「ライフラインはカネで買うもの」と思っている人にはおもしろくない内容だと断っておく。 乗り気ではなかったのは別に気持ち的に嫌だとかではなく、どこかで「売るための作品」のような気持ちが払拭できなかったからだ。 しかし、とくに何がきっかけでというわけでも
「なんだこれは!?」 岡本太郎にとっての芸術の出発点は、フランスへ行ってピカソの絵を見て、なんだこれは!?と驚愕した時だそう。 そこから、芸術とは既成概念をぶち壊すもの、爆発だ!と思い至り、自身の背景へと目を転じ「なんだこれは!?」を探してみたら縄文に行き着いたとか。 写真の白菜も中々の”なんだこれは!?”ぶりではないだろうか。 そういえば岡本太郎は久高島のイザイホーも取材に訪れていたと記憶している。男子禁制のこの祭祀に岡本太郎が取材に行けたのか、踏み入ったのか、カネで
世間はどうか知らないが、白菜の収穫がうち的にピークを迎えている。 素晴らしい糖度!というわけではないけれど、新鮮な香りがある瑞々しい松島純二号白菜に仕上がった。 前回の投稿にも書いたが、昨年の11月末あたりに不織布囲いの内側でモンシロチョウの死骸を発見し、事実、モンシロチョウの幼虫も捕殺したので、表面15枚くらいの葉を食べ散らかした犯人はてっきりモンシロチョウの幼虫であると決めつけていた。 しかし、実のところモンシロチョウの幼虫は過去の一回だけで、あとは圧倒的に半透明の小
2023年1月8日、初畑。 遅ればせながら松島純二号白菜の頭を巻いてきた。 遅いのは承知している。畑はあくまで趣味なのだ。本業に差し支えない範囲でどこまでできるかというところに実験的意義がある。 去年の失敗のいくつかのうち一つは「横着して使い古しの不織布を使用しない」ということだった。 11月中に白菜の植った畝の囲いからモンシロチョウを1匹追い出して、月末で同種死骸を囲いの中に2匹発見した。穴の空いた不織布が原因で害虫たるモンシロチョウが侵入したのは一目瞭然だった。不甲斐な
今回は今年度で制作3年目を迎えるアートカレンダーについて記したい。 前回「たかがカレンダー、されどカレンダー」と結んだが、スマホに内蔵されて予定が反映される便利なカレンダーアプリが席巻する時代において、なぜこんなアナログでニーズの低い仕事をわざわざを行っているのか。 まず私にとってのカレンダー制作は、グッズではなくアーティスト活動の一環として行っている。 少部数での利益率が低いカレンダー制作はまったく儲けにならない。今のところは毎度赤字だ。 安く仕上げようとしたらいくら
いよいよ今回は反省点も折り込みながら自宅の庭で私が行なっている実験についてしたためたい。 庭では無肥料、無農薬で直植えとプランター栽培の2種類を行なっている。全て固定種だが名称は省略する。後ほど詳述するが、実験の醍醐味は土づくりなのだ。 まずはプランター栽培の方から記していきたい。 夏野菜、冬野菜両方ともやっているが、正直、冬野菜はあまりうまくいっていない。育苗段階でよく成長したものは畑へ、はじかれたものをプランターで、とやっているせいもあるだろうが、おそらく畑に比べ根域
昨日はいきなりのニュースに戸惑い、菜園総括を上げることができなかった。 日本の警察は今回の件に関し本腰を入れて犯人逮捕に全力を尽くしてもらいたい。 さて、前回の菜園総括は筆の進むままに書き出したら、やはり、といった具合だった。 最初から自分に強く言い聞かせて書き始めなければ、なかなか本題へは移れない。 とはいえ私の場合、本業と家庭菜園と国家と社会は切っても切れない関係であるため、残念ながらとくに問題を感じているわけでもない。 前回の内容を書きながら、結局のところ日本を衰
宮台真司が刺された。 面識はないが、彼は私にとって師匠のような存在だ。 この国にとって何が本当に大事なのか、個々の幸福とは何か、本物の保守、本質的なことが語れる数少ない学者であり、貴重な人的財産である。 この心底投げ出したくなるような、不甲斐なく稚拙で、せこくて野蛮な現代の日本社会において、彼と同時代に生きているということは1つの救いであるとすら私は思う。 逃走中の犯人はネトウヨ的な人間であると想像するが、もし仮に犯人が右派だと自認しているとすれば笑止千万。 犯人は宮台
前回は漸く家庭菜園総括ができてとても嬉しかった。 InstagramやFBではアート活動メインで投稿しているので、ここで大好きな家庭菜園について思う存分書けるということは精神的な救いの意味があると思う。 くど過ぎるほど長い文章で自身の考えや心情を正直に吐露しても、とくに恥ずかしくはないし迷惑だろうなと思うこともない。 この場で私は完全に自由を得ているのだ。勝手に。 書くことでしか、吐き出すことでしかまとめられない思考や気持ちというものがある。 しかし何故か人間性の業で、日
今回こそは前置きなしでいきなり本題に入ります🔥 さて、ここのところ珍しく筆が進み色々と投稿が増している。その中で、微弱ながらも家庭菜園についての反応が最も多いので、よしそれならば大好きな家庭菜園について思う存分書かせてもらおう!と意気込み、でもちょっと時事ネタ入れた方が楽しくないかな、なんて欲をかいて書き始めると持ち前の我の強さが顔をもたげ、あーではないか、こーではないかと主義主張が湧き出て噴き出てつい長くなってしまうという、無限スパイラルに陥っていたのが最近の投稿の流れで
一年の総括をしよう!と意気込んでいたが、今日はなんとなく日々を綴ってみたい気持ち。 暖かくて良い日和であったためだろうか。こんな日常を大事にして生きたい。 だいぶ夕日の眩しい写真になってしまった。これが私の畑。大きさは8坪。 今では私にとってとても重要な掛け替えの無い存在。地球との繋がりを実感できる場所であり、実験場であり、思考とインスピレーションの源泉。 今植っているのは、手前から聖護院大蕪、春菊、豊葉ほうれん草、新晩生小松菜 / 松島純二号白菜、早生千筋京水菜、ブロ
さて、今日こそは2022年度、家庭菜園の総括をしたいと思っています。とは言いながらもちょっとだけ。 さわりは今週のvideonewsから。知っている人は知っている。知らない人は知らない。一部の人には既に伝説的なインターネット番組である。 どこら辺が既に伝説かというと、世間にいち早く先駆けてインターネット番組を始めたこと、骨太ジャーナリストの神保哲生と異端社会学者の宮台真司というコンビに加え近年では幾人かの強力な協力者も得てパワーアップしている点、そしてクオリティーを落とさず
まずはちょっと時事ネタから。 安倍元総理を射殺した犯人、山上。 そもそもの日本ダラダラ勾留にプラスアルファで彼は精神鑑定を理由に勾留期限を伸ばされた。 山上はきっと精神鑑定を受けて治療の名目で薬漬けにされるだろう。 我々が彼自身の言葉を聞くこともないままに、彼は史上最悪の犯罪者というレッテルを背負い歴史に名を刻むだろう。 なぜなら故安倍晋三を神格化し残していこうとするのだから、偉大なる人物を倒した者もまた対極にある巨悪として語り継がれるのだ。 そして何しろ事件から発覚した
どういうわけか最近は文章ばかりやたらと書いている。 では本職の作品制作の方はどうかというと、こちらはさっぱりである。やる気が出ない。手が動かない。楽しめない。 思うにこうしたことは度々あるもので、一年に一度は必ず訪れる、思考をまとめる時間なのだ。 今年は年始から早々ぶっ飛ばし気味で走り続けてきた。制作しながらも色々と考えているので作品発表とはまた違う形でのアウトプットが私には必要なのだ。 大概、内容はここ最近の、こんな感じになる。 こうして見てみるとアウトプットに次ぐアウ
台湾といえば親日とグルメだろう。 グルメはさておいてその親日感情が「犬が去って豚が来た」という感情を元にしたものであるということは知っておくべきだと思う。 私は知らないと恥ずかしい内容として認識しているが、しかし驚くことに多くの日本人が知らないか忘れてしまっていることに、台湾における50年間の「日本統治時代」というものがある。 日本が西欧から亜細亜の開放をするのだと銘打って大東亜戦争という侵略戦争を展開したことは知っているだろう。 しかし我々の教育は大体がそこで止まってい