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Web3で抱えている問題について、素人が感じたこと。

先日、WebXというイベントに参加してきました。
日本の企業をはじめとして、海外からもWeb3.0を中心として事業をしている企業などが集まったイベントです。

暗号資産(仮想通貨)からNFTやゲームなどのブースから、さまざまな大御所などが登壇する対談やピッチなどがありました。素人ながら、何もわからず、参加してきたわけなんですが、その中でも感じたことをここに綴ってみようと思います。

NFTとか仮想通貨とか学んでみたいけど、どうなんだろう、、、って思っている人に向けた記事になります。用語なども全然わからないと思います。それも理由があることがなんとなく感じ取れた部分も多いので、書いてみます。


なぜWeb3は難しく感じてしまうのか?

一般の人がそのツールを使えるようになるまで、大きな壁があります。インターネットも今では誰しもが使えるものになっています。しかし、日本での暗号資産の保有率やNFTの売買経験などがない人の方が大多数です。

壁が高い。

そう思う人が多いのです。なぜ高いのか?「難しそう」という偏見が第一かもしれません。何かを導入するというのは労力がかかります。そしてそれが実態として現れないものにはとっつきにくいのは当たり前です。

理解するのが難しい。

正直、勉強は必要かもしれません。しかし、それが今いらなくなってきています。今使っている「お金」も実際は、金本位制から始まり、経済や投資関連のようなものはしっかり学習しなければなりません。でも、そこまでしなくても使えている現状にあります。
事実、暗号資産(仮想通貨)などもそういった状況にあります。

国の野望によって。

国として考えた時に、「円」の流通量を増やしたいのは当たり前です。経済に関わってきますから。そこで、仮想通貨という通貨に行ってしまうと円の流通量は減ってしまいます。だから「暗号資産」というちょっととっつきにくい名前になっています。「暗号資産」=「仮想通貨」は全く同じです。だから、簡単にいうとお金です。


今の現状をどのようにすべきなのか?

一般人にも利用できるゲームという形を。

ブロックチェーンというものを理解せずとも私たちのような一般人にも利用できるものは増えてきています。

XENOというゲームアプリが1つあるでしょう。現時点で、Youtuberのヒカルが宣伝をやってすごい盛り上がっているゲームです。

これはNFTゲームと呼ばれるものですが、そう言ったことをそこまで気にせずに普通に楽しめるゲームです。アイテムが欲しいから、それを売り買いできる場があるゲームです。それでお金を儲けられます。その仕組みとしてNFTやブロックチェーンという用語が使われています。

教育する。

日本でのそもそもの経済的なところのリテラシーは低いのが現状です。お金の話なんて学校でやってくれません。iDeCoやNISAですらやっていない人が多いです。Eスポーツのような形でなくともXENOのようなゲームで稼げるなんてことも知りません。

教育で邪魔になっているものがあります。それが3つも。

  • 霞ヶ関文学

  • 間違って広がっている知識

  • 英語

霞ヶ関文学
教育面において国の文書や法律の存在はものすごく大きいのですが、ものすごく読みにくいのが現状です。しょうがないところもありますが、ここまで読みにくいと一般人はとっつきにくいですよね。このような現状がweb3の界隈でも起こっています。それをどうにかすべきだと私個人は思います。

間違ってい広がっている知識
「ステーブルコインとは」とググってみると、暗号資産の一種などと抱えれていることは正直、これは半分正解で、半分間違いです。ステーブルコインとは、一般的に特定の資産と関連して価値の安定を目的とするデジタルアセットで分散台帳技 術(又はこれと類似の技術)を用いているものとされています(「中間論点整理」: 2021年11月17日)。このような一般的に使われている横文字が間違った認識をされている時もあれば、日本独自の捉え方となっている場合があります。

英語という存在
グローバルな通貨であるために英語での文献が多かったり、英語によって生まれたカタカナが多くなっています。グローバルであるのはいいことですが、それによって理解できない人は多くなっていく一方でもあります。これには2つの解決策があると思っています。カタカナとして表記するのであれば、もう少し慎重に定義から選ぶべきだし、それに慣れる環境にしていく必要があるかもしれません。すなわち日本の苦手な英語教育になるでしょう。もう1つは、頑張って日本語にしていくことです。厳密に違いがあるのであれば、それをしっかりと区別した適切な日本語を作り出すことです。どちらかが必要な第一歩だと思います。


Web2.0とWeb3.0の融合がコアになる。

今あるものとこれからのものをつなぐ。

それぞれの企業の思想が全く違います。ある会社では、その会社だけで全てを行うことのできるプラットフォームの提供を目指していたり、さまざまな媒体(GAFAなどをはじめとした)とのつながりで構築していくものなどなど、、、たくさんあります。そのほかで言えば、エンタメ×Web3.0などもありますね。

どの思想も素晴らしいものでそれぞれにメリットとデメリットが存在はするがなくてはならないものになると思いますが、現段階の日本を見るのならば、Web2.0とWeb3.0の融合や混合は必要だと感じています。googleやamazonと繋がっていたら使う人は増えるだろうなぁと。


各分野によって理解度が全く違う。

日本や海外でweb3に手を出して事業をしている暗号資産をはじめとした会社から証券や銀行などの金融機関、ゲーム会社、車の会社、食品会社などさまざまな大企業の人たちの対談を聞いてみました。その中で感じたものが2つありました。

  • そもそものWeb3.0に対する捉え方によって知識幅が違う。

  • 海外に触れているかいないのかで全く捉え方が違う。

そもそものWeb3.0に対する捉え方によって知識幅が違う。
これは正直、事業にとっての立ち位置によって違うのは当たり前です。しかし、それでも幅がありすぎると思ったというのが事実です。。対談をしていても深い議論に持っていける人もいれば、表面上で流してしまう人もいました。個人的な差かもしれませんが、トップがそうなら下もそうなりかねません。また、金融に重きを置いている会社とエンタメで見るゲーム会社とでは、全く捉え方が違いました。お金を中心に扱うのならば、それを主体的にみて、流通量やユーザーへの壁などにトークテーマが行きやすいですが、逆にエンタメで考えているところでは、仕組みをどう活用するのかのようなことを考えていました。それによって、仕組みに対する捉え方も全然、全くといっていいほど違いました。

海外に触れているかいないのかで全く捉え方が違う。
グローバルステージと日本ステージ、スポットライトステージ、サイドイベントなどいろいろみて思ったのは、グローバル・世界に触れている方が大きくも小さくも捉えているということです。今の言い方だと大雑把かもしれませんが、やはり日本にとどまらない市場規模が大きい部分を見ていると考え方も変わってくる気がしました。1つの機能をどこ(の層)に持っていくかを考えるだけで根本的にいろんなことが変わったり、ビジネスとして考えても日本と他の国との差異もよく認識できていると思います。海外でビジネスしている日本人たちが英語で対談し議論している内容と日本の中だけでビジネスしている日本人たちは全然密度が違ったのが現状で、これが今の日本なのか、、、と思ってしまいました。
(当然、全てがそうではないですが、、、)


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