考自録

今日おはよう。明日も転がる。

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  • 何者問題シリーズ

    あなたは何物ですか?私はローリングストーンのドブネズミです。あなたもそうでしょ?というハナシ。 人間の代替可能性を考える。今後は個別化要素も考える。

  • 三国志倫理学

    三国志を倫理学の観点から捉えていきます。

最近の記事

古代中国の歴史から「国」の概念を考えたいpart1〜三皇五帝から夏王朝滅亡まで「帝の系譜と徳」

中国の歴史として、国という概念に近しいものが出現するのは伝説上の三皇五帝の時代である。 史実を見ていくと、初期王朝形成以前は石器時代であり、黄河・長江・遼河などで文明が見られるが、中国史上のメインストリームとなる儒教思想の形成に対する影響は少なく、史実ではないものの以後の中国の国家観に多大な影響を与えた古代神話時代から見ていくことにする。 三皇五帝の時代~夏王朝成立 三皇五帝については諸説あるようだが、三皇は神であり、五帝からが人間=聖人であるというものが多い。 特に最初

    • 週半ばの休みは次の日に響く

      夜更かしした。一日中しぬほど眠い。風も強いし寒くてツラい。 二日酔いでも、低気圧でも、花粉がひどくても、風邪気味でも働きに出る。 気分は最悪だ。 こんな状態で職場の嫌なやつに立ち向かうのがダルすぎる。 一人なら、別に夜更かししようが酔っ払ってようが、どうだっていい。 一人でやる仕事ならその日は休んでしまえばいい。 というわけで、会社に属している時点で、自分の身体は自分だけのものではなくなる。 週に2日、身体は自分の元に戻ってくるが、週5日は会社の所有物として振る舞うことに

      • 咀嚼シリーズ アイディア出ししようとしたら例の自民党の裏金ニュースを初めて知った件について

        面白いアイディアを山のように考えたい。 でも一つも思い浮かばないので、ネットで調べたら「アイデアのつくり方」という本が出てきた。 この本によると、アイデアの作り方は下記。 この本を解説しているまとめサイトによると、そもそもアイディアは既存の要素の組み合わせであって、その関連性を見つけるために自分なりにデータを咀嚼するのが大事らしい。それが②。 ③については、そうやって咀嚼しても自分の中でごちゃごちゃになってしまうので、結局は一回放棄するのが必要らしい。 そして④は、そうや

        • いつもやっているただの堂々巡り 駄過ぎる文

          常に結論が出ない。 口では〜〜は〜〜だ、とか適当抜かしているが、いざ行動に移すとなると、それが自分の本質になってしまいそうで、やはり何も行動を起こせない。 自分という容れ物に、何を入れていいのか常に分からない。 だが何かを入れてしまったら最後、それを取り出して全く元の状態に戻すというのは相当に難儀であると頭のどこかで常に思っている。 他者が自分に強制的に干渉してきたものは仕方ないと思う。 仕事でこれをやれ、あれをやれと言われて強制的に仕事に関しては少しだけ経験を積んだ人

        古代中国の歴史から「国」の概念を考えたいpart1〜三皇五帝から夏王朝滅亡まで「帝の系譜と徳」

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        • 何者問題シリーズ
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        • 三国志倫理学
          2本

        記事

          Frostpunkが面白かったので感想

          久しぶりに休みが取れてsteamで680円になっていたFrostpunkをやった。 まあこれくらいの値段ならちょっと高いコンビニ弁当一個分くらいなので気兼ねなく買ってしまう。 時間つぶし程度の感覚でやってみたら相当面白く、初回プレイを一気に駆け抜けて、アドレナリンのせいか気付かなかった疲れで終わった後には倒れるように寝てしまった。 そもそもこういう街作りシミュレーション?的なゲームは何気に初めてやった。 いわゆるただの街作りゲームとは違って、氷河期が来た地球で、極寒の中、

          Frostpunkが面白かったので感想

          気持ちに原因はあるんだろうけどやっぱり分からない

          気持ちに原因はないのだろうか。 僕はここ5、6年、気持ちに原因はあるというのをテーマの1つとしてきて、やっぱり人間は生理的感情を除けば気持ちの原因はあるんだと思う。 実際進撃の巨人の上記のシーンも、4巻のこのシーンでは本人にはまだ自覚されていなかっただけで、後になってクリスタの生まれ育った環境が原因で誰にでも好かれるいい人でいたいという欲望があったんだと分かる。 まあそれは、ストーリー上の都合で、伏線が張られて後になって答え合わせをしてくれるという定型パターンの演出だから、

          気持ちに原因はあるんだろうけどやっぱり分からない

          他人と共有可能なものが仕事で、できないのが趣味?

          休みたいなあと思う。 自分だけの、好きなことができる時間が欲しいと思う。 そんな、好きでやっていることがなぜ仕事にならないのだろうか。 休みにやりたいことは何だろう。 例えば、ちょっと旅に出て何気ない風景を見てみたいと思う。 何となく絵を習ってみたいと思う。 好きなだけ気の向くままに映画を見たり、ゲームをしたいと思う。 そりゃあどれも何かを生み出しているわけでもなく、生産性なんてこれっぽっちもないのだが、エンタメという産業が猛烈に盛んなイマ、何かを好きになる力は仕事にで

          他人と共有可能なものが仕事で、できないのが趣味?

          ペルソナ5に全体主義と相対主義の対立構造を見る

          スイッチで割引されていたペルソナ5をちまちま進めている。 このシリーズの作品を何一つ知らなかったときにゲームの企画募集に出した自分の企画と、目指すところは違えどもゲームシステムなどツラはほぼ丸被りだった。 企画を審査する側からしたらこれまんまペルソナのパクリやんと思われていたんだろうなあと今更ながらに気付き、力作だった割りにはどこも反応が微妙だったのはそういうわけかと、今更ながらに納得した。 というのは余談だが、内容については今やっているところがまだ序盤の方で、これからどう

          ペルソナ5に全体主義と相対主義の対立構造を見る

          空、飛びたい

          日々、自分は何かに向かえているだろうか。 このまま目の前の金稼ぎだけを毎日やり続けて、気づいたら人生が終わる。 目の前のことをやりたくない。 自分の人生だけを生きたくない。 自分という存在の延長を、何かに留めておきたくない。 あらゆる物理法則に束縛されたくない。 無限に広がっていく思考を一つの型に入れたくない。 思考は空を飛び、鮮やかな世界を形作る。 地を這ったり、飯を食らったり、転がっていくものを追いかけたりしたくない。 雲を眺め、月を眺め、季節の匂いを感

          空、飛びたい

          レイプの怖さを理解できない

          仮に僕が有名人だとしたら文字面だけで一瞬で炎上しそうなことを言うが、 性犯罪って何がそんなにいけないのか理解できない自分がいる。 きっかけは、性被害に合う、痴漢とかレイプとか、どんな感覚なのか想像してみようとしたが一向に上手く考えられなかったこと。 怪我とか妊娠とかの実害を恐れるのはもちろん理解できるのだが、では怪我しないように優しく、妊娠しないように行為をする、というのならいいのかというと多分絶対違う。 以下、いずれも自分にはあまりピンと来ていないのだが、想像だけでいく

          レイプの怖さを理解できない

          ポリコレと芸術について 序論

          本当はこれにコメントで補足的に書けば良いかなくらいに思ってたけど、書いているうちに500字の文字制限を超えてしまったので、新しく記事にしてしまう。 最近話題のポリコレの問題も、これの2つめの話なのかなあ、とか思った。 (芸術における保守と革新のバランス) 別にマーメイド役が黒人だろうとアジア人だろうと宇宙人だろうと、その良さを受け入れてその中で良し悪しを語ればいいのに、まずもって新しいものを受け入れられない。 自分の中にあるマーメイド像が基準になって、その中での上下を見た

          ポリコレと芸術について 序論

          最近思ったこと

          最近思ったことを箇条書きにしていく。 ○「学校社会など、集団社会の中では個が育つことはない気がする」  社会の中に出て、孤独になって、自分しか頼れるものがなくなったときに、  はじめて人間は自分と向き合い始める。  少なくとも僕はそうだった気がする。  大学の入学式で黒スーツだらけの写真がツイッターで話題になって思ったこと。  多分、彼らは入学式前にオリエンテーションや同じ高校から入学してきた  数少ない知人から入学式にどんな格好で行くのとか、ネットで調べたりして、  一生

          最近思ったこと

          人間は誰だって二重人格者という話

          日頃生きていて、今日も今日とて自分の好きなものを明言できない。 好きなものは何ですかと聞かれて、単純に一つを言い切れない。 好きな食べ物のどこが好きですかと聞かれて、うまく表現できない。 なぜかと考えてみると、感情の自分と理性の自分が全く交わらない他者だからだと思う。 あるものに触れたとき、感情の自分は膨大な情報を発している。 例えば、その物の手触り、匂い、色の配置、周りの環境、今までの記憶から感じられる直感、、、、などなど。 その一瞬を言語として満遍なく表現しようとする

          人間は誰だって二重人格者という話

          何者シリーズその3 そもそもの基本姿勢

          なんだか僕の思想に対するアンチテーゼのように思えるタイトルの記事を見かけた。別に何も引用して触れなくてもいいのだが、なんだか気持ちも晴れやかではないので触れてみる。 僕は人間なんて何者でもなくていいと思っている。 というか、「一人の人間」という存在でいいと思っている。例えば世界でただ一人が継承する特別な技術を持ち合わせた存在だとしても、そんなことよりも、そんなことの前に「一人の人間」でありたい。 何かを極めて何者かになったとして、それは「紙を切ることを極めたハサミ」と同じ

          何者シリーズその3 そもそもの基本姿勢

          土地感覚について

          土地感覚がない。 その代わりに地図感覚が身に付いていく。 東京に住んで5〜6年、そんな感覚が常にある。 これは東京に限った話ではないと思うが、飛行機で初めて飛んできて、それからは毎日電車で移動ということになると、常にワープを繰り返しているような気分になる。 道中にどんな道がつながっていて、どんな町が広がっているかをすっ飛ばして、少しの時間その乗り物に乗って待っていれば目的地にワープしてしまう。 銀座には行ったこともあるし、景色もわかる。あの辺りにはあの店があって、、、と

          土地感覚について

          とりあえずの生活目的をできる限り演繹的に考えてみる(惰眠人用)

          生きる目的もなく、ただ惰眠を貪っているばかりなので、どうでも良い目的を作って、とりあえずはそこに向かって少しずつで良いから歩き始めてみたいという思い。 というわけでどうでも良い目的を考えてみる。 私は自我の精神が幾ばくか他人よりも弱いようであるから、か細いその精神を手がかりに演繹的に目的を求めてみたい。 さて、か細い精神とは端的に言うなればすなわち、楽に生きたいということだ。 楽に生きるためには何かしらの努力をして現状から脱却しなければいけないわけで、あらゆる自然界に適用

          とりあえずの生活目的をできる限り演繹的に考えてみる(惰眠人用)