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八高線・正面衝突事故
終戦から9日後、八王子と高崎を結ぶ八高線で、列車同士が正面衝突。死者105人の惨事。
-経緯-
昭和20年8月24日午前7時40分頃、国鉄(現JR東日本)・八高線の列車上下線が多摩川鉄橋で正面衝突し死者105人(但し、戦後間もなくの混乱期であり正確ではない。それ以上とする資料もある)、負傷者150人前後の大惨事となった。
八高線は東京都下の八王子市と群馬県・高崎市を結ぶ単線の路線。終戦から9
上大崎アベック連続殺人事件
-経緯-
昭和21年5月3日、警視庁は東京都下目黒の元工員・川村健次郎(仮名・当時19歳)を殺人容疑で逮捕した。川村は同年3月15日夜、上大崎の庭園でデート中の工員・坂口一郎さんと高田波津さんに出刃を突き出して「金を出せ」と言うなり高田さんの喉を一突きして殺害した。
ついで同年4月9日夜、同じ場所でデート中の田中多美さんを首や後頭部などを刺して殺害。更に4月22日夜、同じくデート中の相田栄子さん
日本初の保険金殺人事件
-経緯-
昭和10年11月3日午前2時30分頃、東京市本郷区(現、東京都文京区本郷)にある本富士署の派出所に徳田秀子(当時17歳)と充(当時11歳)が寝巻き姿で飛び込むと、「兄が強盗に殺された。早く来てください」と届け出た。
この急報で本富士署の警察官が同区の徳田ハマ(当時46歳)方に駆けつけると、長男で日大専門部歯科3年生の貢(当時24歳)が台所で全身に22ヶ所の刺し傷を受けて絶命していた。警
玉ノ井バラバラ殺人事件
-経緯-
昭和7年3月7日午前9時30分頃、東京市南葛飾郡寺島町玉ノ井(現東京都墨田区墨田)の通称‘お歯黒ドブ‘と呼ばれる売春街の下水溝にハトロン紙に包まれた男の胸部が浮いているのを近所の人が発見した。
通報を受けた寺島警察署玉ノ井巡査派出所の警察官が現場に駆けつけると更に別のハトロン紙が浮いているのを発見。包を開けるとノコギリで切った跡がある男の生首が出てきた。
お歯黒ドブは東武伊勢崎線の玉
"ピス健"射殺魔事件
-経緯-
大正14年12月12早朝、神戸市内の小料理屋に潜伏していた射殺魔゛ピス健゛こと大西性次郎(当時39歳)は兵庫県警の警察隊に踏み込まれて逮捕された。この時、゛ピス健゛は女装して蒲団に包まって寝ていたが、警官隊が踏み込むと、やおら起き出しピストルで反撃しようとしたが、間一髪のところで警察隊が取り押さえたのだった。日本国内を震撼させた凶悪射殺魔の逮捕の瞬間だった。
-凶悪犯行の幕開け-
大正
天竜川・胆とり勝事件
-経緯-
明治39年(1906年)9月10日、長野県平出村(現、辰野町)で酒屋問屋の住込み働きしていたお玉(当時16歳)が村境のコエド坂の田んぼの中で惨殺死体となって発見された。お玉は、9日前の9月1日、神社の秋祭りに出かけたのを最期に失踪していたのだった。
届出を受けた平出駐在所の巡査は、伊那署に通報するとともに現場に急行した。お玉の遺体は、残忍にも下腹部が切り裂かれ内蔵が露出していた。伊那署