2021夢日記 空飛ぶ馬とおかしな世界 ji-jyo 11月21日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はいつにも増してハチャメチャな展開だった。
始まりは綺麗な海が見渡せる丘の上にいるところからだった。
丘の上には見事に手入れの行き届いた花畑とサイクリングロードが敷かれていた。僕はその丘を散歩しているようだ。
ふと空を見上げると頭上高くに何かが飛んでいる。いや、飛んでいるというより駆けていると言った方がしっくりくる。
あれは馬だ。真っ白な馬がまるで犬のように首輪と長いリードを空に浮かぶ何かポイントのような物に繋がれている。そこを軸にして大きく円を描くようにぐるぐると駆け回っている。
どうなっているんだ? ファンタジーに出てくるように翼を持ったペガサスと言うわけではなさそうだ。確かにあれは馬だと言うのに空を駆け回るなんて。
不思議な光景を見上げ続けていると、今度はその近くにスキーヤーのような格好をした人間が空を歩いて来た。それもごく当たり前のように。こっちはまるで雪山でスキーを楽しむかの如くごくごく自然に歩いている。
いったいどうやって空を自由に駆けたり歩いたりしているのだろう。そんな疑問に耽っていると後ろから突然声を掛けられた。
『何、空を見てぼうっとしてるんだ? 今から姪っ子が下の海に遊びにくるから一緒に遊んでやってくれないか?』
『あ、ああ。ねえ父さん。どうして空を馬や人が駆けたり歩いたり出来るんだろう?』
声を掛けてきた父親に当たり前のように尋ねた。
『お前。何を当たり前のこと聞いてるんだ? どうかしたのか? それよりもう来るから早く行ってやってくれよ。』
僕の質問は当たり前のことなのか? まあそうか。夢の中では、この世界ではこれは当たり前のことなのだろう。
それから丘を降りて海の前まで来ると、こっちも不思議な現象が目の前に広がる。
岸から近い場所はほとんど波もなく随分と静かなまるで湖のようなのに、20メートルくらい先は普通に泳ぐには危険すぎる程の高波が立っている。それに晴れた昼間だと言うのに海面にはキラキラと青く光る海ほたるのようなものがよく見えた。
なんて不思議な海なのだろう。またしてもぼうっとしていると姪っ子がやって来た。
『ねえお兄ちゃん。これ使ってあそこで遊びたい。』
姪っ子が持ってきたのはまるでドラゴンボールに出てくるサイヤ人たちが乗る丸い宇宙船のような乗り物だった。鉄製に見えるその物体は何故か柔らかくある意味では浮き輪のようなものとも言えそうだ。
『あそこってあの荒れた波のところ? あそこは危なそうだから手前の方がいいんじゃない?』
『ええー。大丈夫だよ。私いつも遊んでるし。それにほら、これ。この乗り物があれば平気よ。さあ早く行こ!』
そんな感じに半ば無理矢理に荒れ狂う波が押し寄せるスポットに連れて行かれることになった。
『お兄ちゃんは最初素泳ぎね。で、きつくなったらこれに一緒に乗せてあげるね。』
は!? 君は何を言っているんだ。あんなベテランサーファーでもおじけづきそうなあの高波に丸腰で挑めと? 全くとんだドSキャラだな。とは言えこの状況は受け入れないといけないパターンなのだろう。
渋々泳いで高波が迫るゾーンにまで到着する。
いよいよ目の前に高波が押し寄せる。このままにしていたら間違いなく波に飲まれてまるで洗濯機の中に入れられたようになってしまう。
悪あがきかもしれないが、ここは波に向かってドルフィンダイブで切り抜けるしかない。
すると以外にもとっさの判断が功をそうし高波をクリアできた。これならなんとかいけるんじゃないか。
『あれー。お兄ちゃんなかなかやるじゃん。それならこっちに乗らなくても大丈夫そうだね。』
くっ。ドS姪っ子め。まあ確かに大丈夫そうではあるが年上の僕をからかって楽しんでいるようだ。全く君のこの先の人生が思いやられるよ。
そんな少しイラっとしたところでまた次の高波が押し寄せる。よし。さっきみたいにまた乗り切って見せると意気込んだまでは良かったが、今回はどうやらさっきとは様子が違うようだ。
一つ目の高波はやり過ごせた。海面に顔を出すと間髪入れずにもう次の高波が目の前に迫っている。連続かよ。これはなかなかにハードモードだ。もう一度飛び込んで潜って…。あれ。おかしいな。長すぎる。これ海の中にいるのが長すぎないか?
気が付くといつのまにか僕は姪っ子を抱きかかえてあの宇宙船のようなものの中で目を覚ました。
『お、おい。大丈夫か? いったい何があったんだ。』
『う、うん。私は大丈夫。実は私達が海で遊んでいた時に津波が…。それで私たちはこれに乗って流されたけど。でもおじさんは…。』
あっ! そうだ。父親もあの海岸のどこかにいたはずだ。無事なのか!? ……。どう考えても無事だとは思えない。
宇宙船のような乗り物から外に出て辺りを見渡すとそこにはさっきまでの美しい世界は無くなっていて、見るに堪えない破壊された世界に変わり果てていた。
『どうしてこんなことになっちゃったんだろう。』
ドSキャラの姪っ子が泣きながらそう話したところで今日は目が覚めた。
もうヒッチャカメッチャッカな展開で何だか心がパニック気味な夢だった。
ファンタジー感満載なストーリーなら最後もハッピーエンドでもいいじゃないかと思う朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 10月夢日記 ~ji-jyo~】
この記事が参加している募集
もしサポート頂けましたら、大好きなピーマンやししとうを買うお代にさせていただきます( *´艸`)