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ごはん大事!

久しぶりに古くからの友人と会って話していたのですが、話ている中で友人が「創君はどんな状況でも、どんな苦労でも精神力と気力と、勢いとでのりきるよね、体のダメージには弱いし体力も回復遅い時があるけど」てな話になりました。
私の答えは、成長期にちゃんと栄養を取ってないこと、そういう時期が思春期に最低一ヶ月はあったことなんてのを過去に幾度かの健康診断や医者に話したらある意味飢餓体質なんて話をされた事があるとか話しておりまして。
まあ、わかいウチは気力体力精神力で乗り切るなんてありますが、私は基本的に付けているべき基礎体力なんかに不足があるそうなんですな。
なので、完徹3日をほぼ眠らずにこなしたら体力が持たず体調を崩すなんてのがありましたし、疲労回復がどんどん遅くなるってな事も結構ありました。
寝ればなんとか回復なんてのも睡眠時間が増える一方なんですよね。
実際、どんな過去なんだい?っていうかつけるべき栄養、体力なんてのはなんで欠損したんだよ、っていうと、まあこんな事がありまして。

思春期の食事は大事です

ウチの父親は、どういう訳か普段できない体験をさせると言うのを我が子、特に長男な私にはやたらやりたがっておりまして、さすが戦中派だぜwと今なら笑うしかないんですが、戦中派独特の思い込みみたいなものも無い訳ではないのですね。
家族、親族は教育者としては一流だが父親としては三流クソオヤジやんけ!だ、なんて言っていたりしますが。

そんな父親が、私が中学になると懇意にしている山のお茶屋さん(お休み処)に修行と称して夏休みや冬休み、長い休みなどに送り込む訳ですが、無論私の意見は通じません。
親の勝手な約束で行く羽目になり、抵抗虚しくも妹達が親父が怒鳴るのが迷惑!!なんて言って結局孤立無援なので行くことになります。
中学生なんてそうそう親に反抗できませんからね?どんなアホな子でも!

繁忙期の飲食特に山小屋や山のお休み処なんてのは知っている人走っていると思いますが睡眠不足と食事が満足に取れない状況のてんこ盛りみたいなもんですね。
育ち盛りの子どもが、そこで満足に食を満たせるかって言うとそういう事はない。
初期段階では空腹で寝ぼけてなにかを獲っている(文字通り食べれる虫かなにかを探している)夢を見て夢遊病の様に店内でなんぞしてて疑られるなんてありました。

要は必要な栄養や食事、睡眠が無い訳ですし徹夜に近い状態にもなれないといけない。
子どもってオールで遊ぶのはできますが、楽しくもない徹夜状態、しかも24時間ほぼ他所で休息はない、加えて夏休みのほとんどとなるともう無意味にストレスと疲労の塊になる訳です。
その時期に友達と遊ぶとか異性との交流があるってのが無いと、色々と歪む訳ですけど、幸い巫女さんのバイトの女子大生とかいるから助かるよね!異性との交流!なんて感じですが体の成長に必要な栄養素や休息は足りないのですよね。

そういう生活が数年続くと、やっぱり同年代の人とはずれていく訳ですし体を使うから体格だけは大きくなれど筋肉の発達は他と違ってしまう。
山なのでそこそこに酸素を効率的に使う体に成長した訳ですけれど、数時間はともかく24時間を超えて動き続けると回復速度が落ちていくんですよね。
結局、予備体力というか基礎体力を作るだけの余力が食事や睡眠で得られなかったと言う事になる訳で、これはこれで後々に影響を与えていくのですね。

大人になってからだと、数時間数十時間の徹夜なんてのはザラな仕事と時代でしたから、徹夜をするのですが丸一日寝ないで動くとかできても翌日の半日は眠らないと動かない。
多くの人は、徹夜をしてもちょっとは仮眠や休憩を取ると言う前提ですからそれを取らずに動く私が、そんなに体力無いと言う感じで思われていたのですけど、48時間フル稼働!を見せた時(イベント現場で)、実はまったく休息なしで動く事、同時にエネルギー使い果たす系だったりした事も露呈してしまう訳ですが、休憩するとそれが完全休憩モードになることを伝えて納得頂いた次第です。

ただ、この状況で太ると言う前代未聞だったらしい事態があり、徹夜続きで太ったヤツ初めてみた!となりましたが、それは夜食を食わないでも得られるカロリーを蓄えないと聞けなんだと言う事を体がもう学習してしまってる訳なのですね。

つまり、逆ダブルタイフーンを四六時中使ってるようなもんだったようです。

思春期の食事はとにかく食うことでなんとかなる。

思春期って男女問わず動物性タンパク質を求めるのですよね。
野菜食わないと健康にならないとか、健康に悪いとかバランスの良い食事をと言うのはありますが、それを食べたいというのは要は体が欲していると言う事で、成長に必要なもんを遺伝子が記憶してるなんて話も近年ではあるようで。

先に述べた様に私は山にいることが多いので成長期のタンパク質が極端に少ない、食事も少ないと言う生活だった訳で基礎的な体力はない。
そして、飢餓状態を経験してる訳で体が得られる食事は可能な限り吸収するような感じなのだそうです。
つまり痩せ型だけど肥満体質なのかもしれない訳ですね。
それが健康診断で言われた飢餓体質であるって事だとかなんだとか。
食事を適宜適当、適量取っていれば問題はないみたいですが、過剰に忙しい、エネルギー消費に対してエネルギー吸収が少ないと言う状態が続くととにかく得られる物はなんでも栄養にしてしまう。

昭和の後半に生まれ育っていながら人為的に戦中レベルの生活みたいなので、中々成長での問題があるようですが、これある程度食事や間食ができていたら違ったみたいですね。
ボクサーの減量かよっwと笑われる位には水分補給や食事や間食が無い訳で、とにかく動けなくなる事が多い。
エネルギーの温存をしないとイケナイ少年期の体はかなり疲れやすい状態を持っていると言うのは自覚してたんですが、休めないからだなと思ったりしてましたが、完全にエネルギー不足。

加えて平時の学校帰りにこれまた父親の知り合いというか元教え子の工場を手伝え!なんて話もあると夕餉も遅いし食べる気力もわかない。
中学2年の中頃から夏休みの山、平日の工場とされて移動時間短縮の為に自転車を使って学校に行く(禁止されてるので、校則違反)なんて事しますが、空腹を満たす事はできないし、疲労やストレスを発散する場もない訳ですね。
こうなると、補給不足の状況。
成長もあまりしない体になって身長は175cmくらいで成長が止まる感じだったし、なにより陰毛や脇毛が生えてきたのは二十歳近く、バイトがまともにできるようになって、空腹を満たす事ができてから、なんですよねえ。

この時補給した食事ってジャンクフードと言われるもんですが、エネルギーになって使い切る様になってると言う状態では食っても脂肪にならない状態とも言えた訳です。
体を維持、成長させるために必要な要素は少なくても入っている訳で、それこそポテトとコーラばっかり!じゃない限りは、空腹の青少年は食えるモン、食いたいものを食うのが良いと思うのですよ。
ファミレスバイトのまかないって、こういう状態の少年少女にはもしかしたら救済かもしれないよね。

男女問わず食の救済は必要

子ども食堂で「父子家庭お断り!」みたいな事を言われた系の記事を見たのですが、もともと子ども食堂って貧困家庭における児童の食事改善や、貧困家庭の食事情を救済する制度で男性だから使うな!とか家族で来るなは無いはずなんですよね。
食糧事情、貧困による児童の健全育成阻害を改善する目的なのですから、子ども食堂とは言われていても、貧困家庭や父子家庭も使えない訳じゃないですし、実のところ老人が利用もできなくはない状態。
なので、子ども食堂が法律通りに動けばかなりの食料事情の改善、栄養不足による児童の成長の問題や健全育成なんてのは普通にできてしまう様になるはずなんですが、まあ色々と思想にとりつかれた人が誤解してるというか曲解したりして正常な機能をしてない、なんて言われてしまいます。

一応、父親として三流くそおやじどのと言われた父親であっても教育、療育、また指導や支援ではちゃんとやっていて、人に言わせれば跡継ぎにする為に色々やらせてたなんて話もでるレベルです。
ただ医者の不養生?当時で言う若年型糖尿病、今はなんて言うか知らないですけど、要は過労と遺伝子の組み合わせで発動!みたいな状態だったらしく、そういう面では子どもだけに過酷な事させなかったのは偉い!(メーワクだけどw)と言うのはあるのですね。

なので、重度の障害者であろうと身体障害を持っていようと、食育ってのを50年前から実践してる、と言うのはあります。
他にも農福連携とか学業終えての就労なんて面ではほそぼそと続けてた峠工房は初期の構想をアップデートしてやってるのですが、この飢餓状態ボディや食の不足、栄養補給の不備に関する状態を実地で理解してるて点では戦中派が無理やり戦後世代に体験させて良いものか?なんて感じです。

プチ断食なんて今ならありますけど、そういう健康的?な飢餓状態を体験させるで良かったんじゃないかな?と思うし、ちょっとばかり過労が続くと四十路後半になってからは不調が増える状態はいかんともしがたし、でした。

ただ、食生活がその年代の標準の内でできてた友人関係はそういう事もないので、やはり食事や適度な遊び、親からみりゃあ不健全なあれこれ、なんてのも経験しておく必要はあるな、と感じる次第なのですよね。

まあ、なんにせよ行き過ぎはよくありませんが、食事と言うか食というめんで言えば食い過ぎ位がちょうど良いって言うこともあるかな、と。
もっともいわゆる肥満児になるような食いっぱなしな児童は問題ですけどね。
よく遊び、よく食べろ!です


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