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これから社会人になる人たち

今のこの状況下、就活とか、これからの社会ってどうなるのかとか、
不安なことばかりだと思う。

僕はまだたった5年しか社会人をやっていない、
そして、僕より何十年も先に社会人になっている方々も、
今のこの状況は誰も経験をしたことがないことだと思う。

僕らも先の見えないこの状況が不安だ。

みんな、不安だ。

そして、この不安であることは、
本来いつだって付きまとうものだ。

コロナの件で顕著に現れているけれど
やったことがないことはいつだって不安だと思う。

その不安に対して、どう向き合っていくべきかが、
生きるということの一つの形であるとも考えている。


そのような状況の中、
一つ明るい未来になると考えていることがある。

それは「社会のため」「誰かのため」という仕事が増え、
そういう働き方が求められる世の中になるのではないかということ。

そしてこれは、”あなた”が”その仕事”をする価値であると思っている。


今の状況を例えとする。
本来の事業ではない企業がマスクの製造をしていたり、
エンターテインメント業界が営業を自粛したり、
感染リスクがある中で医療従事者の方が必死に働いてくださったり、
目先の利益ではなくて、
社会のため、誰かの為に必死に働いてくださっている人や企業がいる。

反対に、
買い占め騒動であったり、マスクの転売、外出自粛要請がある中での自分勝手な行動と言えるような、「自分本位」な行動も多く見られた。
しかし、これがすべて悪いとは正直思っていない。
自分の為というのが強すぎたのであって、外に向けた意識とのバランスが取れていないのだと思っている。
この、自分の為にということは決して悪ではないと思っている。


当然と言われたら当然かもしれないが、前者の方が称賛されることだろう。
そして、後者はおそらく批判をされることだろう。


これらを仕事に置き換えた時、
僕は二つの視点で働き方を考えるべきだと思っている。

一つは、自分の何かの目標を達成するための手段という視点の働き方。
もう一つは、社会人として社会の為という視点の働き方。

どっちかではなく、どっちの視点も大事。


僕らにとっての仕事を少し大げさに言うと、
生きるための手段であり、人生を豊かにするための手段であると思っている。
仕事をすることで楽しい気持ちを得たり、お金を得ることで何か買いたいものを買うだったり、働く先に求める何かがあるはずだ。

それと同時に、手段として使わせてもらっている以上、仕事の意義として社会や誰かのためになるような貢献もしていく必要がある。

だから、この二つの視点は対等であって、
どっちかではなく、どっちも持つ必要があると思うのだ。


これまで何度も書いたことはあるけれど、
「〇〇という会社に入りたい」よりも、
どうか「〇〇の仕事がしたい!」という意思を持ってほしい。

就職活動は会社に入るためではなくて、職に就くための活動であるはずで
会社に入るのは職をやるための過程に過ぎないはずだ。
そして、もっというとその職をすることで実現したい何かが必ずあるはずで。

就職活動を何のためにしているのかも考えてみてほしい。



これが仕事の価値だ!なんて、
まだ社会人数年しかやっていない僕が言うのもおかしいけれど、
この先の社会では自分方向に向けた実現したい何かと
外に向けた「社会のため・誰かのため」というところに
仕事の価値が出てくると信じている。

僕はそうだと思っている。

改めてこれが見つめなおされるタイミングで、
これから社会人になっていくことはきっと明るい未来であると感じるのだ。



未来は誰も分からないのだから、いつだって不安だ。
だけど、未来は誰にも分からないのだから、いつだって明るいはずだ。


そして正確にいうと、
社会人は社会で働いている人ではなく、
社会のために働いている人だと思っている。

僕もまだまだ社会のために何かをしてきたとは言えないから、
社会人としては半人前かもしれない。

つまりは、僕もこれから社会人になる一人だ。

これから社会人になる一人として、
新しい世界の社会で一緒に働くことを楽しみにしたい。




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