辞めない社員の育て方⑤<余裕さ>

今回は教育というよりも、
私自身気を付けていることについてです。

会社でどういう上司でいるべきかという点なのですが、
どんなものを想像しますかね。

仕事ができる、言動がしっかりしている、責任感がある、、、、など
理想の上司像みたいなものはたくさんあると思いますし、
人それぞれ違っていると思います。

もちろん、上記のことも大事にしていますし、
そういうことをしっかりできていないとおそらく出世もしないでしょう。

それらにプラスして、
常に意識しているのが「余裕さ」です。

正直、仕事ができる、言動がしっかりしている、責任感があれば出世はできると思います。
会社としての立場も上がっていくでしょう。

しかし、出世=上司ではありません。
上司は部下を育てられる人だと思います。

だからこそ、
上司として「余裕さ」を常に持っていてほしいと思います。

では、この余裕さとは何かというものなのですが、
一言でいうと「部下が相談しやすい雰囲気」です。

「何かあったら遠慮なく相談してね!」
こんな言葉はよく聞きますが、
下の立場の時に遠慮をしないわけがありません。

「遠慮なく相談してね」っていうだけで、
自分の役割を終えたと思ってしまっているんですよね。

そうではなくて、
遠慮しないで相談できる雰囲気や環境づくりをするのも、
上司の責任の一つなのではないでしょうか。

カタカタカタカタとパソコンを打っていたり、
話しかけたと時に「やりながらでもいい?」「後で見ておくね!」
「やりながらでもいい?」という発言であったり、
余裕がないと、このような状況になりがちだと思います。

部下視点から見たときに、
一度このように言われると次に話しかけるのはなかなか勇気がいるものです。

いや、実際は一度目に相談に来た時も、
「今話しかけていいかな?」という勇気をもって話しかけているはずです。

それを後回しにしないでください。
きっと、その話を聞いても5分もあれば終わるでしょう。

部下が相談に来たのは「今」なんです。
「今」その疑問を解決してあげてください。

もちろん、「今」必要ないこともあるかもしれません。
でもそれはそれで違う教育になります。
優先順位のつけ方であったりスケジューリングなど。

もちろん、ケースバイケースというのは百も承知です。
1秒でも早くクライアントに連絡をしなければならないこともあるでしょう。

それならそれをしっかりと伝えましょう。
「ごめん、今忙しくてあとでいい?」
ではなく、
「ごめん、ちょっとクライアントから急ぎって言われてるからあとで確認して伝えるね!」

どっちのほうがいいですかね。

相談に来たことと、「今」必要かどうかというのはまた別の話です。
必要だと思ったから相談に来ているということを
どうか汲み取ってあげてほしいと思います。

職場の環境というのは
社員一人一人が作り上げているものです。
しかし、影響として大きいのはやはり上の人です。

チームの雰囲気を作っていけるのは上司自身です。

みんながピリピリしながら気を遣いながら働いている雰囲気と、
相談をしながら活気良く働いている雰囲気であれば、
私は後者を選びたいです。

きっと、仕事の質やパフォーマンスも上がっていくはずです。

もちろん、上司のほうが圧倒的に仕事量は多いです。
でも、それを隠して「余裕さ」を見せることで、
部下にとっては働きやすい雰囲気や環境づくりができるのではないでしょうか。

部下に気を遣わせるなんてもってのほかです。
見えないところで、
その余裕さをカバーできるほどの努力ができるかどうかが、
上司としての資質なのかなと思っています。

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