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オンライン授業・研修・会議をアゲアゲにするゲーミフィケーション実践集~11月会員限定勉強会より

 こんにちは、ゲーミフィケーションデザイナーLv98の”きっしー”です。

月イチ開催の会員限定勉強会11月の報告です。メモ書き、感想の列記で、読む方にはちょっと分かりづらいかもしれませんが、アイデアのヒントにしてください。

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【11月会員限定勉強会 報告】
日時 2020/11/17(火)19:30~21:10 オンラインZOOM
参加8名

テーマ「オンライン授業・研修・会議をアゲアゲにするゲーミフィケーション実践集」

内容メモ:
(★は私が印象に残った部分)
・ZOOM会議、1人でも社外なら、全員ZOOM上で会議
・手話で拍手を憶える
★Googleジャムボードが便利。ポストイット感覚
・Milo。UIがキレイなのでこっち使ってます

・振返りをチームで確認するには、ジャムボード等有効
・チャットを活用。18才ぐらいだと講演聞きながらチャット楽勝。沢山の情報量を処理できる
★若い人はマルチ、動画見ながらチャット。逆に一つのことに集中するのが苦手
・若い人、視覚情報の勝利はめっぽう早い。逆に記憶に残らない

・ラジオ番組のコーナー、授業に応用、15分でコーナー変わる
・プログラマーは会話苦手、チャットのやりとりの方がいい
・デジハリ、生徒の理解度をリアルタイムで先生に知らせるシステムあった
★ブレイクアウトルームで3人グループ。チームとして質問。先生は巡回する。

・チームで解決。お互いにありがとう言い合う
・ファシリテーターはマイクON、発言に「うんそうだね」等の相槌
・会社でインターン向けに火・木に雑談ルーム、30分雑談OK
・聞き上手に、相手の話を引き出す。

★相手の人に喋らせるのがゴール。徹子の部屋
・カラオケ、言うことをまとめる
・オンライン中常に画面ONでなくて良い。報告時は画面OFFタイム。ディスカッションは画面ON
・グランドルール。うなずく、かぶせて話してOK

・ファシリテーターの技能がより大事
・マクドナルドルール。「マックいくぞ!」というと「私は〇〇行きたい」と意見が出てくる
・リモートでBONX。バーチャル、モクモク会
・相手の発言を繰り返す。「こういうことでしょうか?」

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「学んだこと、印象に残ったこと」

先生
 生徒は強制的に参加しないといけない。ま、それ気にしたら負け。
  SA(Assistent)が色々書いてくれた(何ページを使ってるかを発表する)
 コメントを書いてもらう。早速にそれに返答する。
 インタラクティブになる。1対1な感じ。
 見せる前に聞かせてあげる。
クリス
 高校生
  集中力が短い。チャットを入れると同時にチャット、
   発表、いつも通りにたくさんの情報の中でいられる。
  予測するのが得意。 → 興味がないなら違うことする
ゲーミフィケーション
 前もってPDFを渡す。自由に資料見れる。教科書みたい。
 質問を出して貰う方法: 
  BrakeOut、小さないチームに分けて、
  チームとして質問を出してもらう(2~3人)
 喋るとき手を画面に入れる

双方が学びやすい環境を作るためには、チャットなどを通じてコメントを残し、反応作りやすくする
特に生徒側が参加しやすい環境作ることがポイント。

意識が一緒であればスムーズですが、多様な場合は難しい気もしますね。共通点、最大公約数を最初に掴めると早いかもしれませんね。
心の掴みと参加者の意識の掴み、バランス等はモデレータースキルによるのかもしれません。岸本さんの話し方は穏やかで聞き取りやすいなと感じました。
また、モデレーター自体が学ぼうとしている姿勢も共感を得るポイントかもしれません。
【先聞後見】を聴いて、プレゼンの仕方を考えさせられました。
オンライン授業では、サポーターが必須であり、チャットやジャムボードによる授業の可視化と双方向性が授業を楽しくするとあらためて整理できました。
最近、身体、療育、精神、発達とバラバラな障害者の方とのミーティングをメッセンジャーでの非同期形式で行っていますが、直接会うよりも冷静に話し合えるため、ZOOMよりもスムーズに進行します。
視覚は情報量が多いため、余計なところに意識が飛びがちですが、メッセンジャーだと文字と画像のため様々な障害の違いが出にくいのかもしれません。
音声をメインにしたオンライン授業試してみます。
オンラインもオフラインも10人以上だと環境づくりが難しいです。

顧客とはリモートがほとんどですが、社内では対面重視なこともあり、普段リモートでの工夫はあまりしてなく、大変参考になりました。
特にきっしー先生の世阿弥の話は印象に残りました。
音声先行のプレゼンは早速試してみようかと思います。世阿弥にも興味を持ち、調べ始めました。


「印象に残ったこと」
 
先聞後見

1人だと話しにくいが、チームを組ませると話しやすい環境が作れること
先聞後見(これが印象残った)
前もっとPDFを渡した上で、自由に資料見れるようにする(ゲーミフィケーションの能動的な要素の一つ)
オンラインミーティングにおいての経験談が非常に役立つ情報が多くあり有意義な時間を過ごせてよかったです。

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 参加者の印象に残った、世阿弥の「先聞後見(せんもんごけん)」についてちょっと解説します。世阿弥は、能において「動作より言葉をほんのわずか先に」が風情があって美しく見えると教えています。現在科学では、視覚情報と聴覚情報が脳に伝わる仕組みが違っていること。聴覚のほうがイマジネーションを喚起しやすいことが知られています。

~座右の世阿弥 不安の時代を生き切る29の教え (光文社新書) 2020/6/16 齋藤 孝 (著)より~

授業や講義では、先生は生徒にスライドを見せてから内容の解説を始めることが多いですが、このやり方だと、生徒は視覚から得られたスライドの内容を読みに行くので、先生の声に注意が行かない。

なので、スライドを見せる前に、先生が「1970年代はゲームはゲームセンターで遊ぶものでした。皆さんはどんなゲームを思いうかべますか?」と喋って、生徒のイマジネーションを喚起させてから、では「スライドで見て行きましょう」と誘導する。こっちの方が生徒の記憶に残されやすい。

スチーブ・ジョブスを始めとするアメリカの起業家たちのプレゼンもそうですよね。まずプレゼンターの声を聴かせる。私が大学のオンライン授業で行った「ラジオ番組型授業」もそうでした。

次回テーマ:
12月のテーマは、Nさんの課題をゲーミフィケーションで解決するディスカッションです。次回もお楽しみに。
(おわり)

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執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/

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