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ほしのたに文庫との出会い。そして応援のためのメンバーシップをはじめます。

さわやかな秋の日、日曜の昼下がり。

最寄りの小田急小田原線座間駅からの道。大きな一戸建ての広い敷地内にあるその蔵で、なにやら楽しげなのぼりがはためいているのを見つけ、吸い寄せられるようにたどり着きました。忘れもしない2022年10月16日(日)。

それが、私と「ほしのたに文庫」との出会いでした。

換気のためでしょう、半開きになっているドアからおそるおそる
「こんにちは~」
と声をかけると、同世代と思しきエプロン姿の女性が
「こんにちは! どうぞ~」
と招き入れてくれました。この文庫のオーナー、ほしやん先生です。

実は私はこの時夫と、お気に入りのお寿司屋さん(レーンはあるけど回してない注文制のお店です)でランチにお寿司をいただき、歩いて帰る途中でした。聞けばこちらのまちライブラリー「ほしのたに文庫」は2021年5月にオープンされ、日曜と月曜の週2日のみ開けているとのことでした。この蔵のある大きなお邸の前は何度も通っていたのに、気づかなかったのは、たまたま開館日に前を通ることがなかったからなのだと納得しました。

そこで思わず私は、初対面にも関わらずオーナーのほしやん先生に、

「あの、何かお手伝いをさせてください!」

と言ってしまいました。「千と千尋の神隠し」で千尋が「ここで働かせてください!」というシーンがありましたが、あんな感じですね。千尋と比べたらだいぶ年いってますけど……。それは言わない約束でしょ!

私は長い間書店員をしてきたこと、子どもが3人いて昔はよく子どもに絵本の読み聞かせをしていたこと(この時は、以前小学校で読み聞かせの活動をしていたことはお話していないかもしれません)、現在は更年期の症状がひどくなり、働けていないことなどをお話しました。

ものの30分も話さない内に、

「よろこんで。よろしくお願いします」

と言ってくださいました。更に、

「誰にでもお願いできるわけではありません」
とも……。う、うれしい(涙)。

お手伝いと言っても、全部の開館日に終日出向くわけでもなく、無理せず行ける時に行くスタンスでいます。ほしやん先生も

「それでいいんです、私も決して無理はしないことに決めています」

と仰るので助かっています。

まずはサポーター会員になり、本を借りる特典を得ました。特典は他にも本のリクエストができたり、イベントの参加費の割引などがあります。

それだけでは飽き足らず、元書店員の私が自分の棚を持たずにいられるわけがありません。ひと箱本棚オーナーになり、毎月テーマをもって数冊の本を並べています。


3月のテーマは、亡くなられた瀬戸内寂聴さん。私の大好きな「女人源氏物語」、読んでみませんか?


2月のテーマは「起業をめざすあなたに」実は私もひそかにめざしています!


1月は、ジャンルはバラバラでしたが、著者さんが目の前で書いてくれた直筆のサイン本が混じっています。書店員の特権です


12月のテーマは「女性に読んでほしい本」でした。オーナーのほしやん先生もこの中の1冊に興味を示され、借りてくれました
初めて展開した11月の棚。書店員時代、毎年ボジョレーの発売時期にはワインフェアをやっていました。粘土のカマンベールチーズは、当時のお店のアルバイトさんの手づくりです


オーナーのほしやん先生は元中学校の教員で、早期退職をされたものの、今では週に2日は中学で教鞭をとりつつ、日曜月曜はゆるゆるとこの「ほしのたに文庫」を運営していらっしゃいます。

ボランティアとはいえ、この空間を一緒に盛り上げていきたい。続いてほしいと思ってくれている方々、通ってくる皆さんのために、ここを守りたい。そう考えたとき、私にできることはこれかもしれない、と思い立ったのです。

ほしのたに文庫を続けていく応援のためのメンバーシップをつくろう!

正直、手探りです。自信もありません。応援のためのプランとはいえ、私の書いた文章をお金を出して読んでいただくわけですから、当然大きなプレッシャーもあります。

でも、ほしのたに文庫の運営を続けていくために、何かしたい! だから思い切って始めます!

内容としては、
①ほしのたに文庫の知られざるお話
②私こんゆじまじこを始めとするひと箱本棚オーナーの紹介(絶賛募集中でもあります!)
③絵本に詳しいほしやん先生に聞く、超レアな「絵本のこぼれ話」
④文庫内にあるおすすめ本の紹介
⑤リアルで開催される、ほしのたに文庫発のイベントの情報

などなど、盛りだくさんに贅沢な内容の記事を、私のふだんの投稿以上のボリューム感で月に最低2本くらいのペースで提供していこうと考えています。

実は私は2021年の秋、介護施設で働きながら、海老名市商工会議所主催の「海老名創業塾」という起業のためのセミナーを受けていました。

その時は、やりたいことが今一つはっきりとしていなくて、もどかしく思っていました。もっと以前、書店員をしていた頃から、漠然と「子育てする人の心の支えになりたい」という考えは常に頭のすみにありました。いろいろと考えをめぐらせる中で、頭の中で電球がパッと灯るような感覚で思い当たりました。

「本だ、本がなければ! 私はやはり、居場所を作るとしたら本を置きたい」
と。

なぜこんなに簡単なことがわからなかったのだろう、子どものころから本が好きで、長いこと書店で働いてもいたのに……。

だから今回、この「ほしのたに文庫」と出会ったのは、運命を感じるのです。見えない何かに導かれて、あの秋の日の昼下がり、お寿司を食べ(笑)あの道のりを歩かされた。

そして数か月後、ほしやん先生と私の間が、不思議なご縁でつながっていたことを知りお互いに驚愕したのでした。そのお話はもちろん、今後どこかのタイミングで、メンバーシップの記事にて披露いたします。

ほしのたに文庫を応援するためのメンバーシップ、決して損はさせません! 近日公開予定の運びとなりました。

どうぞ楽しんでいってください。

*冒頭のすてきなイラストは、ほしのたに文庫学生ボランティアuyさんの作品です

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