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エッセイ

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ふと思ったこと、感じたことをまとめています。
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#エッセイ

自己顕示欲が薄れていく最近

どういうわけか「自分は周りから見られないのかもしれない」という自己認識が幼稚園児くらいの…

現代人は見逃してしまう、かつての誰かが見出した自然

友人から薦めてもらい、『日日是好日』という茶道エッセイを読んだ。 印象深いエピソードは数…

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ポスト資本主義を考えている

気持ちが塞ぐと、「世の中お金だなぁ」と認識せざるをえない現代日本がほとほと嫌になるフェー…

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「本を読む」という時に本当に読んでいるものーー物語とエネルギー【読書は自由でいい…

さながら主食のように本を貪り読むこと十数年。もはや読書のない人生なんて考えられない。 ……

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男でも女でも年齢でもなく「僕」で在る

「女なのに〇〇が好きなの? それってオナベじゃん」 記憶にあるかぎり初めてジェンダー的価…

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なぜ「結婚したよ」に「おめでとう」を言うのか?

尊敬している友達が結婚するらしい! という嬉しい知らせを聞いて、数人で集まってお祝いをし…

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言葉は腐ってしまう

手に取った物語の中に、自分では見つけられなかった、自分の心情を表す限りなく的確な言葉を見つけると救われた気分になる。 同時に虚しくもなる。それは現在の私の感情を多少浄化してくれても、過去、「あの時」それを口に出したかった時点の私を救うことはどうしてもできないから。 「やらない後悔よりやった後悔」という言葉を聞いたことがある。 私はこれまでの経験から、「でもどっちにしろ後悔と羞恥は心に残るな」と感じる。 しかし残り方の質に違いはあると思う。 私は過去と未来に存在する無数の

自分を大切にが難しいなら「友達に接するように」

「ご自愛」という言葉をよく見かけるようになったり「自分を大切に」というメッセージがよく発…

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ままならない出来事と折り合いをつける。

理由が先にあるんじゃないと思う。 ままならない出来事に対して、ままならなかったけれど、先…

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信頼は決意ひとつ

誰かを信じることがとても怖く感じられる時期があった。 自分の弱みをさらけ出す行為のようで…

お金と責任と大人になるということ

親と離れて暮らしはじめてから何年か経つ。僕たちは生活の基盤を整え、いくつかのものを買い足…

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素敵なメディアミックスとは、メディアの長所を活かすこと

好きな作品がメディアミックスするとの報はめちゃくちゃうれしい。 メディアミックスから作品…

僕たちは恋愛観を教育されている

昔の僕。 男女がいて、内面をさらけだすような会話をしていたら、すぐに「このふたりくっつか…

宗教は人の愛し合う力を規制したのではないか

I lve youが飛び交う『クィア・アイ』最近、ネットフリックスオリジナルリアリティーショー「クィア・アイ」を観るのにハマっている。 料理、文化、ファッション、デザイン(インテリア)、美容それぞれの道のプロフェッショナルたち――Fabulous5、通称「ファブ5」が依頼人のもとへ赴き、依頼人の衣食住を大変身させて、人生の変化のお手伝いをするという番組だ。 タイトルの「クィア」にある通り、ファブ5のメンバーは全員LGBTQ+だという。シーズン1では自分たちから「ゲイであ