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「私、遅咲きなんです」

先日の記事で、若いころから人とは違ったエキサイティングな人生を送ることを夢見ていた、という胸の内を明かした。
 

そして今、「こんなはずではなかった」という自分がいる一方、「まだまだ人生はこれからでしょ」といった前向きな自分もいる。

 
遅咲き、つまり大器晩成型の人生に憧れる。年を重ね、かつ夢を追っている場合は当然、その方向を目指すしかないのだが、それだけではない。人生の後半戦になって、何かを成し遂げる人というのは、今まで「諦めなかった人」であり、その強さがにじみ出ているからだ。

 
私が尊敬する松本清張氏も、41歳で作家デビューし、専業になったのは47歳。
ご存じのかたも多いと思うが、学歴がないことへのコンプレックスを持ちながらも、超人的な努力で確固たる地位を築いた。82歳で生涯を閉じる直前まで執筆活動を続け、1,000もの作品を遺した。
彼の場合は不遇な環境、苦労の連続だった半生が後の作品に大いにいかされている。
 

昨今では、デジタルの発達も影響しているのかもしれないが、年齢の壁が薄くなったのではないか。
何十万人のフォロワーがいるおばあちゃんYouTuberも存在する。TVだけでは、あまり実現しなかったかもしれない。

 
”世界最高齢のプログラマー”とも言われる若宮正子さん。彼女は58歳からパソコンを独学で習得。2017年に81歳でiPhoneアプリ「hinadan」を開発し、2017年には米アップルが開催した会議に招待され、CEOのティム・クック氏に「世界最高齢のアプリ開発者」と呼ばれる。

 
凄い人たちを例に挙げてしまったが、大器晩成型になるための8つのポイントなるものをSmartlogというサイトでみつけた、笑

 
1. 何かを継続して精神力を鍛える
2. 好きだと思えることを見つける
3. ネガティブな言葉をポジティブに変える
4. 様々な出会いをしてみる
5. 本をたくさん読む
6. したいと思ったらすぐ行動してみる
7. 適度に休んで気持ちを切り替える
8. きっかけをたくさん作る

 
ここでみえてくるのは、大器晩成型タイプの人は、何かを継続することができる努力家であること、知的好奇心を持ち続け、行動力があり、そして何より、「私なんて、もう、年だから」とは決して言わない人たちだ。

 
バイアスかもしれないが、日本では、「年相応」に振る舞わないと恥ずかしいという発想が欧米よりも強いと感じる。チャレンジは何歳からでも、できるのに
アメリカに留学していた時は中高年の人たちがクラスメートというのは普通だった。
人生100年時代と言われ始めてから、日本でも、だいぶ年齢に対する偏見というか、年齢に対して「~であるべき」といった固定観念が弱まりつつある。
 
それでも、気持ちが若いまま(もしくは若い時よりもさらに)活き活きとする人もいれば、気持ちまで年齢という数字に吸い取られてしまう人もいる。

 
私は”Age is just a number (年齢はただの数字に過ぎない)”だと思っている。

 Yahoo Newsで見ただけなのだが、女優の中江有里さんが、親交のあった亡き児玉清さんからの金言をインスタで紹介した。その言葉に感銘を受ける。
「50歳から努力したものが伸びる、と教えてくれた児玉清さん。人生の先が見えてくると努力しなくなる。だから努力を怠らずにいれば伸びる」。
 
何をもって成功というかは関係なく、自分が何かを成し遂げたいと願い続け、やがて実現する――素晴らしくないですか?

 
「私、遅咲きなんです」と言える日が来るかはわからないが、年齢を言い訳にせず、夢の実現に向かって、進んでいきたい。
 
https://twitter.com/ATF_TOKYO

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