映画『逆転裁判』の感想~異議あり。


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コスプレお遊戯会

映画の逆転裁判、「コスプレお遊戯会」ではありませんが、そう見える人もいるでしょう。逆転裁判の各話を詰め込んだストーリーになっています。

各キャラクターの雰囲気はあります。映画の逆転裁判は、元々ゲームが原作で、原作は、濃厚なストーリーと駆け引きが話題になりました。

逆転裁判の映画では、原作と違ってわざと間違える楽しみがなく、異議ありのスリルが違ってきます。一部の登場人物も、特徴的な味を出すことができています。

ブレイクシーンなどは大丈夫という程度です。

原作を見ればわかりますが、原作は濃厚な選択肢と多数の証拠品、ライバル検事からなります。

異議ありの緊張感がまさに重要なのです。推理ミステリーとしては及第点ではありますが、やはり同じ映画に詰め込みすぎです。

原作未プレイでも楽しめますが、逆転裁判は、メディアミックスに向いている作品ではありません。

コスプレお遊戯会と言われる理由は、「出演できなかった」キャラクターにあります。

とくに、原作未プレイは第三話が少ないので、現実に第三話をプレイすると苦戦するかもしれません。第三話には濃いキャラクターが登場しているので仕方ないでしょう。

ですが、ライバル検事の設定が違っていたりと様々な原作との違いが指摘されています。第三話を入れれば話が長くなるのは当然です。

ですから、第三話を入れないまたは省略する選択肢は当然の処置だと思われます。

原作第三話を抜きに話を進めると少々混乱します。

推理ミステリー感はあるのですが、原作はもっと濃いシーンがあり、映画ならではのシーンも見所です。主演俳優が俳優だけにこの配役での逆転裁判映画は、二度と見れません。主演がなぜか貴重扱いされています。判断はわかれますが、実写映画としては及第点だと思います。

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