斎木 稔貴

ITエンジニアです。 会社員として8年、フリーランスとして3年、開発・構築・運用・セキ…

斎木 稔貴

ITエンジニアです。 会社員として8年、フリーランスとして3年、開発・構築・運用・セキュリティのマルチエンジニアです。 現在はバックエンドをメインに開発業務をしてますが、クラウドベースでSRE的なこともやりたいです。 趣味は将棋と料理。

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2024年の抱負と目標

 年初に書き出した目標を見ながら年末に自分の活動を振り替えるというのが、私はなかなか好きです。自分なりに頑張って生きていると意外と1年であれこれやっているもので、達成できたことがわかると励みになるし、できなかったことは来年こそというモチベーションにもなります。  それでは、今年の抱負と目標を書き出していきます。 テーマ 今年は『アウトプットで終える』をテーマにしたいと思います。  昨年の自身の活動を考えたときに、アウトプットできていないことが多いなぁと思いました。仕事関係で

    • 父の死、無宗教葬儀、遺すもの

       先日、父が他界しました。  突然のことで葬儀が終るまではばたばたしていたので、そのあたりの経緯と、あとは父がやっていた短歌に関する話や、関連して思うことをつらつらと書いてみたいと思います。  本記事は特に誰かに何かを主張するものではないので、少々とりとめのない文章になります。 経緯をつらつらと検死と遺体返却  10月7日(月)の朝に私のところに連絡が入りました。私は長野県飯田市に住んでいますが、父が亡くなったのは京都府宇治市の自宅マンションです。連絡を受けてから、親族に

      • 棋力のブレイクスルーについて

         将棋の話です。私は三段くらい(ぎりウォーズ四段)です。  ここ数年、指す将順位戦というコミュニティで同レベルの人たちと切磋琢磨してきましたが、昨年昇級したことにより今年は強い人たちのクラスに入って苦戦し、自分の棋力向上に壁を感じるところがあります。  その壁は何か、越えるにはどうすれば良いか、ということ。棋力に関係なく行き詰まりを感じている人には参考にしていただけるかもしれません。 前回の壁  まず、少し前の話をしましょう。10~5年くらい前の話です。  当時、私は戦型

        • 東京の話

           8月は他に特に書きたい話題がなかったので、東京に遊びに行った3日間のことでも書いておこうかと思います。 東京へ遊びに?  手掛けている開発業務が東京の会社の仕事なので、会社から「ときどき顔を出しに来なよ」みたいなことを言われている。  それで、今回も当初の予定では会社に出向いて、一週間くらい滞在してじっくり東京を楽しもうかなと思っていたのだけれど、なんだかコロナがまた流行しているという状況で、会社には行かず山の日を含む3連休だけ、2泊3日での東京行きとした。  純粋に遊

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        2024年の抱負と目標

          将棋の確率論

           将棋に運や確率はない――というのは、神の視点での話です。  実際には「指運」のような言葉もありますし、プロでも戦型選択の時点で「勝率」を意識しているくらいなので、プレイヤーの体感として確率的な要素があるわけです。  本稿では、客観的には数値化されない部分での確率的な考え方について論じ、その主観的な確率論がプレイヤーの指し手に大きな影響を持つこと、確率論的な判断の適正化によって勝率が上がる可能性があることを示します。 「多数局での勝率」と「単一局での勝率」2種類の勝率  

          将棋の確率論

          弓道を習う

           飯田市に住む30代のITエンジニアです。  5月から武道館横の市営弓道場で弓道をやりました。初心者向けの弓道教室を毎年開催してくれているようで、私もまったくの初心者ですが参加させていただきました。  火曜・金曜と週2回、全15回が前期のカリキュラムになっており、先生方が丁寧に指導してくれました。おそらくボランティアでやっていただいていて、感謝に堪えません。  6月25日のレッスンで一区切りとなりましたが、私は皆勤で参加してしっかり学ぶことができました。 身体をコントロール

          弓道を習う

          終盤力とは勝ち切る力である

           この記事は、以下の記事へのアンチテーゼです。  将棋プレイヤーの「序盤派/終盤派」という概念を巡って、思考実験を行ってそれぞれの特徴を考察します。 序盤派と終盤派をモデル化する まず、この話題は「序盤派/終盤派」という概念をベースに話が始まっているわけですが、序盤派とは何か、終盤派とは何か、を定義しておきましょう。  しまのばさんはこの言葉を「序盤派は研究家で、序盤でリードを得るのに長けており、終盤派は劣勢な局面を難しくしたり難解な局面から抜け出すのが上手い」というよう

          終盤力とは勝ち切る力である

          手数と棋風

           指す将順位戦に向けての話です。  指す順が開幕しましたが、リーグの相手が格上しかいない上に生活が将棋モードになっていないので全く自信を持てないこの頃です。  しかし、今期は有志の皆様が指す順放送局なるものを立ち上げてくれたので、たいへん嬉しいです。今期の参加者数はB3以外はぎりぎりの状況だったので、来期以降にこの棋戦が継続するためにも、今期を盛り上げていきたいものです。 手数について 過去局の平均手数を調べてみると、棋風が現れるのではないか、という話がありました。  私も

          指す将順位戦9th 目標設定

           指す将順位戦9thが開幕しました。  今期は、昇級して初のA級1組での参加となります。  開幕時点での所感と目標を書いておきます。 A級1組への所感 A級1組のメンバーは、自分にとっては全員格上です。  前期は入れ替え戦で勝って昇級に滑り込んだものの、その入れ替え戦も自分のベストパフォーマンスを発揮した上でぎりぎりの勝ちを拾ったといった内容でした。自分と同時に昇級したメンバーが3人いますが、その3人にはいずれも私が負けていて、合計0勝6敗です。  というわけで、今期は全

          指す将順位戦9th 目標設定

          山菜

           私は関西出身ですが、いまは長野県飯田市に住んでいます。  日頃から野菜の産直売り場にはお世話になっていて、地産の美味しいものをいろいろといただいていますが、春は山菜が豊富で楽しいです。  自分がそうだったように、都会の人にはなじみが無いと思うので、飯田で見られる山菜を簡単に紹介してみます。  自分で調理するのは面倒だったりしますが、食べてみるとどれも美味しいです。 おこぎ  木の葉っぱ(新芽)です。  正式に(全国的に?)は「ウコギ」らしいです。  茹でて醤油を垂らして

          チャットAIはなぜ表現規制をするのか

           チャットAIはとても賢くなり、それなりに普及してきています。興味を持って使ってみようという人たちには、チャットAIが暴力的な表現や性的な表現について制限をかけているというのもかなり知られているんじゃないかと思います。  それでタイトルそのままなんですが、なぜチャットAIがそうした過激な表現を規制しなければいけないのか、私はよくわかっていなかったので、Claude3 Haiku(無料で使える軽量なモデル)に尋ねて議論してみました。たいへん勉強になったのでここで一般に共有したい

          チャットAIはなぜ表現規制をするのか

          「できる人」は環境次第?

          同じ人が違う評価?  私は長野県飯田市に住む個人のITエンジニアです。  先日、仕事で東京に出張する機会がありました。普段はリモートで開発業務をしているのですが、たまには東京に遊びに来て顔を出しなよと言っていただいてるので、今回も業務のスケジュールを見ながら手ごろなタイミングで行かせてもらいました。  会社員時代からのつながりの会社なので、旧知の仲間とも会うことができます。そして、かつての同僚たちについてあの人は今どうしてるという話を聞くこともできたりして、そうした人の転職

          「できる人」は環境次第?

          雑感

           年初の抱負でアウトプットを頑張ると書いていたのですが、なかなか1つのことを書いてまとめきるところまでモチベーションが高まらず、さしあたり1月2月のあれこれを雑感として書いてみます。 健康の大切さ  1月の前半は、インフルエンザに罹って倒れていました。治りが遅く、高熱が引いてからも何日も仕事を進められない状況でした。  体調不良なのだからはっきり今日は休むとかとりあえず午前中だけ頑張るとかメリハリをつけて休息を確保したほうが良いと思うのですが、在宅勤務ということもあって、

          2023年の振り返り

           大晦日です。  今年のことをざっと振り返ってみたいと思います。 年初の目標を達成できたか? 年初のnote記事で16項目の目標を立てました。それぞれ達成できたかどうか、一覧表にして確認してみると……。  達成項目は 9/16 でした。なんとか半分は超えたけど6割には到達できてないので、及第点とは言えないですね。 仕事・IT関係の分野で 今年は仕事を頑張っていました。プロジェクト自体が忙しい感じになってきた関係もありますし、私自身がこのプロジェクトをしっかり自分のものと

          2023年の振り返り

          指す順システムを触った話

           ちょうど区切りということもあり、今年を振り替える中でこれは書いておきたいと思いました。私の視点ですが指す順の裏話的なことです。 指す順? 指す将順位戦。いまだに、というよりは関わるほどに客観視しにくくなることもあって、どう説明するべきか結構難しいと感じます。  Twitter(𝕏)上でのコミュニケーションと将棋倶楽部24での対局を紐づけて開催されている将棋のオンライン棋戦。プロの順位戦に倣って、参加者は棋力で分けられたリーグの中で全11局を戦います。2週間に1回のペースな

          指す順システムを触った話

          指す将順位戦8th 完走と昇級

           約半年かけて戦い抜いた指す将順位戦8thの結果について。  youtubeでの対局の振り返りが追いついていないので、こちらで簡単に結果についてだけ振返っておこうと思います。  開幕前の目標についてはこちらの記事で書きました。 自身の成績について 指す将順位戦の参加者としては、第6期、第7期に続いて今期第8期が3回目でした。まずは、今期も不戦敗なく完走できたことが嬉しいです。  リーグ戦は3期目となるA級2組ですが、7勝4敗という結果でした。前期が8勝3敗だったのと比べると

          指す将順位戦8th 完走と昇級