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031 お客さんをナメたら、もったいない話。(稲田)2021/12/13

下記のツイートを見て、本当にそうだなあ…と思いました。

「客にナメられたらあかん」という人たちの気持ちはよーーーくわかるが、同時に「お客さんをナメたらあかん」よな。

これ本当に本当に大事だと思っています。
ナメてもあかんし、バカにしてもあかん。

自分たちのバリューを自覚する

例えば自社はWeb制作会社ですが、仕事をしているとWebに詳しくない顧客にたまに出会ったりします。もちろん、言っていることは頓珍漢かもしれません。

ぼくたちはWebについて顧客よりは当然詳しいし、解決策もわかっています。初歩的ですが、まずそこにひとつバリューがあります。知見が足りないゆえに困っている人の手助けになることはバリューのひとつです。

たとえそれが些細なことであっても、自分たちのバリューをきちんと自覚することは仕事においてとても大切です。自分たちのバリューをより鮮明に、より深くするためには「日々の自覚」が必要不可欠です。

そして、バリューはいつだって、お客様が届けてくれるものです。お客さんをナメていると、せっかくのギフトに気づけません。これはとてももったいないことです。自分たちのバリューを教えてくれる人。お客さんに対して、ぼくは基本的にそんな風に思っています。

自分の成長に繋がる

頓珍漢なことを相談してくる顧客に対して
A こいつ、素人だなと内心バカにする
B 詳しくない人はだいたい○○で躓くから、◯◯の説明した方が分かりやすいなと思う

AとBでは顧客満足度が全然違うのはもちろんですが、実は自己の成長でもBは大きく貢献してくれると思っています。Webに詳しくない人のアーカイブを自分の中に作り、テーマ別&レベル別の「最適な伝え方」の訓練としても役に立つからです。仕事において、「自分の中にどれだけ引き出しをもっているか」は財産です。

その結果、「詳しくない人への伝え方がめちゃくちゃ上手な人」に成長したとしたら、それは確かな武器のひとつになります。そんな人がいたらぼくはとっても頼りにするし、その人から色々学ぼうとすると思います。

「こいつ、素人だな」と思ってその場限りの対応をしても1年後の自己成長に特に貢献してくれません。なぜなら日々が自分の積み重ねにならないので。
でも、日々の案件を「自分の引き出しのブラッシュアップ」と結び付けていれば、1年やった分だけ自分の財産になっています。

たかが気持ちの持ちようなのですが、どんな気持ちで仕事に臨むかで1年間の価値は大きく変わると思っています。

以上、お客さんをナメたらもったいない話。でした。

2021/12/13

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稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。

稲田英資のnoteはこちらです

主にWeb制作のことや、BtoBのWebマーケティングについて日々の気づきを書いています。よかったらご覧ください。

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