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495 Webの役割は何かが始まるときにちょっとだけ背中を押すこと。(稲田)2024/2/20

すごく当たり前のことを言いますが、BtoBや採用のWebでの成果って、事業の流れでは中間ポイントなんですよね。途中というか入口だし、本番はその後から始まる。購入や申し込みが直接完了するBtoCとはそこが大きく違う。映画『キッズ・リターン』の「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」に似ています。そんなの当然じゃんという感じですが、Web制作を仕事にしてるとつい忘れそうになるので定期的に思い出しています。

BtoBサイトも採用サイトもWebの役割は良いボールをパスすること。営業部の方や採用担当の方に。すごく良いパスはその後の動きを滑らかにする。すごく良いパスはその後のパフォーマンスを向上してくれる。本当のゴールはその先にあるけれど、それをより良くするために良いパスは役にたつ。スーパーサブのような。

Webのそういうところがぼくは好きです。それってAからBへの橋渡しでもあり、ハブでもあり、マッチングでもある。伝えることが何より大切だから、言語化も可視化も大切になる。目指すことはWebに訪れてくれた人への良質な体験の提供。何かと何かをつなげることであり、繰り返すことであり、積み重ねること。つまりは、誰かが誰かを、誰かが何かをちょっとだけ信じるときに必要なことなんですよね。全部じゃなくていい。本番はもっと向こう側にあるけれど、何かが始まるときにちょっとだけ背中を押すこと。それがWebの役割だと思っているし、ぼくはそういうことが好きみたいです。

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