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491 「本当のこと」にはグラデーションがある。(稲田)2024/2/14

本当のことってグラデーションがありますよね。

  1. パブリックな本当のこと

  2. 主体的に発信できる本当のこと

  3. クローズドで言える本当のこと

  4. 親しい関係性で言える本当のこと

  5. 内部でだけ言える本当のこと

  6. 言わない方がいい本当のこと

上記の区分は一般的な人間関係においても通用すると思いますが、企業のWeb活用にとってこの意識は大切な気がします。

企業のWebコンテンツで本当のことを書かないのは論外ですが、かといって(1)ばかりだと惹きつけられない。(2)が必要になってくるのだけど限界がある。だから(3)や(4)の存在を匂わせて距離を詰めていく必要があります。一番分かりやすい例が採用コンテンツです。輪郭から徐々にインサイドに入っていくのが採用活動だと思います。

みんな本当のことが知りたい。だけど段階があることも分かっている訳で。そういったユーザー心理を踏まえた設計がWeb活用には大切なんだろうなあ…と思っています。

Webサイトのコンテンツは「顧客との約束」に近いです。できないことを書いて相談がきても約束不履行になる。だから華々しいことではなく「できるだけ本当のこと」を書くのが大切です。でも、全部書ける訳じゃない。相手との関係性やシチュエーションによって出せる情報は変わる。だから、相手との関係性を変えていくこと、顧客の態度変容を促すことがWeb活用において重要なんですよね。言われてみれば当然のことですが、つい頭から抜けやすい。いつも心がけていたいと思います。

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