008 浜辺の植物 ビーチに集う渡鳥
八重山の暮らしに寄り添ってきた植物のひとつ「アダン」(タイトル写真)
亜熱帯から熱帯地方の海岸近くに生育し、太い枝から何本ものタコの脚のような気根を砂地に接地し、横に広がっていくタコノキ科のアダン。
(※掲載画像は全て 星野リゾート・リゾナーレ小浜島 施設内で撮影)
沖縄では古くからアダンの葉をゴザや座布団、草履を作るのに利用しており、アダン葉帽子などは輸出されるほどに好評だったそうです。
八重山では柔らかい新芽を法事やお盆などの際、精進料理に用いる。小浜島ではアダンの実を用いたチャンプルを食べられる料理店もある。
「モンパノキ」は奄美大島以南に自生し、自在に枝を伸ばし横にも広がる低木樹だが、樹高が10Mほどになるものもある。冬期の10m/sを越える北風でも、モンパノキの陰には穏やかな空間を用意してくれている。表裏に産毛が生え、多肉性の葉は膨よかで、柔らかい新芽は天麩羅にして食べると美味しい。
南西諸島に東南アジアや太平洋諸島から導入された外来種の「モクマオウ」リゾナーレのビーチでも青空を背景に気持ちよさそうに風に吹かれてる。
沖縄で「ゆうな」と呼ばれる花は、朝の咲き始めは黄色、午後にはオレンジ色になる。「楽しい思い出」の花言葉を持ち、リゾナーレ小浜島施設内でも賑わいをみせてくれている。葉は香りも良く、咳止めや腫れ止めの民間薬としても用いられていた。
心地よい海風に、小鳥の囀り。群れ飛ぶ姿も海辺を演出してくれる。
最後までお読みいただきありがとうございます。
宜しければサポートお願いいたします。いただいたサポートでこれからの記事発行に力を注がせていただきます。有意義な記事になるよう精進させていただきます。