老舗インターナショナルスクールで我が子が「貧乏キャラ」だった衝撃
インターナショナルスクールにお子さんが通う家庭では、
なんともう「夏休み」が始まっています。
欧州の流れを汲んだインターの夏休み
「おそらくイギリスの気候からの流れを汲んでいるんだろうな」…
と思われるインターナショナルスクールのホリデーシーズン。
イギリスに1度でも住んだことのある人ならもうご存知、
イギリスといえばあの「どんより気候」です。
かつて「霧の都ロンドン」なんて言われたロンドンですが、気候変動のせいなのか、大気汚染が改善したからなのか、ロンドンが幻想的な霧に包まれることはもはやほとんどありません。
ですが健在なのは長い長い冬。
ロンドンの緯度は北緯51度。 札幌の北緯43度を大きく越えて、
樺太中部と同じくらい北に位置します。
だけど緯度の割にそこまで寒くはないのがイギリス。
そばを流れる暖流のおかげで、緯度の割に真冬でも氷点下ギリギリ行くか行かないか…くらいの比較的穏やかな気候です。
ですが日本人的にいやだなぁと思うのがイギリスは冬がとにかく、とにかく、長いこと。
9月にはもうセーターが必要な気温なり、そのまま5月くらいまで厚着が必要な気温が続きます。
しかも来る日も来る日もどんより曇天、しとしと雨が降りなんとも寂しい気候です。
しかし6月になるとそれまでの気候が嘘だったように空が晴れ渡ります。カラッと毎日明るく晴れの日が約3ヶ月、8月末くらいまで続くのです。
よくいう「June Bride(ジューンブライド)」。
日本では「なんでこんなジメジメした梅雨の時期に結婚式?」と首を傾げる方も多いと思いますが、それもそのはず。
これも欧州から来た慣わしですね。
日本がジメジメ、暑い暑い夏を迎える6月頃、
ヨーロッパでは一年で唯一の「良い気候」に恵まれます。
最高の季節、全部夏休みにしちゃおう♪
が透けて見えます
きっと
「6月からの最高の季節、子ども達は全部夏休みにしちゃおう」と考えたのでしょう。
日本のインターナショナルスクールも確実にその流れを汲んでいて、
6月の初旬から、8月の下旬まで約2ヶ月半という永遠のような長い時間が「夏休み」となります。
6月あたまから始まるインターの夏休み
我が家の9年生の息子も、例に漏れず先週まさに「夏休み」が始まりました。(早っ…)
日本の学校に通っているメンバーが期末試験で大変な思いをしている中、約1ヶ月も先に学年末試験を終えた息子。
所属している硬式野球チームでは、
「お前ずるいぞ!」と散々言われていました笑
もう180センチちかくまで身長の伸びた息子が
食べ物をあさりに何度も冷蔵庫と自分の部屋をドスドス往復する姿は圧倒的な存在感です。
来月で15歳になる息子は、幼稚園年中以降、一度も日本の教育システムを経験することなく過ごしてきて、長い年月を国内外のインターナショナルスクールで過ごしてきました。
夏休みを前にボソリ
え!息子が学校で「貧乏キャラ」!?
息子の通う学校はハイスクールからIB(国際バカロレア)方式に準拠するせいか、とてつもなく試験や課題が大変になりました。
夏休み前は各学年が修了するタイミングのため、怒涛の試験と課題提出があります。
しかしそれさえ乗り切ってしまえばあとは夏休み!
9月からは次の学年です。
試験期間が終わりに差し掛かってきた頃、
「試験終わった日、どこか学校帰り遊びに行くの?」
と私が尋ねると、歯切れの悪い感じで
「うーん、わかんない」
と。
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