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衝撃的な事実 「毎年何百万人という子どもが統計上姿を消しています」

ドキッとするタイトルですが、これは真実の話。

息子の通うインターナショナルスクールの社会の授業で使われた資料です
↓↓


その授業で出された課題は

・なぜ何百万という子どもが姿を消しているのか
・(理由がわかったら)それを食い止めるために私たちにできることは何か

を調べ、考え、議論すること。

子どもが姿を消している理由はもちろん悲しい理由ばかり
・誘拐、人身売買(児童結婚・奴隷的搾取・臓器売買)
・虐待などによる殺人
文字にして書いているだけで胸が苦しくなります。


こうした情報はあまりに衝撃的だからでしょうか。
日本ではこんな事実、一切報道もされませんし、ましてや授業のコンテンツとして扱われることなどありません。


息子のクラスで出た案は、
・各国政府への署名活動
・大人、子どもへの再教育を行うNPOの設立
・旅行者や近所の人が児童労働や児童結婚を発見次第匿名で地元警察、海外NPOへ通報できるシステム
・犯罪組織へのトラッキングを行うアプリの開発
・誘拐などにより奴隷的に働いている子どもが逃げ込める施設の建設
など、多岐に渡ったそう。

もちろん、子どもたちが1時間の授業で考えることですから、実現可能性や効力についてはまちまちかもしれません。

だけど、自分の暮らす日本では考えられない、想像を絶するような過酷な状況に生きる子どもたちが世界にはいることを知ること
そして恵まれた環境に生きる自分達にはその課題を解決する使命があることを知ることは、かけがえのない経験になるはずです。

私もそんな授業受けたかったなぁ…。

スマホカンニングOKが広がる米国 
Googleに書いてあることを覚える教育に意味はあるのか

先日電車に乗っていた時、中学生と思われる3人組が暗記シートを使いながら必死に年号を覚えている光景を見て大きな不安に襲われたのは3ヶ月ほど前のことでした。


今やアメリカでは
「Googleで調べたら一発で分かる情報を教えることは”教育”ではない」
という風潮が広がっているのだとか。

その証拠に、スマホカンニングOKなテストが広がっているそうです。

スマホで得られる情報を元に、いかに答えのない難しい課題に取り組めるか…ということですね。
実際この力こそ、これからの世の中で求められる力なのではないかな、と思います。


デンマークでは「先生→ファシリテーター」という呼び名に

ついでにですが、デンマークではもはや「先生」というものは存在しないそうです。

先生っていうと、その言葉だけで「エライ」感じがします。
そしてまるで「答えを知っている」人かのように感じます。

だけど、地球規模の問題が噴出し、分断や紛争が起こり、答えの無いこの時代。
先生は本当に答えを知っているのでしょうか?


ロンドンで聞いた「出羽守(ではのかみ)」という言葉
歴史上の人物でなくスラングだった

先日のロンドン滞在中、とある大手ビジネス誌の記者さんと飲んでいた時
「穐吉さん、出羽守(ではのかみ)って知ってます?」
と聞かれました。

歴史の人物かしら?と思って聞くとどうやら全然違うらしいのです!

海外で暮らしている人が
「海外ではこうですよ」
などと「アメリカでは」「ヨーロッパでは」などと
「〜では」を連発する人のことを指すのだとかw

その記者さんも、ロンドンで得た知見や新しいものの考え方を、記事やSNSなんかで紹介すると、
すぐにネット上で「出た!この出羽守(ではのかみ)!」って叩かれちゃうのだそうです。

確かに、海外に渡った瞬間、
「日本ってオカシい!」
と、急に日本を見下し始める人がいるのは事実ですし、あまり気持ちの良いものではありません。

だけど、これだけ日本が世界から置いてきぼりをくらってしまい、誰の目からみても明らかなほどに凋落が進む今。
そんなことを言って海外の良い情報を伝えようとする人を小馬鹿にしている場合ではなく、良いところはどんどん取り入れていったら良いじゃない!と思うのは私だけでしょうか。

自分の生まれ育った日本が大好きだからこそ、変えたい、変わらなくては、と思うのです…。


ちなみに、
「日本はもう終わりだ!」
と批判ばっかり言う人のことは
「尾張守(おわりのかみ)」というのだそうw

本当に命名者、天才!!


尾張守にはなりたくないけど、出羽守なら、いいかなと思った私でしたw

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