見出し画像

東京のインターナショナルスクール間転校 海外ボーディングを諦めた理由

ずっとお世話になっていたグローバルインディアンインターナショナルスクール(GIIS)。学年が上がると、学校の方針と我が家の方針の間に少しずつ開きが生じてきて、転校を考え始めたのが2018年の終わり。

息子は、自由奔放で、自分の好きなことにはとことんのめり込むタイプです。
「だから絶対インターが良いだろう」
そう固く信じてやみませんでした。

しかし、野球のクラブチームの仲間が何人も立て続けに
「中学受験があるから野球をやめる」と言いやめていった時。

そして小3くらいまでは良かった全国模試の成績が小4、小5、とどんどん順位をおとしていった時。

いろいろなことが重なって、私の不安は最高潮に達しました。

「本当にこのままGIISで良いのだろうか…というよりこのままインターに入れ続けること自体良いのだろうか?」


息子が生まれた時から、
「これからは正解なんて無い時代。先の見える王道を歩ませるよりも、自由な発想で、自分の強みや良さをどんどん伸ばして欲しい。マジョリティから外れたっていいじゃない!面白い人生を歩めるはず!」

こんなふうに考えて子育てをしてきていました。
だからこそ、母と子の2人でシンガポールへ単身赴任したり、カオスなインド系インターで学ばせたり、と独自の自分の信じる道を二人三脚で進んでいました。

だけど、いろいろなことが重なって不安になった時、前例があまりにも無い道を歩んでいると困るのが、「相談相手がいない」のです。
仲の良いママ友や家族は、話はもちろん聞いてくれるけれど、そこに対する情報や経験を持っているわけではないので、やっぱり最終的には自分で何とかするしかない。

こうなったらとことんまで自分で調べ尽くして、徹底的に本人と話し合い、考えて結論を出そう。
そう思い、だいぶ年が離れて生まれた第2子の出産直後でまだヘロヘロの体をおして、とにかく少しずつ、前に進めていきました。

■選択肢4つ ①国内の別インターに転校 ②海外ボーディングスクール入学 ③日本の私立中に帰国枠で受験 ④日本の私立中に普通に受験

進路を考え始めた際、4つの選択肢がありました。GIISにそのままい続けるかどうかについては、最終的にはほぼゼロ%となっていたので、その選択肢は外しました。

①国内の別インターに転校
東京だけでなく神奈川なども含めていくとインターナショナルスクールの選択肢は非常に多くあります。
中でも特に気になったのはSt. Mary's・Kインター・British School・American Schoolが候補でした。

②海外ボーディングスクール入学
一番の候補は英国の有名ボーディングスクールです。
ですが、本腰を入れて願書を出し始めた頃には時すでに遅し、というところもちらほら…。
他にも、カナダや上海はビザなどの面で魅力を感じる点も多く、候補地に入っていました。(詳細は下記にまとめています)
カナダ・バンクーバーへのボーディングスクール見学
上海の英国系ボーディングスクール見学記録

海外ボーディングスクールと言っても、まだまだ子離れできていない私が息子の一番の成長期に離れて暮らすという選択肢ができるはずもなく、「ボーディングスクールに入れても、まぁまぁ近くに暮らす」という選択肢を考えていたのです。

③日本の私立中に帰国枠で受験
都内のトップ校のうち、複数の学校で「帰国子女枠」のような学校を設けています。渋谷学園や慶應藤沢、広尾学園、三田国際などが有名ですが、そうした学校への受験を検討していました。

④日本の私立中に普通に受験
日本の教育を受けたことの無い息子にとって、この道を選んでいたら、もっとも過酷な道となったに違いありません。普通に日本で教育を受けて、塾に通って中受対策をしている全国の猛者と、同じ土俵で戦うということです。

ここから先は

2,936字

¥ 250

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?