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子は3歳までに一生分の恩を親に返している

中2息子の変化があまりに大きくて戸惑うこの頃。


「ちょっとずつ声が変わってきたわね(*´艸`)ウフフ」
なんて思っていたのに気づけばもう野太い声に。

身長だって「あとちょっとでママを越すかな」
と言っていたのがもう7〜8センチ彼が上。
私も165センチあるので結構大きい方だと思うのですが、抜かれてからはあっという間でした。

それに伴い、付き合いの悪くなった息子。

家で友人や親族を呼んでご飯をしていても最初にチラッと顔を見せたら部屋に閉じこもりっぱなし。
買い物やちょっとしたお出かけにも、いっさい付いてこなくなりました。



ついでに言うと、感謝も足りません<(`^´)>

平日も休日も学校や野球の準備に大忙しの母。

なのに毎日朝は不機嫌にしてばかり。

こないだなんて
「眠い」
しか言葉を発さずに学校へ行きました。


「ったく〜!」…と思った時にすることは
息子が赤ちゃんだった時の写真を見ること。

「大好き!」
「生まれてきてくれてありがとう!」
「元気に育つんだよ!」


何千回、何万回と伝えてきた言葉たちが蘇ります。

子育てってとても大変なのだけど、あんなに小さな弱い存在だった子どもが大きくなるというその事実だけで、もう十分すぎるほどの幸せをもらっているように感じます。

『子どもは3歳までに一生分の恩を親に返し終える』

というけれど、本当にそうだと思います。



母が7年前に他界した時、私は最期に立ち会い何度も言いました。
「産んでくれてありがとう」
「また生まれ変わっても家族でいようね」

言葉にするたびに涙があふれてしまって、最後まで言い切れない。


だけど、もうほとんど意識のなかった母が
「うん」
と小さく声を出してうなずいた時は嬉しかった。


ほんの少し前まで元気だった母。
突然の体調不良から余命宣告を受け、半年で天国へ行ってしまいました。

当時シンガポールに住んでいた私と息子は、日本とシンガポールを文字通り毎週末行き来しながら母の病状を見守りました。

もっともっと恩返ししたかった気持ちは尽きません。

7年経った今でも、街で可愛いものを見かけると「母に買って行ったら喜んでくれたかな」と思うし、
素敵な旅行先に行けば「母を連れてきてあげたかった」と思います。


だけど、きっと母なら
「もうとっくに恩なんて返し終えてるわよ!」
と笑っているはず。

現に私が息子にそう思っているから。



先週土曜日、野球の練習から帰宅した息子が言ったひと言。
「今日のおにぎりすげー美味かった!」


かわいいやつめ!

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