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紅白歌合戦をナナイロに染めていきたい

大晦日。年末恒例の紅白歌合戦がはじまりますね。男性と女性で紅白に分かれて、音楽のチカラで競い合いながら今年を締めくくる…。でも誰が紅組で、白組かを決めるのは、もうアーティスト自身でいいのかもしれません。もしくは、どちらにも所属しないというのも面白いかも。


どっちが勝ってもいい

giorgio-trovato-_XTY6lD8jgM-unsplashのコピー

紅白歌合戦は女性アーティストが紅組、男性アーティストが白組に組み分けされて競い合う歌番組。

でも競い合うと言っても、紅組が勝ったからといって音楽において女性が優れているわけではありません。白組が勝った場合も同じです。


組み分けは案外どうでもいい

勝敗はあくまでも番組を盛り上げるための仕掛けのひとつであって、どちらが勝つかを真剣に考え込む人はそんなに多くないでしょう。

ましてや、女性だからといって紅組、男性だからといって白組を応援している訳でもありませんよね。好きなアーティストがいる組が『推し』という方もいるでしょう。

また、男女混合アーティストについては「今回は紅(白)組としてステージに立ちます!」といったように、かなり臨機応変な部分があります。
組み分けは、案外どうでもいい要素なのです。


トランスジェンダーにカミングアウト迫った過去

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男女混合アーティストについては、組み分けに自由度があるにもかかわらず、トランスジェンダーについては「心は女(男)なので、紅(白)組として参加します」と宣言させたことがありました。

わざわざ言わなくてもよかったのに、全国ネットでカミングアウトをさせたのです。男女混合アーティストの例があるのに、このカミングアウトは本当に必要だったのでしょうか…?

本人が希望するジェンダーで、出自のジェンダーの説明などしなくても、好きな組に所属すればよかったのかもしれません。


競い合うなら桃(ピンク)組があってもいい

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これだけ多様性の認知や理解が求められている時代に、紅白による男女二元論はまだ必要なのだろうか…?と思うことがあります。

チーム戦で番組を盛り上げていくのなら、紅でも白でもない組があっても面白そうですよね。もちろん、ピンクでなくてもいいでしょう。


新しい時代により面白いことを考えていきたい

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娯楽ならばとことん、より面白くなっていった方がいいですよね。
せっかく多様性が認知されてきたのだから、いっそ多様性があることを祝って、お祭りにしてしまえばいいのです。

年末の紅白も、そんな視点でみてはいかがでしょうか。

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2021年の『イチミクロン。』をご覧いただきありがとうございました。
みなさま、どうぞ良いお年をお過ごしください。

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