【Earth Day】暮らしと生活排水を考える
今日の関東は、初夏のような暖かさでした。そして4月22日はアースデイ。地球環境のことを考える日です。
この日だけでなく、環境問題は日々少しずつ取り組んでいきたいですよね。
今回は、日々の暮らしの環境問題についてご紹介します。
※本記事で紹介されている『マグネシウム洗濯』については、消費者庁より効果効能について注意喚起がされています。マグネシウムだけの効果で衣類の汚れが取れたり、匂いが取れたりするものではないためご注意ください。
暮らしのなかは洗剤だらけ
私たちは暮らしの中で様々な洗剤を使っていますよね。
・床掃除用洗剤
・食器洗い洗剤
・洗濯洗剤
・洗濯槽クリーナー
・お風呂用洗剤
・トイレ掃除用洗剤
・排水溝用洗剤…etc
技術の発達と『時短』というキーワードのもと、いくつもの専用洗剤が生まれました。
専用洗剤は汚れを手軽に、早く落とすことができて便利ですよね。でも、そこまで強い洗浄力は本当に必要なのでしょうか…。
排水に注目したことはありますか?
洗剤を使った後の水は、排水として下水管を通ります。下水管を通った水は、下水処理場で浄水されます。
しかし、この下水処理場には容量があります。この容量をオーバーした場合、下水をそのまま海に放流することがあります。
写真は、東京オリンピック・パラリンピックでも話題となった東京湾。海水が泡立っています…。トライアスロンなどの競技会場となる予定ですが、このすぐ先には東京都下水局の有明ポンプがあります。ここの下水処理場においても、容量オーバーとなった汚水が東京湾に放流されています。現在では東京オリンピック・パラリンピックのために、さまざまな取り組みが行われ水質改善も進んでいます。
排水を見直すなら洗濯と食器洗いから!
個人でできる排水の見直しに、効果的なのは洗濯と食器洗いです。
洗濯と食器洗いは、一度の排水量が多いため、この排水を見直すだけで効果が大きいのです。
食器洗いに取り入れたい『がら紡ふきん』
がら紡とは、特殊な紡ぎ方でつくられた糸で、汚れを効率よく絡め取ってくれます。
重曹とほんの少しの洗剤を溶かした『薄め液』があれば、油汚れも大体落ちます。また、ふきんなので定期的に洗濯して衛生を保つことができます。
気温が上がり始めた今がチャンス『粉石鹸デビュー』
暖かくなって水道水の温度も少し上がってきたら、ぜひ試して欲しいのが粉石鹸。
粉石鹸は溶け残りが心配で、私自身使用を懸念していました。しかし、粉石鹸専用のネットを使ってみたら、今のところ溶け残りは解消されています。
\ 粉石鹸専用ネット /
また、毎回石鹸だけだと、石鹸カスによる汚れも気になるので何度かに一回はマグネシウムだけで洗うこともあります。
合成洗剤を使用していた時と比べて、加齢臭や体臭による服の匂いがだいぶ改善されました。
\ 赤ちゃんの服にもオススメです /
必要な場所にだけ、漂白剤を使う
我が家では、基本的に重曹や、薄めた中性洗剤で掃除を行いますが、どうしても落ちない汚れもあります。
トイレの汚れや、タイルのしつこいカビなどです。これに関してだけは、部分的に漂白剤を使います。
しかし汚れている部分だけきれいになればいいので、他の箇所には使いません。本当にその洗浄力は必要なのか、考えてみてください。
海洋汚染は他人事ではない
排水や海洋汚染は、他人事ではありません。日本には刺身文化があり、魚を生でも調理しても好んで食べています。
そして、私たちは現場進行形であの泡立つ海から獲れた魚を私たちは普段口にしているのです…。東京オリンピック・パラリンピックで投資された海洋環境改善に、寧ろ拍車をかけ、ひとりひとりが自分の生活排水に目を向けることも大切です。
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