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#玉泉院
あの世を体感する女性のための儀式 江戸時代、金沢から立山へ出かけた女性がいた。その理由(ワケ)は?
全ての罪を懺悔し、汚れを払った女人は、白経帷子の死装束を着け、白布を捧げて天ノ浮橋を渡る。生前に行なった罪により死後地獄に落ちると信じられていた。
この布橋は、あの世とこの世を渡す白道、生と死の境界である。諸国からの参詣女性が白装束で目隠しをして、閻魔堂(幽界)に入り、十王の審判を受ける。
この不安から逃れるため男性の間では、立山禅定登拝が行われていた、一方、立山は女人禁制であるとされ、