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【お仕事編】フィリピン人と働く、ということ。

今日は、私がフィリピン人スタッフと働く時に気をつけていることを書き留めておこうと思います。


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お先に結論から言いますと、大きく分けると4つあります。

1、敬意を示すこと

2、「ありがとう」をこまめに言いうこと

3、フレンドリーに接すること

4、日本特有の「空気で察するはない」を理解する

です。

私がフィリピン人とどっぷりお仕事をするようになって早4年が経とうとしている。何度も挫折と涙と人間が嫌いになるまでとことん向き合ってきたフィリピン人。そのおかげで、今は、人間の素晴らしさが良く分かるようになったと思う。

 私の夢は、海外で働くことだった。当時25歳だった私は、初めてのフィリピンでの面接に同行できることになり、控えめに言うと、めっちゃやる気満々だった!お客様はいるし、理事長の役に立ちたい!その想いだけだった。

 面接会場に到着すると、現地で提携している会社のフィリピン人女性社長(推定50歳)やそのベテランスタッフ達に挨拶もままならず、到着していない候補者や段取りの遅さにイライラしながら、指示をし、なんとか東南アジアでの面接を無事終わらせたい。そんなことしか考えてなかった。(発展途上国での面接は、本当にカオス。渋滞やお金がない、場所がわからない、そんなこんなで候補者が遅刻する。何時間も。笑)笑顔なんてなかった。

当時の私は、余裕すらなかった。

その結果、

1、私にだけ履歴書が配られない

2、履歴書ください。というと影で「顔に履歴書ぶつけてやったらいいのに」と陰口を言われる。ww

3、全く協力的ではなく、急かしてもむしろ逆効果。

虚無感。とてつもない怒りと、異国の地での「いじめ」感と恐怖、そして夢が叶ったと思った途端の絶望で涙が止まらず、泣きながら理事長の部屋に行って、とにかく泣いてた。

 その時は一旦帰国して、約一ヶ月後に再度面接へ向かった。怖かった。だから、考えた。フィリピン人の文化を徹底的に調べた。無我夢中でネットで調べた。フィリピン人実習生にも、聞いた。聞きまくって練習した。本当に、無我夢中で。そして、わかった。私の何がいけなかったのか。

「相手への敬意」だ。

フィリピン人スタッフは、私よりも何年もベテランのスタッフ。私は入社したて。そうしたらいきなり、生意気な小娘に指示される。そりゃあ、嫌だ。

だから、次回の面接時に行ったのはこれ。フィリピンでは、目上の方への挨拶で「マーノポ」というのがある。年長者に敬意を表す挨拶だ。

1、相手に「Mano po」と言う

2、相手の片手を取る

3、自分の頭を下げる

4、相手の手の甲を自分のおでこにつける

 そして、ハグをして、指示を出すときも、笑顔で、そして目上のスタッフに指示を出すときは「Maam thank you so much last interview exam. Anyway can you please give me an advice about ~~~」のようにフィリピンでの女性を呼ぶときの尊敬語「Maam」を使い、「これしろ!あれしろ!」ってイライラするのではなく、まずは「ありがとう」で彼女達の行いに感謝してることを言葉で伝えて、こちらの要求をするように変えた。

そうしたら、見事に180度変わった。スタッフ達は、ますは私にどうしたらいいか、遅刻者がいること、「玉井さんの履歴書、もう用意してるからね。」などなど、本当にやりやすくなった。もう、腰が抜けるくらい。

海外で働くことが夢だった私は、「その国の人とどっぷり働くのってこんなにも大変なのか。相手の国に足を踏み入れたら、『郷に入れば、郷に従え』本当にこれやな。」って体感した。

だから、現在私のチームに2名のフィリピン人通訳がいるけれど(2人とも私より10個以上年上)

1、敬意を示すこと

2、「ありがとう」をこまめに言いうこと

3、フレンドリーに接すること

4、日本特有の「空気で察するはない」を理解する

これは、徹底的に行っている。だから、彼女達はお昼ご飯も食べ損ねるくらい、必死に働いてくれている。

だから、お仕事中も、沢山わらって、沢山ありがとうを伝えて沢山言葉にする。ま〜だまだ沢山あるけど、今日はこの辺で。

RINA


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