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中国人との恋愛で苦労したこと

結婚や夫婦生活に関しても悲喜こもごも色々ありましたが、それは一旦置いといて、今日は”中国人との恋愛で苦労することあるある”をまとめたいと思います。

最初にことわっておきますが「中国人との恋愛」と一口に言っても、もちろん数億分の1の個性があり個人個人で全く違いますし、地域差もあるので簡単にひとくくりにはできないというのは大前提です。
とはいえ、私は中国江蘇省出身の女性と結婚して1年半、お付き合いしていた時期も含めるともうすぐ3年一緒にいることになりますが、以前にも四川省出身の女性、内モンゴル自治区出身の女性とお付き合いした期間もありました。そんな中国人との恋愛経験を思い返すと、ある程度の共通点を見つけることはできたので、こっそりここでお話しします。

口喧嘩では絶対に勝てない

口喧嘩の苦悩を語る前に「中国人声でかい問題」についてちょっと触れておきます。よく街中で中国人同士の会話を聞いていると「声がやたらと大きい」と感じることがあるかと思います。その理由を探るといくつか仮説があり・・
①中国語の発声方法が関連?
学習経験のある方はご存知かと思いますが、中国語は発音に非常に繊細な言語で、発音と声調(イントネーション)が一致してないと中々意思疎通が図れません。はっきりと発音するために自然と声が大きくなるという説。
これはその通りかと思います。実際私も中国語で会話している時は自然と腹から声が出ているような実感がありますし、妻も日本語を話している時は普通の声量ですが、中国語になると途端にボリュームが上がります。
②中国人の自己主張文化が関連?
もうひとつは、中国人のコミュニケーション術に関わります。中国では取り繕った曖昧な表現や「表情や雰囲気から察して」みたいな文化はなく、基本的には思った事はストレートに表現します。自分の言いたい事、伝えたい事がしっかりと伝わらないと不利な状況に陥るという危機感があるので、それゆえに言葉に常に熱がこもり、日常会話の声量も大きくなるという説。(説というか、日本に長い中国人の方から聞いた自己分析ですが)

私が苦労したのはおそらく②の文化に関連するもので、意見が食い違った際には中国語での口喧嘩になるのですが、私はこれに全敗しておりすべて彼女側の主張に従う結果となっています。 これは中国語の語学レベルの至らなさも無関係とは言い切れませんが、それ以上に中国人の論破力に起因します。それが証拠に妻には日本語の言い合いでも勝てません(笑)

②の理由で挙げたように中国人はとにかくストレートに思った事を主張するという事と、日本人のように感情をゆさぶるようなテクニックは使用せずに、「ロジック」だけでシンプルに攻めてくるので、中国人のディベート能力は平均的に高く、負けない論法を誰しもが秘めています。特にNOと言えない日本人の私はどこかでポキっと心が折れてしまい妥協・・ということを繰り返していました。

さらに言えば、中国人カップルは女性の方が一般的に強い立場であることが多く、言葉もたくみで、いわゆる尻にしかれる男性だらけの印象もあります。(異論は受け付けます!)

私の中国語の師匠の一人が、「中国人に口喧嘩で勝てるようになったら一人前の中国語力を身につけたと思っていい」と言っていましたが、中国人女性との恋愛でそれを痛感することになるとは思ってもみませんでした。

プレゼントを贈るべきタイミングがやたらと多い

これはお付き合いした中国人女性全員に共通するのですが、記念日を非常に大切に考えます。日本では誕生日とクリスマスくらい意識してればという感じかと思いますが、中国の○○節という休日(国庆节、端午节、中秋节、七夕ほか)には何かしらお祝をするし、誕生日や付き合い始めた日、初めてデートに出かけた日など細かく記憶していて、そのタイミングで何かしら食事やプレゼントのイベントがないとがっつり怒られます。そうした記念日系とは関係なく、常日頃から愛情表現としてプレゼントやお花を贈るといったことがないと「愛が薄いんじゃない?」とすぐ言われてしまいます。おそらく男性はマメな性格の方が中国人女性にはモテるかもしれません。

毎日ストレートな愛情表現を求められる

これは留学時代に初めてお付き合いした女性とのエピソードですが、「现在干嘛?(今何してるの?)」とメールが来て、「打扫房间(部屋を掃除してる)」と返したんですが、5分後に「现在呢?(今は?)」ともう一度メールが来て、5分おきに現状報告するという事態に陥りました。それについて、ムムム、なんでこんなに連絡するの?と聞いたら「何がムムムだ。だって恋愛してるからじゃん」と言われました。これは極端な例だったとは思いますが、とにかく中国人はチャットや電話での頻繁な連絡のやりとりを好みます。連絡返せないということはやましいことがあるんじゃないか?という浮気チェックの意味合いもあるようです。こうした習慣が染み付いたせいか、妻には「すごい返信早いね。今まで付き合った人で一番早い」と褒められました。ちなみに、妻は月一で遠方に出張する仕事をしていますが、出張中は必ず毎晩リモート画面通話で会話していますし、どうしても難しい場合でもLINEやWeChatで状況を伝えるのは最低限しています。これがないとなんで連絡くれないの!と必ずなります。

連絡頻度以外にも「愛してるよ」「今日も可愛いね」など日本人がなかなか恥ずかしくて言えない歯の浮くような表現も中国では至極一般的で、「最近言われてないね」と指摘されることは今でもあります。さらに中国現地では人前や公共の場でも平気でイチャイチャしたりするのも普通なので、陰キャラ日本人としてはこれに慣れるのに中々苦労しました。

料理ができない男性は失格

これも学生時代に最初に付き合った四川人から言われたことですが「彼女に料理を作らない男性なんて中国にはいない」(だいぶ誇張してたかとは思いますが)
当時私は外食頼りで自炊を一切したことがなかったので、一から激辛四川料理を仕込まれました(笑) そのおかげで水煮魚、辣子鸡といった簡単な四川料理は今でも作れます。

その後に付き合った内モンゴルの女性はそもそも彼女自身が全く料理をせず「料理は男性の仕事」という価値観を持っていました。

ちなみに現在の妻とは、いい感じで料理も家事も分担してうまくやっています(笑)


まとめると・・・
・無謀な口喧嘩は極力避ける
・プレゼントや報連相は頻繁に
・毎日愛の言葉を投げかける
・最低限の料理はできるようになろう

これさえ意識していれば、中国人女性との恋愛で大きな失敗は回避できるかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

また、以前Youtubeチャンネルでも中国人の方と日中恋愛観の違いについてインタビューしたことがありますのでよかったらこちらもご参考まで


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