6月30日 キャリア教育実施レポート
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6月30日 キャリア教育実施レポート

こんにちは。
(一社)Japan Education Labの古谷です。
先日、都立足立高等学校(定時制)で実施した授業の報告記事になります。
今回は【自己キャリアプログラム】にて授業をデザインし実施しました。去年度から継続して関わっており、今年度は学期ごとに授業をさせていただく予定となっております。

実施前提

対象学年:3年生

学校からの依頼
・自分のことを理解することを通して、就職先を考えてほしい
・進路選択を意欲的に捉えてほしい

授業の目的
進路選択をする自分を多角的に見つめ、自分らしさを言語化できる。また、パーソナルな部分で進路選択のための準備が必要であると気づいてもらう。

授業設計
今回は一方向的に自分のことを理解するワークだと難しいと考えたので、多角的に自分を見ることのできるワークを繰り返すことで、自分の本質を少し言語化する授業を考えました。そして、どんな風に自分のことをみると、進路選択に役立つのかというのを考えてもらえるような内容で授業設計しました。

授業デザイン

(弊社では授業をデザインする際に、共有⇒認知⇒形成の流れで作ります)
『共有フェイズ』
小テーマ:自分を発見する
目標:最近の自分の生活を振り返り、心の状態や環境の変動によって、どんな変化があるかを捉えられる。それを基に、将来の様相を表現できる。
内容:幸福学で必要と言われている要素『やってみよう』『ありがとう』『なんとかなる』『ありのまま』を最近の生活から探してみる。自分がどういうときに、どんなことを感じるのかを定期的に見つめると自分を発見することにつながることを伝え、今の自分から数年後のありたい自分を妄想・想像する。フレームとしては『できること』『やりたいこと』『すべきこと』『さけたいこと』となっており、先の幸福学の要素と紐づけて考え、なるべく具体度を上げてアウトプットしました。

『認知フェイズ』
小テーマ:冒険の準備をする
目標:自分の原動力は何か、これから進んでいくうえで、何で自分をかたどっていくのかを言語化できる。
内容:下記スライドのような内容で、今の自分のまわりにあるものを言語化していく。自分の未来を創っていくのは未来の自分ではなく、今の自分をかたどっている要素であることを踏まえ、どんなことが自分にとっての原動力になるのか、将来的にもその原動力は継続するのか等について考えました。また、『レベルアップする場所』についても検討してもらい、新しい世界に飛び込むことが実は大切であることを伝え、どういう世界・場所ならいけそうかについて話し合いました。

『形成フェイズ』
小テーマ:自分を定義する
目標:自分らしさがどこにあるかを考え、自分が持っている本質に触れ、自分をつくっているキーワードをアウトプットする
内容:これまでやってきた、様々な角度で見た自分を発見するワークで見えてきたものの中で、気になったものや受け入れられるものをキーワードとして捉えていく。また、『過去からの自分』『自分から自分』『相手から自分』というフレームの中で自分らしさを沢山出してもらい、キーワードと結合。これから飛び立つ自分がどこにいるのか定義し、これからの進路活動に役立ててもらいます。

授業の結果

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生徒からのコメント
「本日は、己を見返して様々な事に気づけました素晴らしい授業をありがとうございました!」
「半年振りの講義楽しかったです。今度はもっと踏み込んだ講義を楽しみにしています、ありがとう御座いました。」
「気軽に話しかけてくれてうれしかったです。」

授業の総評

今回のような自分のことを言語化する授業はどれだけ自分と対話できるかが重要な授業になっており、プログラムではどうにもならない部分もある。ただ、今回の授業をきっかけに「あ、自分のことを知るというのは、社会に出るために必要なんだ」と気づかせることは出来ると思っています。進路指導において投じるコンテンツというのは、個々人によって十分条件なのか必要条件なのかというのが変化します。それを自分で感じ取れるようになるために、自己を個別化する授業についてはもっと突き詰めていきたいと思っています。

さて、「新規学卒就職者の離職状況」によれば、高卒での新卒社員の早期離職率は39.5%となっている。早期離職の原因を見てみると、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため」「自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため」という理由が目立っており、(独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」)就職する企業・団体のジェネラルな情報と、自己分析がうまく統合できないままに、就職する子たちが多いのだと想定されます。学校とうまく連携しながら、演繹的に進路を思考できるスキームも考えていきます。

Japan Education Labは今後も、学校ごとに授業をデザインするという強みを生かして事業を展開・推進し、授業づくりや授業後の評価数値など、先生方にとって有益な情報をまとめていこうと考えております。

これからの取り組みも、ぜひこのnoteでチェックしていただけますと幸いです。

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