見出し画像

【長崎にUターン】製造現場をITで支えるシステムエンジニアの仕事


20年ぶりに長崎にUターンした、製造部の湯川さん。製造現場の「これができたらいいな」という声を、ITの力で実現していくシステムエンジニアとしての仕事、大切にする価値観を語ります。



――:
仕事の内容を教えてください。

湯川:
端的にいうと、これまで製造部内で困っていた部分を「ITを活用して改善していく」という感じでしょうか。

いま取り組んでいるものでいえば「作業状況の可視化」です。

現場の作業者と打ち合わせをしている中で、「こういう情報が見たい!」というリクエストが上がってくるので、それをモニターで可視化できるようにプログラムを作っています。

――:
中途採用で入社していますが、もともとIT関係のお仕事をされていたのですか?

湯川:
以前から製造業の情報システム系の仕事をしていました。同じ製造業といっても前職では計画生産のものづくりで、大量生産するために製造ラインを組み、機械で自動的・計画的にものをつくっていました。

一方、ベネックスの製造事業は「受託生産」で「少量多品種生産」。しかも「機械」と「人の手」両方が必要なものづくりなので、管理という意味でかなり大変なことが多くて…。

――:
計画生産だと機械設備の能力に合わせて何でも計算できるけど、ベネックスの場合は変数が多いから管理が難しいと。

湯川:
そうです。計画生産だと、たとえ機械が故障しても代替機をすぐに入れたら「生産がどれくらい遅れるか」ということもすぐに計算ができました。ベネックスは変数だらけで大変です(苦笑)。

――:
湯川さんはUターン転職で長崎に戻ってきたということですが、Uターンを考えたきかっけ、日本ベネックスに入社したきかっけを教えてください。

湯川:
Uターンを考えた理由は、ライフスタイルの変化がいちばん大きいですね。やっぱり子どもを育てるなら長崎がいいなと。20年ぶりに諌早市に戻ってきました。

入社のきっかけは、ベネックスの先進的な取り組みに興味を持ったことです。環境エネルギー事業を立ち上げたり、「みらいの工場プロジェクト」でいたり。

いつも新しいことにチャレンジしている姿勢が好意的に映りました。

それと経営層に「明確なビジョン」があったことも大きいです。社長、製造部長に面接でビジョンを聞かせてもらい、とても共感できたし、自分も一緒にやりたいと思いました。

――:
入社前のイメージと入社後にギャップは感じましたか?

湯川:
思っていた以上に大変なことも多いですが、その分やりがいもめちゃめちゃあります。

元からいる社員にとって「システムを活用して生産効率を上げる」ということは未経験ですから、どうすればいいかという明確な答えが先にあるわけではなくて。

社員みなさんの頭の中にある「漠然としたイメージ」を、ITでカタチにしていく作業になるので、まずは意見をひたすら聞きまくっています。

大枠の「こういう感じにしたい」というのはあるけど、細かい部分はすぐには出てきません。なので誘導してみたり、自分なりに「こうじゃないかな?」と仮説をぶつけてみたりしています。

――:
これまで、実現できなかったものを湯川さんがカタチにしていく。これはやりがい感じますね。

湯川:
みなさんはどう思っているか、わかりませんが(笑)。

頭の中のイメージを具現化していく中で「これができるんだったら、こういうこともしてみたい!」という発想がみなさんの中からどんどん出てきます。そういうときに「あぁ、やってよかったな」と感じますね。

もちろんDX化する上では成果も大事ですが、みなさんの「新しい発想を引き出す要素」の一つになることも大事だと思っています。

――:
会社の雰囲気はいかがでしょうか?

湯川:
いい雰囲気だと思います。

経営層が「改革していきたい」という強い思いを持っていて、社員にちゃんと伝えていますよね。社員も「変わらなきゃ」と応えようとしている。それっていいことだと思います。

面接のときに聞いた「会社をよりよく変えていきたい」というビジョンや思いに対して、言動が一致していますね。

――:
製造部内において、湯川さんのポジションは特殊ですよね。その辺りの難しさはありますか?

湯川:
何かに縛られることなく「自由に発想して実践」できるので、難しいというより、むしろ動きやすくて良い環境だなと思います。

ベネックスでは、新しいことをすることに対しての抵抗感がほとんどないというか。まずはなんでも「やってみよう」という風土がある気がします。

――:
新しいことにチャレンジするのは、前職のときからやられていたんですか?

湯川:
前職は新しいことはしない会社だったんです。

よほどのことがない限り、チャレンジしませんでした。どちらが良い悪いではなくて、新しいことにチャレンジする方が面白いですよね。

――:
湯川さんにとって「いい仕事」とは?

湯川:
「いい仕事」って自分で決めるものではなくて、周りから「いい仕事したね」って言われるものだと思います。そう言ってもらうために、一つひとつの仕事を考え抜いて、実直に仕事と向き合う。これしかないと思いますね。


この記事が参加している募集

社員紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?