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長崎が輝く!映画『こん、こん。』を観ました。

「映画制作を通して、地元長崎を盛り上げたい!」

そんな目的をもって設立された会社『BLUE.MOUNTAIN』によるプロジェクトの、第1作目となった、映画『こん、こん。』。
その熱い想いに共感し、日本ベネックスも協賛しています。

〈横尾初喜監督と弊社社長の対談はこちら↓〉

2023年6月9日には長崎県内での先行公開&初日舞台挨拶があり、弊社社員もお邪魔してきました!
(全国での公開は、2023年9月29日からです!)

今回は、映画を観た木下さん(社長室)・手島さん(社長室)・庄司(環境エネルギー事業部:書き手)で、感想を語り合います。




1.美しい映像と、等身大のキャラクター


庄司:

作品全体の印象はいかがでしたか?

手島:
普段はラブストーリーをほとんど見ないのですが、オール長崎ロケということで知っている場所がたくさん出てきたこともあり、入りやすかったです。

木下:
見慣れた風景なのに、「こんなにきれいだったんだ」って気づかされた。全体的に、映像の色彩がすごくきれいだったよね。

庄司:
特に、海や空の青がすごく美しかったですね。映像の爽やかさと、主人公・宇海のまっすぐな性格が合っているなと思いました。

木下:
もう一人の主人公・賢星が動揺するシーンでカメラが少しブレるのも、映像と心情をシンクロさせているのかなと思った。キャラクターや感情をカメラワークにも反映しているんだろうね。

『こん、こん。』ポスター  @長崎空港。青がとってもきれい…。


庄司:

協賛しているだけなのに、ちょっとだけ制作側みたいな気持ちで見てしまいませんか?(笑)
手島さんは実際にエキストラ出演していましたよね。

木下:
20秒くらい?だいぶ長く映っていたよね(笑)。
手島さんが脇で手羽先を食べながら頷いているのが気になりすぎて、そのシーンは全然頭に入ってこなかった(笑)。

手島:
思ったよりがっつり出てましたね…。初対面の方が目の前にいて、普通にしゃべっている感じでお願いしますと言われ、ああなりました。

左から、手島さんの演技が気になる木下さんと、手羽先を食べていた手島さん。


庄司:

特に印象に残ったシーンはありますか?

手島:
最後に賢星が1人でカメラを構えるところですかね。
宇海と一緒にいた頃に初めてカメラを持ったシーンと重なって、印象に残っています。賢星の心の変化も感じられて、良いシーンだなって。

木下:
賢星宇海を思い出しながら辛いカレーを食べているシーンが印象的だったかな。あれって、男あるあるだと思う(笑)。

庄司:
そうなんですか?たしかに男の人って引きずりそうですけど…。
賢星のキャラクターが、等身大の男子大学生ってことですね。

木下:
あと、宇海が「愛されたかった」って言っていたのは意外だった。
快活で無邪気なキャラクターかと思いきや、家庭環境の複雑さもあって、やっぱり寂しい気持ちもあったんだなって。

庄司:
元気に見えていても、みんな何かしら抱えているんですね。

ポスターの中に、ベネックスのロゴを発見!

2.今の時代だからこそ


木下:

監督は、現代の世の中に愛が足りていないから、愛をテーマにしたんだろうね。

映画とか音楽って時代を投影するっていうけど、いま、賢星みたいに何事も「普通」が良いっていう、欲がなくて流されやすい人は案外多いんじゃないかな。
宇海のようにストレートに「好き」と言える人ってあまりいないいよね。

庄司:
たしかにそうですね。
あとは主人公2人のように、女の子の方が活発で強い、みたいなカップルって多いですよね。

木下:
本で読んだんだけど、平成の30年間で一番変わったのって、女性なんだって。バリバリ仕事して、活躍してっていう女性がすごく増えた。

庄司:
平成で女性が活発に活躍する社会になったという時代の流れで、令和にこういう作品が生まれているのかもしれませんね。

鑑賞後、出演者・監督のサインをゲット!


庄司:

そういえば、主演のお2人が映画の中では素朴な大学生だったのに、舞台挨拶で出てきたらものすごくキラキラしていてびっくりしました。

木下:
出てきた瞬間、スターだって思ったよね。

手島:
めちゃめちゃ芸能人でしたよね。

庄司:
撮影中はほんとうに別人を演じているんだ、俳優ってすごい仕事だな、って思いました。

舞台挨拶の様子。
左から、中野心介さん、栄信さん、主演・塩田みうさん、主演・遠藤健慎さん、横尾初喜監督、立川公彦さん。

3.長崎を「映画の街」に


庄司:

『こん、こん。』は、『BLUE.MOUNTAIN』による長崎での映画制作プロジェクトの第1弾作品なんですよね。
キャストもスタッフも長崎出身の方が多く、ロケはオール長崎とのことでしたが、場所も人も本当に輝いていたな、と強く思いました。

原石が転がっていると分かるし、もっと光るものがたくさんあるんじゃないかと感じましたね。

木下:
そうだよね。
それに、長崎の人が長崎の地でつくったからこそ、一層輝くんだなとも思った。

手島:
4年前に公開された横尾監督の映画『こはく』の制作に学生スタッフとして携わっていた方が、今回「こん、こん。」のプロデューサーやスタッフとして制作を担当しているんですよね。

映画に興味がある長崎の学生がこういうプロジェクトに参加して、そこから羽ばたいていくんだろうなって思うと、ワクワクするし、本当に良いプロジェクトだなと思います。

木下:
長崎といえばちゃんぽんやカステラのイメージが強いと思うけど、そこに映画が並んだらいいよね。「映画の街」って言われるようになったら

手島:
長崎空港の「NAGASAKI」の花文字も、ちょっとだけハリウッド感ありますしね(笑)。

長崎空港上空から見た「NAGASAKI」の文字(Google mapより)。


木下:

映画制作という「一部の人しかできないもの」って思っていたものが、自分たちの手の届く範囲にあるのは励みにもなるよね。
だからこそ、この作品は県内に留めておくんじゃなくて、どんどん広がればいいなと思う。

庄司:
作品自体もそうだし、プロジェクトとしても広がったらいいですよね。
長崎で成功させて、同じようなプロジェクトが他の地方にも広がっていけば、地方も映画界も盛り上がるなって。

木下:
今はNetflixとかAmazonプライムとかを通して、全世界で観てもらえる可能性があるし、こういうプロジェクトからヒット作が生まれたらさらに盛り上がるよね。

庄司:
これからも長く継続してほしいですね。
次回作も楽しみです!

映画鑑賞後、日本ベネックスメンバーで撮った一枚。


(お読みいただきありがとうございました!)

〈映画『こん、こん。』ストーリー〉
何事も「フツー」な毎日を送る大学生・堀内賢星。ある日突然、同級生の七瀬宇海と衝撃的な出会いを果たす。「好き」がたくさんある宇海との会話はどこか噛み合わず、自分と真逆な彼女に戸惑うも、不思議な魅力に惹かれていく。
謎の踊りと染め物のTシャツ。苦手な激辛カレー。興味のなかったカメラ。部屋に飾られた大小の手形。空港が見える秘密の裏山。賢星は、宇海と来るはずだった海岸を見つめ、「特別」な毎日を思い返す。愛に溢れた彼女の抱えるものとはなんだったのか?
豪快な宇海と、合理的な賢星。クスッと笑えて、すれ違いに切なくなる。長崎を舞台に描く、対極的なふたりの「恋」の物語。

映画『こん、こん。』公式サイト

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